渡辺香津美『MOBO倶楽部』
2021/02/20 Sat. 15:49:34 edit
毎度お馴染みタモリ倶楽部でなくてMOBO倶楽部。
”傑作『MOBO』を受け継ぐ形で、当時ライヴを繰り広げていた我が国の実力派メンバーたちと展開したユニットの1作目。”だそうです。
クセの強い音楽。
クレジットを見るとほとんどの曲でベースが二人参加しているというあたりもクセモノだ。
打楽器もドラムとパッカーションの二人体制。これにキーボードとサックスとギターが加わる。
プログレ風味の強いジャズロックといったところか。
流れるような美しいいギターフレーズは出てこずあまり目立たない。(でもギターシンセを多用しているようで気付かないだけでギターパートは多いのかもしれない)
ドラム+ギター+ベースのトリオによる「CIRCADIAN RHYTHM」が一番聴きやすい曲だがそれでもだんだんねじれていく感がある。
後年1987年の『スパイス・オブ・ライフ』ってここら辺を聴いていたファンからするとそれほど異質ではなかったのかもしれません
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コメント
渡辺香津美
渡辺香津美は天才ジャズギタリストとして17歳でレコードデビューして、数年後にはジャズ畑からのクロスオーバーギタリストとして、日本のフュージョンを牽引、YMOにも参加したり、八面六臂の活躍でした。
共演者を取り換え、フォーマットを取り換え、その時々でいろいろな形で演奏しているので、自分の場合、アルバムによって、かなり好き嫌いは分かれますし、近年のアコギも、ちょっとなじめないです。
アラン・ホールズワース在籍時のブラフォードのリズム隊、ジェフ・バーリン、ビル・ブラフォードとの共演は、アルバムよりも来日公演のトリオ演奏の方が好きで、MOBO関連も、メンバーが少ない方が好きです。
2021/02/21 08:56 * edit *
Re: 渡辺香津美
ギターマジシャンさん
こんにちは。
私は”日本のフュージョンを牽引”といった時代の作品を聴いておらず、そういった評価にとどまらず新しいことをどんどん進めている人というイメージを持っています。
結果的に音楽としてはだんだん窮屈になっている部分もあるんじゃないかと思っています。
ymoと本作とスパイスオブライフしか知らないのですが、かなり好き嫌いが分かれるというのはなんとなくわかります
2021/02/21 14:19 * edit *
病的フュージョン
こんばんは。ほぼリアルタイムで1曲目の「風連」をFMで聴いて、その後LPをゲットしました。
大半の人は『KYLYN』や『TO CHI KA』のような純フュージョンなのでしょうが、私はちょっとテクノ的な味付けもある本作も好みなんです。
ディープなファン層は前作の『MOBO』を推すのでしょうが、私個人的にはコチラが肌に合いますね (^o^)
Re: 病的フュージョン
echigo-butaさん
こんにちは。
私は聴いてはいないのですが多分”『KYLYN』や『TO CHI KA』のような純フュージョン”のほうが好きそうです。
とはいえ今気づきましたが、レゾナンスボックス も聴いていて好みだったりします。
やっぱり幅広いですね。
FMで聴いて、ということで NHK-FM 火曜日のサウンドストリート(坂本さん)かな、なんて思い浮かべています。
2021/02/23 15:31 * edit *
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