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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

霧越邸殺人事件

『霧越邸殺人事件』
綾辻行人
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)


1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館
「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な
現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる
“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!
日本ミステリ史上に無類の光芒を放ちつづける記念碑的傑作、
著者入魂の“完全改訂版”!!


ということ角川文庫 ”完全改訂版”上下2巻です。

講談社文庫の館シリーズも”新装改訂版”で復刻しており、
再び綾辻行人を読み返しています。

1990年発表時に読んでいます。
今回は再読ですがなんとなく犯人像を思い出し、
途中の決定的な一言で真犯人はこいつだろと思いながら読んでいました。
(半分あたって半分外れてましたが)

当時はミステリ色より”不思議な現象”の方が印象に残りっていました。
今回は、本格ミステリとして楽しく読むことが出来ました。
”現象”の合理性は気にする事はないですね。あくまでも味付けです。
本作以降、本格+ホラーの融合を謳う作品が世に出始めてきたから
そう感じるようになっているのかもしれません。

さて本格で見た場合ですが事件は四件。
あっと驚くトリックがあるわけでもなく地味な印象があります。
館シリーズでの一発驚かしてやる、という趣向とは狙いが違うようで
非常にオーソドックスな謎解きになっています。

そうだ、初読での感想は”驚かなかった”だった。

この後、綾辻行人は1991年に『時計館の殺人』で、大技を決めます。
どちらかというとそちらが好みではありますが、
静謐な雰囲気が漂う『霧越邸』もいいものです。

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本作なんと1993年に火曜サスペンス枠ででドラマ化されていたようです。
タイトルは”湖畔の館殺人事件”
いかがなものか。

霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)


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コメント

>湖畔の館殺人事件

たぶん見ていただければお分かりになると思いますが
トリックも設定もオソロシイほどに原型をとどめてナイのです、これが。
閉じられた館で、『雨』の童謡になぞられて見立て殺人が行われました。
というだけといっても過言ではないかも。
最初は『霧越邸』のパクリかと思ったくらい。

まさかとは思いつつもエンドロールで
「原作:綾辻行人『霧越邸殺人事件』」とクレジットされていたことに
ふつふつとした静かな怒りがこみ上げた綾辻ファンは
きっとわたしだけではないハズ。

ま、映像作品は別物ってことで。

URL | K@zumi #pULoeKa6
2016/09/28 22:17 * edit *

Re: タイトルなし

K@zumi さん
こんばんは

ご覧になったのですね。
やはりTVドラマ枠ではイマイチ感がでてきてしまうんですね。
怒りを覚えぬよう見なくて正解だったようです。

読者は綾辻作品として接しますが
テレビはそうではないので
”わかりやすく”してしまうんでしょうね。

”湖畔の館殺人事件”というタイトルもどうかとは思いましたが
むしろ”霧越邸”を名を落とさないためにも良かったのかもなんて思いました

URL | 面白半分 #-
2016/09/29 21:55 * edit *
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