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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

時の流れに ~ ポール・サイモン

時の流れに時の流れに
(1997/11/25)
ポール・サイモン、サイモンとガーファンクル 他

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1975年のグラミー賞受賞アルバムです。
こういっては何ですがよく最優秀アルバム賞をとったなあ、という感じです。
わかりやすい曲といえばタイトル曲と「悲しみにさようなら」ぐらいで
あとはひねくり回しすぎてポップさを放棄したような曲ばかりです。
しかしだからこその最優秀アルバムなのか?
やはり売れたから受賞させるなんて事がない権威ある賞ですね。

さてタイトル曲「時の流れに」は
電子ピアノのおしゃれな響きに始まる
サイモン流大人のラブソングになっています。
この曲を聴いてから改めてS&Gに戻り
ポール・サイモンの都会的なセンスに気づかされたわけです。
シングルでどこまで売れたのかは知りませんが
代表曲であり屈指の名曲です。

「マイ・リトル・タウン」
アート・ガーファンクルをゲストに迎えての作品ですが
陰鬱な曲で”わかりずらい”曲調が展開されます。
なにしろこのマイ・リトル・タウンは死と死にゆくものたちしかない街なのです。

「きみの愛のために」
都会派ポール・サイモンのみが作って歌えるような
これまたとらえどころのない不思議な曲。
後年の『ワン・トリック・ポニー』に多くみられるような曲です。

「恋人と別れる50の方法」
こういったタイトルは結構見かけますがこれが最初なのでしょうか。
アコースティック・ギターの響きが味わい深いですがこの一風変わったところもサイモンならではです。

「ナイトゲーム」
エレキギターでの弾き語り。
完全にポップさを捨てています。

「哀しみにさようなら」
やっと元気な曲が出てきます。
ロック/ゴスペル調であり女性とのデュエット曲でもあります。

「ある人の人生」
これもヘンな曲調です。
自然にメロディをつなげれば美しい曲になりそうなところを
わざと外しているように思えます。
ここら辺がニュヨーカー?

「楽しくやろう」
ちょっとブルージーなサウンドですがやはりヘンです。
”渋い”といった方向とは無縁です。

「優しいあなた」
これもヘン。
メロディの起伏をあえてなくしたかのようです。

「もの言わぬ目」
これはシンガーとしてのポール・サイモンの力量をしめすにふさわしい曲です。
しかしここでもメロディは真っ当に進行しません。

といったように
心地よく美しいメロディを期待すると唸ってしまうようなアルバムですが
不思議な味わいをもたらす”都会派”サイモンの最高傑作です。

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コメント

No title

収録曲を少し聴いてみましたが、
ジャジーだったり、ゴスペル調だったりでしたw。
路線変更をねらって〝ヘン〟な事をやってみたのでしょうかね(^_^)

ちょっと調べてみたら、その後のポールは
民族調路線を突っ走り、さらに〝ヘン〟になってしまったそうで…(^^ゞ

URL | るいちゃんぱぱ #xxZpd5tk
2012/08/12 12:37 * edit *

Re: るいちゃんぱぱさん

その『グレイスランド』でまたしてもグラミー最優秀アルバム賞を取ってしまうのですから
ポール・サイモンは凄い。

日本では”S&Gの小さい方”の扱いですが
アメリカでは確固たる地位を築いているんですね。

URL | 面白半分 #-
2012/08/12 18:55 * edit *

No title

またお邪魔します。
自分もこのアルバム好きでよく聞いてました。
「恋人と別れる50の方法」で男の名前がきれいに韻を踏んでいたり、アートがきれいな曲を歌いすぎると言うことから敢えて陰鬱な「マイリトルタウン」を歌わせたり、と一筋縄でいかないこの人の個性がよく出てますよね。

URL | HY #-
2012/08/14 19:48 * edit *

Re: HYさん

マイ・リトル・タウンはそんなウラがあったんですね。
これは知りませんでした。

しかしこのアルバム、私も好きですが
やはり万人向けとは思えませんね。

わかりやすい楽曲を作ることは簡単なんでしょうが
さすが外してきますね。
ここらへんの感覚はいいなあ。

URL | 面白半分 #-
2012/08/14 22:28 * edit *
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