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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

新装版 頼子のために

『新装版 頼子のために』
法月綸太郎



「頼子が死んだ」。
十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に
疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて刺殺、自らは死を選ぶ――
という手記を残していた。しかし、手記を読んだ名探偵法月綸太郎が
真相解明に乗り出すと、驚愕の展開が。
著者の転機となった記念碑的作品。長く心に残る傑作!


新装版という事で数十年ぶりに再読しました。
”著者の転機となった記念碑的作品”とありますが
読み手としてもちょっと思い入れがあります。

当時、新本格ブームまっただ中でこれらの作品を読み漁っていました。
論理のアクロバット、トリックのためだけに構築された舞台。
それらを期待していた中での『頼子のために』。
ちょっとダメでした。
以降しばらくこの著者の作品は読まなくなった記憶があります。
(発表作品数も多くはないのですが)

そんな中の再読ですが、全体に通じる重いトーンと救いのない結末に
当時はイヤな感情をもったのだと思い出しました。
しかも当時著者は自分よりちょっと上の世代で若かった筈。
そんな人がこのような作品を書いたのでショックを受けたのかも
しれません。

パズラー限定の法月綸太郎ファンは読まなくてもいいかもしれません。

しかし意外に読みやすく、
グイグイ物語に引きずる込まれていく感覚がありました。

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コメント

法月綸太郎って、基本的に、「中短編の作家」ですよね。作者には悪いけど(^^;)

長編になると、いろいろな要素を盛り込もうとして(人間ドラマも含む)、結果としてどれも弱い作品になっちゃう気がします。

「冒険」収録の「死刑パズル」を読んだとき、「同じ作者なのか」って思いましたもん。

それが新本格有利な2012年版東西ミステリーベスト100で法月綸太郎が200位以内にすら一作も入らなかった理由な気がします。

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2019/03/19 00:32 * edit *

Re: タイトルなし

ポール・ブリッツさん
こんばんは。

私もそんな気がしていました。
「死刑パズル」は今思い出せないのですが
切れ味ある作品は素晴らしいです。
その中でも好きなのが、
最後にオチをびしっと決めて余韻なく終わらせる作品です。

2012年版東西ミステリーベスト100の200位以内に入っていないってのはちょっと驚きです。
”佐野洋”化してるんでしょうかね

URL | 面白半分 #-
2019/03/19 22:03 * edit *

これ・・・キモいですよね(笑)
当時の私は「きもい」「きもい」と連発してましたが
その後も別の作家でこの手の話があり、
小説界では普通なのかと首をかしげました。
新装版が出るくらいなので人気あるのかなぁー。

URL | igaiga #-
2019/03/20 11:19 * edit *

Re: タイトルなし

igaigaさん
こんばんは。

そうなんですよね。キモいです(笑)。

他の作家さんでもこういったのありましたか。
今回は新本格作家の作品なので読んでいますが
それ以外の場合はそれらしき匂いを感じたら避けるようにしています。
基本的には苦手なので。

勝手なアレですけど、igaigaさんはキモい、グロい、にかなり耐性があるように
お見受けしておりましたです・・・・・。(余計なひと言か??)

新装版ですが、講談社ノベルス出身の新本格作家の初期作品は
本作に限らず結構新装版で出ているみたいですよ。

URL | 面白半分 #-
2019/03/20 18:50 * edit *
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