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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

シューマンの指

『シューマンの指』
奥泉光



音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永嶺修人が
語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、
高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、
プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が
海外でピアノを弾いていたという噂が……。


圧倒的な音楽小説(というジャンルがあるのかわかりませんが)です。
ほぼ全編を通してシューマンの作品の意義や演奏というものについて
語られます。
シューマンはもとよりクラシック全般に疎いですが
過剰に装飾された文章によって説明される(主人公たちの主観とはいえ)
シューマンの作品に興味がわいてきました。
ぜひ音楽そのものを聴き、この作品での説明がどのようなものか
確認したくなりました。
本当は演奏を聴くのでなく、楽譜から音楽を理解しなければならない
ようですが・・・。

さて物語の半分を超えたあたりで、殺人事件が起こり
ミステリっぽい流れになっていきました。
もともとミステリとして読もうと思っていなかったのですが
最後に”手紙”形式で物語を終わらせるといったミステリ意匠が嬉しい。
意外な展開となりやはりこれは奥泉ミステリでもありました。

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