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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

カオスコープ

『カオスコープ』
山田正紀
カオスコープ (創元クライム・クラブ)


記憶障害に悩む作家・鳴瀬君雄は、ある朝自宅で他殺死体を発見する。
ポケットには血の付いたナイフ。脳裡によぎる女性の悲鳴と、凄惨な
殺人の光景…やはりぼくは、殺人者なのか?「万華鏡連続殺人事件」を
追う刑事、鈴木は奇妙な傷害事件に興味を抱く。被害者の名は鳴瀬君雄。
重傷を負ったまま行方不明になった彼を捜して鳴瀬宅へ向かうが…
壊れた記憶を抱えてさまよう男と、“そこにいない”相棒とともに事件
を追う刑事。二人を待ち受ける驚愕の運命とは。


”カオスコープ”とはカオス(混沌)とカレイドスコープのスコープを
掛け合わせた造語です。

さて本作、かなりわかりにくいです。
鳴瀬パートは鳴瀬視点で進みますが。本人が記憶障害らしい上に、
終盤に明かされ物語の核である”カオスコープ”の影響を受けている為
話の流れが見えない。
ずっとこの調子のため読んでいて不安定な気分に陥ってきます。
対する刑事である鈴木のパートは意味ありげに書かれる”相棒”や
鳴瀬パートとの認識ずれがあり、やはりこちらも不安定な気分。
後半より鈴木パートが整理されてきて、
ようやく鈴木パートが現実、鳴瀬パートに何かがある、
と筋がわかってきてやっと落ち着いてきます。

しかし結局読み終えてもなんだかスカッとしないのは
こういう作風故なのでしょうが、やはり落ち着かない気分です。

本作は東京創元社の「クライムノベル」とレーベルで発表されているので
ミステリ、という事なんでしょうがSF要素もあります。

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大きな括りで言えばやはりクライム・ノベルでいいのかもしれない、
とだんだん思ってきました。
そして「カオスコープ」という設定やそれで起こる描写は
やはり山田正紀テイストに溢れていました。

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