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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

恍惚病棟

『恍惚病棟』
山田正紀
恍惚病棟 (ハルキ文庫)
恍惚病棟 (ハルキ文庫)


東京郊外のK市にある、聖テレサ医大病院老人病棟の痴呆患者・伊藤道子
が行方不明になった。老人病棟で心理士のアシスタントをしている平野美
穂は、付近の駐車場で倒れている道子を発見するのだが、心筋梗塞で死亡
してしまう。その後、つぎつぎと老人たちが不可解な事故に巻き込まれて
ゆき、美穂は事故の裏に犯罪の匂いを嗅ぎ付ける。老人たちが主張する
「死者から電話がかかってくる」とは一体何を意味するのか?
鬼才が贈る異色の本格ミステリー。


痴呆の老人病棟を舞台にしたミステリーです。
冒頭部から不穏な雰囲気が立ち込め、サスペンス作品のようです。
誰かのモノローグと痴呆老人達の現状が対比されますが、
そのモノローグ内容が痴呆により置き換わったしまった過去であるなど、
不思議な酩酊感が作品全体を覆っています。

物語はサスペンスフルでありつつSF的(近未来脳科学?)な呈も示し
いつもながらの面白さを出します。
さすが山田正紀。

最後はミステリとしての解決も当然ながら行われ、
いろいろな分野がクロスされてなかなか面白かった。
エンディングの甘さもよろしい雰囲気です。

痴呆を扱っており社会派ミステリではあるのですが、
松本清張をなぞっただけの安易な社会派とは一緒にするなという
山田正紀の意気込みともいえるあとがきもよい。

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コメント

これ、おもしろそうです。
さっそくメモします。

山田作品はまだ3作くらいしか読んでいなくて
何を選ぼうかよくわかんなかったんですよ。
(がっつりSFはちょっと苦手だったりするので)

これはわたしでも読みやすそう♪♪♪

URL | K@zumi #pULoeKa6
2016/09/24 18:51 * edit *

Re: タイトルなし

K@zumiさん
こんばんは

私はここ数年で山田正紀にハマってしまいました。
よって評価は甘いのですが
それでもやはり面白いのではないかと・・・・・。

テーマどうりのタイトルと表紙絵でなんとなく手に取りにくい気もします。
でも読んでいただけたらファンとしてうれしい限りです!

URL | 面白半分 #-
2016/09/25 17:57 * edit *
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