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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

顔 日本推理作家協会賞受賞作全集 (9)顔 日本推理作家協会賞受賞作全集 (9)
(1995/05)
松本 清張

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毎度お馴染み日本推理作家協会賞受賞作全集です。
昭和32年受賞ということで「点と線」よりも前になるようです。

「顔」
売れることで顔が知られ、過去の犯罪が発覚するのを恐れる俳優の話。
俳優側ともう一人の立場から描かれています。終わり方もいいですなあ。

「殺意」
犯行方法探しと動機探しの話だが途中、別の事件との対比表なんてものも出てきて
そういった仕掛け心が楽しい

「なぜ「星図」が開いていたか」
タイトルどうりのなぜ?から犯罪が発覚していく

「反射」
倒叙もの。容疑者となることを想定した上で、極力作為的なことを避けた犯罪が暴かれる。
本当につまらないところで暴かれます。

「市長死す」
行方不明の市長が転落死。気になる職員がその謎を追求します。

「張込み」
容疑者の元愛人に張込む刑事。この元愛人の生き方の物語です。

ところでこの短編集では通常 ”~だった。”などの小さい”っ”が
すべて大きい”つ”となって”~だつた。”と表記されていました。
これって当時はこうだったのか、松本清張のクセなのか、どうなんでしょうか。
調べるのもメンドーなので調べませんが・・・

↓メンドーでも応援よろしくお願いします。


しかし松本清張、上手いですね。
すべて読み応えあり。
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コメント

No title

「っ」と「つ」については、当時はかなりアバウトでありました。

だって、ハヤカワミステリなんて、そうとう遅くになるまで頑固に「つ」で押し通していましたからねえ。

ワープロが普及するまで、そのほうが植字工が字を拾うのに好都合だった、という面もあるのでしょうけれど。

清張自身がどう考えていたかはわかりません。しかし、新字新かなの新潮文庫版で育った身としては、別に「つ」でなくてもいいじゃん、と思うのも事実であります。

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2012/12/26 16:14 * edit *

Re: ポール・ブリッツさん

ありがとうございます。

”清張文体”という訳ではないんですね。

私はこの表記には始めてお目にかかりました。
この文庫の1作目が
主人公の手記という形式だったので
主人公のクセ という設定かと思ったら
他の作品でもそうなっていたので
かなり違和感を持って読みました!

するとこの時代
うぁー とか くぅ~
とかの小さな表記なんてまったくあらわされなかったんですな。



URL | 面白半分 #-
2012/12/26 21:45 * edit *

No title

「ぁ」とか「ぅ」とか「ぉ」なんかを多用する作品がまったくなかったというわけでもないでしょうが、使う人はかなり実験的なことをしているという自覚があったと思います。橋本治なんかの作品が、「昭和軽薄体」などといわれてセンセーションを巻き起こしたのが昭和も遅くなってからのことであるくらいですから。

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2012/12/28 22:17 * edit *

Re: ポール・ブリッツさん

「昭和軽薄体」というフレーズは聞いたことあります。
たぶん橋本治がそれならちょっと苦手な文章です。

東京創元社の「本格ミステリフラッシュバック」というガイド本に
橋本治の「いがいとぼくらはなんとかかんとか殺人事件」というのが
紹介されており気になっていたのですが
ブックオフで見つけたときもちょっと読んで、
自分には向いてないので購入をやめました。

URL | 面白半分 #-
2012/12/29 14:37 * edit *
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