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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

天使の傷痕

『天使の傷痕』
西村京太郎



武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。瀕死の被害者は
「テン」と呟いて息を引き取った。意味不明の「テン」とは何を指すの
か。デート中、事件を直接目撃した田島は、新聞記者らしい関心から周
辺を洗う。「テン」は天使と分かったが、事件の背後には予想もしない
暗闇が広がっていた。第11回江戸川乱歩賞受賞作。


素晴らしい作品です。
ミステリのとしての犯人捜しの部分も面白いですが、
それ以上に社会的な問題への問いかけの部分が素晴らしい。

意外な真犯人探しとしてミステリは前半、中間部で完結しますが
そこからさきの動機さがしにおいてもいろいろな伏線回収されます。

そしてこの動機探しで浮かび上がる社会の闇

こんな素晴らしい作品を書いていたんですね。西村京太郎。

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時間を止めてみたんだが

『時間を止めてみたんだが』
藤崎翔


今みんな止まらなかった!?高校生の笹森陽太はひょんなことから自らの
「時間停止能力」に気づく。その能力で同級生の美人・麗奈や、隣の組
のハーフ美人・沙織の胸を…と卑わいなことを企むが、彼女らの胸ポケ
ットには遺書めいた手紙、そしてナイフが!?
下心が一転、学校の闇に立ち向かう陽太の運命は―。

実は好きな作家で全作読んでるかも。
男子高校生が主役で、彼目線での描写のためブラックさは少ない。
また高校生のためか言葉遣い等全体的に軽すぎてついていきにくい部分
はあった。

しかし、ギャグは冴えている。
彼と同じ能力を持った父親のエピソードが爆笑。

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心霊殺人事件

『心霊殺人事件』
坂口安吾



本格推理にして本格文学。安吾ミステリが『不連続殺人事件』だけでは
もったいない!同じくあの巨勢博士が活躍する「選挙殺人事件」
「正午の殺人」、元奇術師・伊勢崎九太夫がいい味を出す
「心霊殺人事件」「能面の秘密」。そして、あずかり知らぬわが涙かな
―傑作「アンゴウ」…。知的パズルの面白さも存分に発揮した全10篇。



巨勢博士は2作品で登場。
登場シーンは僅かだがいかにも名探偵っぽくて面白い。

作品としては「心霊殺人事件」が面白い。
「アンゴウ」はじんわりくる傑作。

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蓬莱

『蓬莱』
今野敏



この中に「日本」が封印されている―。
ゲーム「蓬莱」の発売中止を迫る不可解な恫喝。なぜ圧力がかかるのか、
ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!? 混乱の中、製作スタッフが
変死する。だが事件に関わる人々と安積警部補は謎と苦闘し続ける。
今野敏警察小説の原型となった不朽の傑作、新装版。


新装版という事で購入。

タイトルと紹介文から伝奇小説だったかなと思いながらの再読です。

面白い。
「蓬莱」というゲームをめぐる謎、大きな圧力と対峙する男たち。
警察小説としても安積警部補というキャラが活きいて面白い。

どうしよう。これから今野敏チェックしていこうかな。


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20年前の小説のためか、登場する政治家はスキャンダルを恐れている。
今の政治家は、スキャンダルなんていくらでもごまかせるので気にして
いない、というところが世の流れか。
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七人の中にいる

『七人の中にいる』
今邑彩



クリスマスイヴを控え、ペンション「春風」に集った七人の客。
そんな折、オーナー・晶子のもとに、二十一年前に起きた医者一家虐
殺事件の復讐予告が届く。刻々と迫る殺人者の足音を前に、常連客の
知られざる一面があらわになっていき…。復讐を心に秘めているのは
誰か。葬ったはずの悪夢から、晶子は家族を守ることができるのか。


面白い。
招待客の中にいるだろう脅迫者を絞っていくスリラーです。
怪しいと思えばすべてが怪しく感じられていく。
いざ違うことが明確になれば怪しさも消えていく。
この繰り返しの物語ですが飽きさせなく終盤まで突っ走ります。

ここでの脅迫を受け取った側のオーナー女性については
あまり感情移入できないような突き放したような書き方なのも面白い。
(そういう背景もあるのですが)

今邑彩は短編はキレがあり、長編は練ったストリーが素晴らしい。
やはり素晴らしい作家さんです。

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うっかり鉄道

『うっかり鉄道』
能町みね子



錆びた看板に初めて魅かれたのは、能町みね子が中1の時だった。
そんな著者が全国ローカル線を計画性不十分にめぐるとどうなるか。
「平成22年2月22日の死闘」「琺瑯看板フェティシズム」
「あぶない! 江ノ電」など、タイトルからして珍妙な乗り鉄イラスト
エッセイが出来上がるのです。本書を読めばあなたも鉄道旅に出たく
なる……たぶん!


「平成22年2月22日の死闘」が特に面白い。
これは何鉄というのだろう?

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ぼくの歌・みんなの歌

『ぼくの歌・みんなの歌』
森達也



極寒のシベリアで心に染みる「ホテル・カリフォルニア」。
ニール・ヤングと武道館。転校といじめとボブ・ディラン。
空虚な歌詞に魅力が詰まるピンク・レディー。「イマジン」と9・11。
忘れられない人との思い出とザ・ブルーハーツ。
すべての人生は歌とともにある。読書は音楽とともに。
珠玉のエッセイ集。


音楽を語るというより70年代という時代を語る名エッセイ。
曲と自らの体験がここまで共鳴するエッセイって他にはない。

一番印象に残ったのが「出発の歌」の項。
小室等の反骨精神、しかし露骨なアジテーションには違和感を表明する
態度について語る。

小室は無理をしない。表現者としての矜持を胸に秘め、同時に自然体な
のだ。だからしなやかで強い。妥協はしないが優しい。前出の本の前書
きには、小室の座右の銘が記されている。

おどおどしながら、しかし、退かず

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