03«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

働く男

『働く男』
星野源
働く男 (文春文庫)


音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、
過剰に働いていた時期の自らの仕事を解説した一冊。
映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きコード付き歌詞、
出演作の裏側ほか、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。
文庫化にあたり、書き下ろしのまえがき、
ピース又吉直樹との「働く男」同士対談を特別収録。


面白いなあ。

星野源さんは何より文章のリズムがイイ。
上手いなあ。
あれで面白さが増幅している気がします。

映画エッセイなんて、
自身のエピソードから入りなかなか映画に触れないのだが
着地点は見事決める。
天性なのか。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


ご本人の「凛々しい」前バリ姿の写真あり。
tb: 0 |  cm: 0
go page top

殺人犯はそこにいる

『殺人犯はそこにいる』
清水潔
殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)


5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、
半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか?
なぜ「足利事件」だけが“解決済み"なのか?
執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、
そして司法の闇を炙り出す――。
新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、
「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。


とても重い内容だが大変面白い。
北関東連続幼女誘拐殺人事件を追跡した骨太のルポ作品です。

「足利事件」が冤罪であることを立証していく様は異様な迫力です。
この中で、警察、検察、そしてマスコミの闇の部分が明らかに
なっていきます。
DNA鑑定というものの不確かさも描かれています。

しかし、冤罪をはらしたり司法の闇を暴くのは目的ではなく手段。
どこかにいる真犯人を追い詰めるために必要な事。

著者は丹念な取材と実地調査で真犯人を特定し、
その情報は警察に提供もしています。
ルパンに似ていたという情報から本書では「ルパン」と呼称しています。

しかし時効であること等を理由に何故か動かない警察。
冤罪事件であったなら真犯人は今も何処かにいるはず。

最終章の言葉こそが本書の重要な部分です。

何度も何度も報じたぞ。
ルパンよ、お前に遺族のあの慟哭は届いたか。
お前がどこのどいつか、残念だが今はまだ書けない。
だが、お前の存在だけはここに書き残しておくから。
いいか、逃げきれるなどと思うなよ。


本書は”文庫Ⅹ”として内容を伏せられて販売されていたことでも
話題になりました。
本が売れない時代、ましてや地味な(新潮)文庫のノンフィクション。
しかしこの本に感銘を受けたとある書店員さんが、
多くの人に読んで貰えるよう、あえて目隠し状態で販売したのが
この”文庫Ⅹ”でした。
オリジナルの文庫を、書店員さんの手書きのメッセージで埋め尽くされた
カバーでくるんでいるのですが
ここに書かれた文章にも熱いものがあります。

本ってやっぱりいいな。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


この”文庫Ⅹ”ですが、大きな話題(本好きだけ?)になったものの
その中身については解禁になるまでは、
多くの読者もメディアもブロガーの伏せていたようです。
この時代にこれもまたいい話ではないか。

tb: 0 |  cm: 0
go page top

タモリと戦後ニッポン

『タモリと戦後ニッポン』
近藤正高
タモリと戦後ニッポン (講談社現代新書)


まったくあたらしいタモリ本!タモリとは「日本の戦後」そのものだった!
終戦直後に生まれ古希を迎えた稀代の司会者の半生と、敗戦から70年が
経過した日本。双方を重ね合わせることで、あらためて戦後ニッポンの
歩みを検証・考察した、新感覚現代史!


面白かったです。
新書としては厚みのある本ですが一気読み。
戦後ニッポンというくくりはよく掴めなかったが
生い立ちが後の芸風や生き方に影響しているようでした。
またデビュー前後の多くの方との交わりが面白かった。

もともと「密室芸人」という知識から入っているので
こんなものまで買っています。
タモリ


にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』
二宮敦人
最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常


入試倍率は東大の3倍!
卒業後は行方不明多数!!
「芸術界の東大」の型破りな日常。

才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。
口笛で合格した世界チャンプがいると思えば、
ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で
究極の美を追究する者あり。
お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は
実在するのか?
「芸術家の卵」たちの楽園に潜入、
全学科を完全踏破した前人未到の探訪記。


著者の奥さんが現役藝大生のようでとぼけた会話が面白い。
全編こんな感じで進むのかと思ったら、
あとは藝大生達への結構真面目なインタビューをもとに構成されており
彼らの生態?が大変面白く興味深かった。

彼らと無縁の場所にいるありふれた私には
想像もつかない何かがあるようです。

本書はどちらかというと真面目なルポでした。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


tb: 0 |  cm: 0
go page top

ほぉ…、ここが ちきゅうのほいくえんか

『ほぉ…、ここが ちきゅうのほいくえんか』
てぃ先生
ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか
ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか

以下すべてこの本の”商品説明”ですが、
その中の2つの例で感覚がわかるでしょうがとてもいい内容です。


フォロワー18万人超え! !
保育園児とのやりとりが“かわいすぎる! "と話題の
てぃ先生、初の書籍! 早くもメディアで話題沸騰!

子どもたちの鋭い視点にハッとさせられることってありませんか。
でも保育園では、それが日常茶飯事。男性保育士である著者は、
そんな子どもたちの感性豊かな言動をメモしていました。
それをSNS、ツイッターで紹介しはじめ、あっという間に大人気に。
例えばその投稿は……



男の子(4歳)が段ボールで剣を作って「せんせい! みて! 」
と見せてくれたので「おぉ、すごい! 誰をやっつけるの?」と聞いたら
「だれを やっつけるんじゃない! だれを まもるかだ! 」と答えた。
僕は何だか恥ずかしくなった。その気持ち大切にしてほしいな。



女の子(5歳)に「せんせい、どうしたら おとな になれるの?」
と聞かれたので「うーん…20歳になったらかなぁ」と答えたら、
そばにいた男の子(5歳)が
「『こどもになりたい』と おもったら じゃない?」
と素敵な答えを言った。本当にそうかもしれない。



ほかにも、「どうしてそう捉えた?」という笑えるエピソードから、
涙腺が緩んでしまうかわいらしいエピソード、子どもならではの考え方に
ハッとさせられる言葉まで、今年、もっとも笑顔になれる1冊の登場です!



にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


こういうのも読むのです。
tb: 0 |  cm: 0
go page top

作家の収支

『作家の収支』
森博嗣
作家の収支 (幻冬舎新書)
作家の収支 (幻冬舎新書)


著者は19年間で15億円!

作家は、どれだけ儲かるか?

誰も書かなかった小説家の収入の秘密と謎を、
余すところなく開陳した前代未聞の1冊。

・あなたは小説家の文章がいくらで売れる知っているか?
・僕は1時間で6000文字(原稿用紙約20枚分)を出力する。
・傑作も駄作もエッセィも原稿料はあまり変わらない。
・人気作家の人気とは「質」ではなく、あくまで読者の「量」のこと。
・印税はふつう10%だが、交渉次第で数%上がる。
・1冊も売れなくても印税は刷った分だけ支払われる。
・これといったヒットもないのに、
いつの間にか「Amazon 殿堂入り作家20人」に!



どのくらい印税が入るのか。
雑誌掲載時はいくらもらえるのか
アニメ化の場合は?
テレビドラマ化の場合は?
講演料は?
インタビュー受けると?
など下世話な話題で埋め尽くされた本です。
なかなか作家の方はこの話題に触れないのでしょうが
森さんはばんばん開陳しています。

森さんは恐ろしい事に、作家は割のいい商売だ、なんていっています。
時給に換算するとものすごく高いらしい。
また経費もほとんどかからないらしい。

しかしそれは森博嗣さんだから出来ることなんでしょう。
まず1時間で6,000文字出力、というところが尋常でなく
しかもそれは書きたいことが映像化されて頭の中にあるかららしい。
普通の人が考えに考えて書くところを、森さんはそのロスがない。

凄い人としかいいようがないですなあ。

本人は自慢しているつもりはないのでしょうが、
結果的には大自慢大会の内容でもあります。

面白く楽しい本でした。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


だけど、何か書きたいものがあるわけじゃなく割がいいから作家、
という捉えられ方をされても仕方ない気もする。
(それは凄い才能ですが)

tb: 0 |  cm: 0
go page top

はい、泳げません

『はい、泳げません』
高橋秀実
はい、泳げません
はい、泳げません


超がつく水嫌い。小学生の時にプールで溺れて救急車を呼ばれた。
大人になっても、海・湖・川などたくさんの水を見るだけで足がすくむ。
なのに、なぜか水泳教室に通う羽目に。
悩みながら、愚痴りながら「泳げる」と「泳げない」の間を漂った2年間。
混乱に次ぐ混乱、抱腹絶倒の記録。
史上初、〈泳げない人〉が書いた水泳読本。
泳げるようになって、人生変りましたか、ヒデミネさん?


第1章、水がこわくて仕方がない、が可笑しい。
プールの授業がいやで色んなウソを交えて休もうとしていたのが
今の人格形成につながった、というくだりは大爆笑です。
なるほど私の人格形成もこんな感じで出来てきたんであろうなあ。

その後の章は、スイミングスクールでの出来事を
とぼけた味わいで描いています。

全編可笑しい。桂コーチとのやり取りもいい。
高橋さんの筆にかかると皆いいキャラになりますね。
もちろん高橋さん本人がトボケたいいキャラだからでしょうが。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


当然ながらこれ読んで泳げるわけではありません。
(高橋さんは泳げるようになりました。)
tb: 0 |  cm: 0
go page top

「警察ドラマ」のトリビア

『「警察ドラマ」のトリビア』
倉科孝靖・市川哲史
「警察ドラマ」のトリビア ~ドラマを100倍楽しむために (竹書房新書)
「警察ドラマ」のトリビア  ~ドラマを100倍楽しむために (竹書房新書)


今や百花繚乱の「警察ドラマ」。実際の警察の現場や組織の話も、
ある程度知っていた方がドラマをもっと楽しめる時代になっています。
そこで、各警察ドラマの監修者として活躍する“検視と警察組織の
生き字引き”、「チーム五社」の倉科孝靖が、「警察組織の詳解」から
「間違い指摘」、「とっておきの話」まで、Q&A方式で綴ります。
警察ドラマファンに送る「座右の書」。


元で警視長(警察機構で上から三番目の凄い役職)まで登り、
現在はドラマの監修を行っている倉科さんが語るという内容です。
聞き手と構成は市川哲史。
音楽評論家でロッキング・オン等でお馴染みです。
こんな事もやっているんですね。

しかし、せっかくの倉科氏の語りなのに
語尾に”(笑)”ってやたらといれるのはいただけない。
市川氏のホームグラウンドであるライナーノーツでやる分にはいいけど。
さらには(爆苦笑)だの
(爆失笑)だの
(達観笑)だの
(懐古笑)だの
(困笑)だの
(雪崩苦笑)だの
もういい加減にしてほしい(笑) 

”かっこ、笑い”の発展形を目論んでいるのか、
自分のカラーを出そうとしているのかどうかわかりませんが
完全に空回りしてます。
そして語りの流れを断ち切ってしまってます。
正直、そこが気になってしかたがないし、その印象しか残らなかった。

残念。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


音楽評論の中での笑いの入れ方は上手いし好きなんですけどね。

tb: 0 |  cm: 0
go page top

世界のオモシロお仕事集

『世界のオモシロお仕事集』
盛田則夫
世界のオモシロお仕事集 (中公新書ラクレ)
世界のオモシロお仕事集 (中公新書ラクレ)


この惑星には、あなたが想像もつかないような職業がこんなにたくさん
あった!数々のオモシロお仕事を、コンパクトに解説。
笑いつつ仕事=人生についてまで考えちゃう、極上娯楽本。


著者名がなんとなく経営者っぽく硬いのですが、
奥さんとの共同名義「のり・たまみ」の人といえばくだけてきますね。

タイトル通り変わった仕事の紹介本です。
気になったところとしては、

「ラビット」
マラソン大会で序盤から中盤にて先頭集団で走り、ペース・メーカーや
風よけとなる人の事。レース自体は途中ですーっといなくなるそうですが
かなりの実力者がやっているらしい。

とこんな感じで、馴染みのあるものからないものまで
各種取り揃えております。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


tb: 0 |  cm: 2
go page top

からくり民主主義

『からくり民主主義』
高橋秀実
からくり民主主義 (新潮文庫)
からくり民主主義 (新潮文庫)


賛否入り乱れる基地問題! 「反対」で生計を立てている人もいて、
ことはそう単純ではありません。民(みんな)が主役の民主主義は、
でも実際に現地を訪れるとその「みんな」が意外と見つからないのです。
「世論」、「国民感情」、「国民の声」の主は誰か? 米軍基地問題、
諫早湾干拓問題、若狭湾原発問題
──日本の様様な困った問題の根っこを見極めようと悪戦苦闘する、
ヒデミネ式ルポ。



いろいろな問題があり、
それに反対する声が報道で大きく取り上げられる事もある。
そんな状況での現地の人の対応を丹念に拾っていく様がいい。
”反対”を演じる人、賛成だけど言いにくい人、
こんな人達の生の声をユーモラスに取り上げている。
ヒデミネさんのキャラクターと取材のうまさによって
出来上がった極上のルポです。

そしてヒデミネさん自身は結論が出せず困っている。

この困り具合と本書のキモは、村上春樹(!)さんによる解説に詳しい。
ニヤニヤ笑いながら読みましょう。

高橋秀美さんの事は知ってから数年程度ですが、
この本での一編「親切部隊」は
1998年の別冊宝島『実録!サイコさんからの手紙』に書かれたもの。
そうするとこの時期にすでにヒデミネ式ルポを読んでいたんだなあ。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話