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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

女たちよ!

『女たちよ!』
伊丹十三
女たちよ! (新潮文庫)

日常の振る舞いにこそ、その人となりは現れる。スパゲッティの召し上が
り方、アルコールの嗜み方、サラダの本格的な作り方、クルマの正しい運
転法、セーターの着こなし方、強風下でのマッチの点け方、そして「力強
く、素早く」の恋愛術まで。体験的エピソードで描かれる実用的な人生論
風エッセイ。真っ当な大人になるにはどうしたらいいのか? そんな疑問を
持つ「男たち」へ――。


昭和43年に刊行されたエッセイ集です。
個々の内容には時代故の古さはありますが、
読んでいる間にだんだんそんな細かいことも気にならなくなってきます。
大人の男の嗜み方の指南書といっていいかどうかわかりませんが、
そのようなとらえ方をする読者も多かったようです。

ちょっと気障で力の抜けた部分もあり、まあカッコいいってことです。

昭和43年!こんなお洒落な本があったんだなあ。

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伊丹十三、いいね。
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趣味はなんですか?

『趣味はなんですか?』
高橋秀実
趣味は何ですか? (角川文庫)


無趣味人の著者はふと考えた。
蕎麦打ち、ヨガ、ガーデニングにボウリング…
世間に趣味は数あれど、自分が打ち込めるものはあるのだろうか。
東にカメを飼う人がいれば話を聞きに行き、
西に手相趣味の人がいれば占ってもらう。
消印収集の奥深さに驚き、階段を愛でるために上り下りする―。
見て、聞いて、やってみた趣味漫遊記!
これを読めば自分にぴったりの趣味が見つかる、かもしれない。


とにかく面白い。
高橋さんの、これらの趣味人への対応、実際の体験談、とぼけている。
趣味を語る人もどうもとぼけている人が多いようだが、
それにもまし高橋さん自体がとぼけていておかしい。

以下は本書より消印蒐集が趣味の方のエピソード

-それで、他の方たちは完集できたんですか?
「10人中5人完集しました。」
-あとの5人の方は?
「途中で亡くなりました。」
私は絶句した。完集に必要なのはお金ではなく、寿命だったのである。


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私の趣味は 「本を買う」です。




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考えない人

『考えない人』
宮沢章夫
考えない人 (新潮文庫)


見舞い品としてウクレレを持参する人、
テレビで健康にいいと紹介されると納豆が売りきれる謎、
大仏を見たときに思わずつぶやく「でかいな」のひと言、
行き先を知らずに走り出すタクシー運転手――。
巷に溢れる「考えない人たち」の行状を描く「考えない」ほか、
「ぎりぎりの人」が思わず口にする言葉を考察した「がけっぷちからの言
葉」など読む方も思いきり力が抜けるエッセイ集。


遠方の友人を訪れた際に「考えない」発言があった。
ドライブ中友人が「何が食べたい?」と聞いてきた。時間も昼時である。
「ハンバーグ」と私は答えた。その後、その会話は続かなかった。
そしてしばらくして友人は
「さてそろそろ昼飯だな」といってラーメン屋へ車を停めた。
ハンバーグはどうなったんだ。
ハンバーグ定食があるのか。
あるいは新機軸のハンバーグラーメンが存在するのか。
そんなものはなく私はラーメンと餃子を注文した。
さっきの会話はなんだったんだ。友人も「考えない」人であった。
しかしラーメン屋であってまだよかった。
「どぜう屋」だったら訳がわからない。
大体バイパス沿いに「どせう屋」なんてあるものか。

フランク・ザッパにNo Not Nowという曲がある。
邦題は「今は納豆はいらない」
「考えない」とつい思ってしまうがこれは「考えた」事例であろう。
何しろ納豆だ。”今は”、”~ない”、は正しそうだが納豆だ。
フランク・ザッパは納豆を食べるのであろうか。食べるもんか。
邦題に新しい地平をみる。

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ヤクザと原発

ヤクザと原発
鈴木智彦
ヤクザと原発 福島第一潜入記 (文春文庫)

「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる」某地方の暴力団組長。
暴力団専門ライターが実際に働いたからこそ書ける原発という巨大な
シノギ。命懸けの衝撃ノンフィクション。

副題が、福島第一潜入記であり、ジャーナリストでは初めて作業員として
福島第一原子力発電所に入ったそのルポになっています。

ヤクザと原発の関係をテーマとしながらも、そこで働く(あるいはそこで
しか働けない)人々を丁寧に追っていた気がします。この本は原発の是非
を問うものではなく良いも悪いも言っていない所が読みやすさの理由かも
知れません。ただ自分が作業員として体験したことを素直に書いているよ
うに思います。中がどうなっているのか、どんな作業をしているのか、ど
んな人が集まってきたのか。いってみれば下世話な好奇心を満たしてくれ
るルポとなっています。

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さて、この福島原発問題を受けキリンジも「祈れ呪うな」という曲を発表
しています。

インタビュー記事より

自分がそういう歌を作るにあたっては、「原発をやめよう」とか、そうい
うことを具体的に訴えるんじゃなくて、「今こういうような状況で、こう
いう関係性がある」とか、「こういう立場の人もいれば、こういう立場の
人もいて、にっちもさっちもいかなくなってる」とか、そういうことが歌
いたいと思ったんじゃないですかね。



風に煽られて躍る新聞紙
本当のことが誰にも判らない
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オカマだけどOLやってます。完全版

『オカマだけどOLやってます。完全版 』
能町みね子
オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)


能町みね子、2×歳。都内の某会社でOLとして働き始めて3年、実はまだ
「チン子」がついています。会社の人は誰もそのことを知りません…。
オトコ時代について、恋愛のお話、ドキドキOL生活など、大人気脱力系
イラストエッセイ本『オカマだけどOLやってます。』シリーズを再構成
し、一冊にまとめた完全版。


よくわからないがなんとなく名前を知っていた気がして買いました。

面白い。イラストもかわいい。
「チン子」表記がたくさん出てきます。

特殊な事情の方ではあるとは思いますが
文章のテンポもよく普通にエッセイとしてもいい感じ。
他のも読みたい。

もちろん本書は「チン子」OLの日常話があり、
その辺の事情もあり特に面白いんでしょうけど。

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妖怪と歩く

妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる (新潮文庫)
妖怪と歩く―ドキュメント・水木しげる (新潮文庫)

『妖怪と歩く』

水木しげるという人はいつどこにいても自分の心を楽しませるものを
即座に見つけだすことができる、だから幸せなのだと思った。
『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』などで知られる
漫画家・水木しげるに二年にわたり密着取材し、手塚治虫と並ぶ巨匠の
実像を多面的に描く渾身のノンフィクション。

ということですが、
本作の初版は平成6年(文藝春秋)、
私が読んだのは平成22年の新著文庫版ということで
水木しげるさんは妖怪の如く何年たってもすぅーっとでてくるんですね。

結局水木しげるとは何者なのか、
誰もがわからないままその人間的魅力にはまっていくのですが
けっして聖人でないところが面白い。むしろ俗物。現実主義。
これってねずみ男!!

そんなエピソードも満載の面白いノンフィクションでした。

***********************
水木マンガによく出てくるあの人 ”眼鏡出っ歯”
桜井昌一さんって方がモデルだそうです。
是非検索を。


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カネ遣いという教養

カネ遣いという教養 (新潮新書)カネ遣いという教養 (新潮新書)
(2013/10/17)
藤原 敬之

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『カネ遣いという教養』
たくさんカネを使ってきました。だけど2度の離婚で今はカネなしです。

という本です。

何が面白いかというと
・離婚した、という描写がやたらと入る。
・自分はこう思う、で何もアドバイスしていない。

話題は豊富でいろいろな買いものの状況がまあ楽しげに語られますが
そこからなにかを導くこともありませんでした。

ネタがネタなのでここから”教養”を強引に押し付けてくるよりは
よっぽどすっきりしていますが
ちょっと買い物自慢、目利き自慢に終始し過ぎたかもしれません。

ちなみにこの著者、自力で高収入を得ていた方で
ビジネスマンとして超エリートであり成功者。
親のカネを使っていた、というわけではありません。

まあそんなこともありそんなにイヤミな印象はなかったです。

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いざ志願!おひとりさま自衛隊

いざ志願!おひとりさま自衛隊 (文春文庫)いざ志願!おひとりさま自衛隊 (文春文庫)
(2013/02/08)
岡田 真理

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聞く力―心をひらく35のヒント

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)
(2012/01)
阿川 佐和子

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『聞く力』

インタビュアーとしても活躍する阿川佐和子さんの本です。

インタビューの心得集というか
”良い話”が詰まっています。

新書というフォーマットや”力”という書名から
なにか実践的なものも想像されますが
あくまでも軽いエッセイ的な内容です。

でもなんだかこのふわっとした持ち味はいいですね。

御馴染み?の未婚ネタも随所に出てきます。

さてアマゾンレビューをみていたら
本書はベストセラーだったことがわかりました。
奥付を見たら確かに2012年1月第1刷→2013年1月第28刷!

内容との差はともかく
良くこの地味な書名で出版しましたね。
いまどきの新書のタイトルとは反対を向いています。

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ルポ ゴミ屋敷に棲む人々

ルポ ゴミ屋敷に棲む人々 (幻冬舎新書)ルポ ゴミ屋敷に棲む人々 (幻冬舎新書)
(2012/05/30)
岸 恵美子

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『ルポ ゴミ屋敷に棲む人々』

いわゆる”ゴミ屋敷”というものに
軽薄ながら興味があったので読んでみました。

おもしろおかしく、ゴミ屋敷とそこに住む人たちを紹介した本、
だと思っていましたが違っていました。

悪臭のする不衛生な「ゴミ屋敷」で、他者の介入を拒否し、
物に埋もれながら暮らす人々が増えている。
彼らの多くは、実は「セルフ・ネグレクト」の状態にある。
セルフ・ネグレクト(自己放任)とは、自分の生活に極度に無関心となり、
著しく生活環境と健康状態が悪化する状態のことで、やがては孤立死に至る。


ということで本書のテーマは「ゴミ屋敷」よりも「セルフ・ネグレクト」です。

読み物としては面白みには欠ける(内容的に当然ですが)のですが
いろいろ考えさせられてしまう本です。

今、私たちはそのような状態になることなど考えもしませんが
やがて年老いて自分で動けなくなり
周りに頼れる人がいない状態が続くと
このような自己放任に陥ってしまうのかもしれません。

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ところで「住む」でなく「棲む」ってのは凄みがあります。
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