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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

そして名探偵は生まれた

『そして名探偵は生まれた』
歌野晶午
そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)
そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)


影浦逸水は、下世話な愚痴が玉に瑕だが、正真正銘の名探偵である。
難事件解決のお礼に招かれた伊豆の山荘で、オーナーである新興企業の
社長が殺された。雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。
この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは?
しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)
“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスαの、
ひと味違う本格推理の傑作!


中編4編を収めています。

「そして名探偵は生まれた」
密室ものですが、特にトリック的に面白い作品というよりは
”名探偵”という存在である影浦が助手にこぼす愚痴が面白い。
これが名探偵の真の姿です。

「生存者、一名」
冒頭に「生存者一名」という報道記事で始まり
以降は関係者の一人の事件に関する手記と、
交互に配置される報道記事で構成されています。
無人島で次々と仲間が殺されていくというスリラー的展開と
だれが生存者なのかという点で読者を引っ張っていきます。
最後は誰が生存者かわかり、それ自体アッと驚く展開ですが
さらにもうひとひねりがありました。これは面白い。

「館という名の楽園で」
五十過ぎのおじさんたち(大学の探偵小説研究会OB)の一人が建てた
<三星館>を舞台に繰り広げられる推理ゲーム。
館自体に意味を持たせたバカミス的な大ネタがあります。
軽い雰囲気だったのが最後はしんみりとします。

「夏の雪、冬のサンバ」
乱歩の『二銭銅貨』を引用したりしていますが
屋根裏の散歩者ではありません



最近、歌野晶午作品を読んでいますが高水準の連続です。

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コメント

どうも、歌野晶午は「死体を買う男」の乱歩の文体模写に辟易したので読む気になれないんですけれど、そうですか面白いですか。

ベスト100再読が一段落したら読んでみようかなあ。

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2016/10/23 20:39 * edit *

Re: タイトルなし

ポール・ブリッツさん
こんばんは

私は「死体を買う男」があったので
何かと気になっていたようなものでした。

短編集は 通常の本格+ひとひねりがあるものが多く面白かったですよ。

ベスト100後に是非どうぞ!

URL | 面白半分 #-
2016/10/24 20:56 * edit *
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