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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

Ⅹの悲劇

『Ⅹの悲劇』
エラリー・クイーン
Xの悲劇 (創元推理文庫)


ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。
おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という
新手の凶器が使われたのだ。
この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、
聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、
着々とあざやかに進められる。
“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”
と有名な挑戦をする、本格中の本格。


上記紹介文の”有名な挑戦”って本作だっけ?。

さて本作、読むのは3回目くらいです。
完全に真犯人は忘れてしまっていたので初読みたいなものです。
さすがに狂気であるニコチン毒のコルク玉というのは覚えていました。
しかしこの凶器、1インチのコルク玉に50本の針が刺さっており
先端にニコチンが塗ってあるという代物ですがイメージがわかない。
そんなもの危なくて持ち運びできないじゃないか。

私はドルリー・レーンという探偵像に特に思い入れはないので
例えばこれがもう一人の名探偵「エラリー・クイーン」でもよかった。
などと恐ろしいことを思ってしまいました。
レーンは早い段階から真犯人に気付いていたようですが、
問われてもはぐらかし続けるなどなかなか名探偵ぶりを発揮しています。
また警察とも信頼関係が結べず、勝手に事件に介入します。

しかし最終章での謎解きは圧巻です。
これぞ本格。これぞクイーン。
いろいろな謎やわだかまり部分が一気に解決します。
Xの悲劇のXとは最初は未知の犯人を意味したXでしたが
このXに関わるラスト1行の幕引きは美しい。

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コメント

この本の第一の事件、私はあの悪名高い藤原宰太郎のクイズ本で遭遇してしまったのですが、回答を見る前に見破ったのでそれほど悪いイメージは抱いていません。

それよりも、この「Xの悲劇」がすごいのは、そこから事件をねじれさせる作者の巧妙にも巧妙を重ねたプロットですね。どんどんと「あれ?」という気分になっていく。そして中盤ではあれほど明確そうだった第一幕の回答が、自分でも自信がなくなってくるという(笑)

やっぱりクイーンの最高傑作ですよ、わたしにとっては(^^)

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2018/03/25 23:39 * edit *

Re: タイトルなし

ポール・ブリッツさん
こんばんは

”藤原宰太郎のクイズ本”(多分多数あり)
ある程度ミステリを読んだ後に読みました。
悪名高いってのはわかりますね。よくこれで出版するな、なって思ってました。

私はこの探偵役に本文で書いたとおりあまり思い入れはないのですが
ラストの展開にはやられました。


途中、警部に変装して捜査していますが
トリックには関係ないものの
地の文で警察官と記述していたような気がしたり
あらさがししながら読んだりしていました。

URL | 面白半分 #-
2018/03/27 21:23 * edit *
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