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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

十三番目の陪審員

十三番目の陪審員 (角川文庫)十三番目の陪審員 (角川文庫)
(2001/08)
芦辺 拓

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プロローグは、想定外に発生した原発事故の状況と
原発設置許可取消しを求める住民請求への判決内容から始まる。
なにやら日本の状況を予見したかのようなプロローグであります。

物語は、
いかにして冤罪がつくり出されるかを告発すべく架空の犯罪を作り上げるも、
そのまま別の殺人事件の容疑者にされてしまった男の話で、
舞台設定は陪審員制度が復活したばかりの現代日本です。
(これが書かれたのは10年以上前のようです)
お馴染み森江春策が活躍しますが、
前半の医学ミステリー的な部分も充実、
また後半の法廷劇も当然充実、
そして冤罪、陪審員制度に対する知見も面白く
読み応えある作品でした。

作者は陪審員制度に肯定的なスタンスのようで
その効用?は再び原発事故に関わるエピローグにて表されています。



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歴史街道殺人事件

芦辺拓の森江春策モノです。
あとがきで作者が述べているように
いかにもありそうなトラベルミステリーっぽい題名で油断させといて
実は本格ファンを唸らす、という意図があったようですが、
この題名には本格ファンがくいつかず、
どうも売れなかったようです。

またその手のトラベルミステリーファンが喜ぶ要素は少ないと思われるので
そこでも評価低いのでは?

バラバラ殺人を扱っていますが
最後にとんでもない結果が待ちかまえています。
まさに本格です。

歴史街道殺人事件 (徳間文庫)
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殺人喜劇の13人

殺人喜劇の13人 (講談社文庫)殺人喜劇の13人 (講談社文庫)
(1998/10)
芦辺 拓

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たぶん発表当初に読んでいますが
つまらなかった、という印象しか残っていませんでした。
1.関西弁が合わなかった(ごめんなさい)
2.登場人物も文章も軽佻
よってこの作者のものは当時は避けていたのですが
その後、何作か読んでみるとその限りでは
手堅く面白い作品が多かったので
ここら辺を確認すべく再読しました。(ほかの未読本は沢山あるのに!)
1.については、いまやまったくそんなことはないのですが
当時はなにかしらの拒否反応があったようです。
翻訳モノでは関西弁は出てきませんからなあ。
2.については構成上そうなっていたためと確認できました。

鮎川哲也の『りら荘事件』のような作品がなかったので自分で書いてみた、
という作者のコメントどうり
『りら荘事件』のように多彩な仕掛けに圧倒されます。
(動機・実現性はあまり気にすべきでないところも同じ)

再読結果:とても面白い作品
(未読本を積んでも読み返した価値があって救われた)
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