08«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

幻象機械

『幻象機械』
山田正紀
幻象機械 (中公文庫)
幻象機械 (中公文庫)


日本人に特異的な右脳と左脳の機能差研究から、無中枢コンピュータを
構想する大学助手。彼が父の遺品に石川啄木の未発表小説を発見したとき
我々の脳に刻印されていた禁忌の謎が次第に明らかに…。
日本人の“正体”に気づいてしまった啄木の、そして彼の運命は。


”幻象機械”という魅力的なモチーフに石川啄木を組み合わせています。
作中のセリフ
「日本人がどうしても好きにならずにはいられないような要素が、啄木に
は揃っているような気がするんですよ。漂泊、貧困、恋愛、報われない天
分、死病・・・」
と死後、急激に人気を経ていったことについて触れます。
また、

落日の山の麓に横たはる活きしことなき神の屍

かく弱き我を生かさず殺さざる姿も見せぬ残忍の敵

といったイメージとは異なる歌を詠んでいたりする石川啄木。

虚実入り乱れているのでしょうが史実を繋ぎ合わせ、
幻象機械による脳の解析ともリンクさせSF解釈で一気にまとめます。

これは面白い。表紙画もいい。
SF作家としての山田正紀はやはりスゴイ!

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

関連記事
tb: 0 |  cm: 0
go page top

コメント

go page top

コメントの投稿

Secret

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://noneeded.blog102.fc2.com/tb.php/2296-f79a0fd2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話