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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

屍鬼の血族

『屍鬼の血族』
東雅夫編
屍鬼の血族
屍鬼の血族


今日われわれは「屍鬼」という言葉を冠する二冊の書物を知っている。
ソーマデーヴァ『屍鬼二十五話』と、小野不由美『屍鬼』である。
かたや、十一世紀インド有数の詩人の手になる伝奇物語集。
こなた、当代きってのストーリーテラーの手になるホラー・ジャパネスク
巨編。そして、西洋のヴァンパイア伝説とはおのずと趣きを異にする
「東邦吸血鬼譚」一千年の歴史は、遠く古代ヒマラヤ山中に淵源する
『屍鬼二十五話』に始まり、二十世紀末極東の『屍鬼』に及ぶ…
といっても過言ではないのである。
以て、本書を『屍鬼の血族』と命名する次第。



「吸血鬼」江戸川乱歩
大正十五年「大衆文芸」

小説でなく吸血鬼にかかわるあれこれを記したエッセイ。
吸血鬼という言葉は大体この時期あたりから一般化しつつあったようだ。


「吸血鬼」中河与一
昭和四年

美しく若い娘と父が連れてきた醜い婦人。次第に容姿が入替わっていく。
なんの説明もなくただ漠然と元若い娘の問いかけで終わる。


「吸血鬼」城昌幸
昭和五年「新青年」

海外で吸血鬼に魅入られてしまった青年について友人が語る。
後に日本で再開するが・・・。


「吸血鬼」柴田錬三郎
昭和三十三年『狂気の白夜』

死んだ嫁を土葬から掘り返し生活する男の狂気。
巻き込まれていく家族、友人。ダークな物語で柴錬もっと読みたい。


「吸血鬼」日影丈吉
昭和五十年「幻影城」

台湾、戦争時の捕虜の話。女の吸血鬼に救われそして殺害したという。


「ドラキュラ三話」岡部道夫
昭和四十六年「黒の手帖」

少年と吸血鬼の話。女性が出てこないのもなにやら雰囲気がある。


「血霊」半村良
昭和四十九年「新評」臨時増刊『妖怪の本』

特に話が進展しないまま半分以上すぎるが、独特の雰囲気がある。
良くないものを掘り起こしてしまった事による悲劇の始まりを描くが
コミック『彼岸島』に通ずる気がする。


「干し若」梶尾真治
平成四年「SFマガジン」

これは現代的な作品。最初に吸血鬼を退治した人が出てくるがこれがもう
怪しげでコワい。


「週に一度のお食事を」新井素子
昭和五十五年「小説春秋」

コミカルな吸血鬼譚。吸血鬼ばかりになった日本はどうなってしまう?
彼らの食料(血)は?某国の陰謀?


「吸血鬼の静かな眠り」赤川次郎
昭和六十一年『怪奇博物館』

この人の怪奇モノは本当にコワいので、もう何かが起こりそうな雰囲気
だけでコワい。


「仲間」三島由紀夫
昭和四十一年「文藝」

何とも不思議な雰囲気の物語。初めて読む三島がこれとは。


「ヴァンピールの会」倉橋由美子
昭和六十年『倉橋由美子の怪奇掌篇』

ちょっとおしゃれな雰囲気もある吸血鬼譚。ずっと読みたかった
『倉橋由美子の怪奇掌編』は全編強烈でした。


「影の狩人」中井英夫
昭和五十五年『トランプ譚』

ここで語られる、あるいは語られた事になっている事柄が衒学趣味に
溢れていてなんだかくらくらしてくる。『トランプ譚』読みたい。


「契」須永朝彦
昭和四十九年『就眠儀式』

旧字使いがアヤシイ雰囲気を醸し出している。非常に短い一篇。


「D ― ハルマゲドン」菊地秀行
平成三年『夜の旅』

なんだかわからなかった。ごめんなさい。


「一本足の女」岡本綺堂
昭和元年『青蛙堂鬼談』

怪異はなかなか出てこないが何故かひき込まれていきます。


「夜あけの吸血鬼」都筑道夫
昭和六十一年『深夜倶楽部』

文体、内容ともがいかにも都筑道夫っぽい。親子二代のエロティシズム
怪異譚です。


「かわいい生贄」夢枕獏
昭和六十年『悪夢展覧会』

一読、言葉を失わしめる逸物、いや逸品といえようか。
(東雅夫の解説より)


「愛撫(なだめ)」大原まり子
平成五年『吸血鬼エフェメラ』

なんだかわからなかった。ごめんなさい。


「吸血鬼入門」種村季弘
昭和五十四年『書物漫遊記』

エッセイ?


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