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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

言霊たちの反乱

『言霊たちの反乱』
深水黎一郎
言霊たちの反乱 (講談社文庫)


平和な休日、婚約者が突然怒り狂う。路上では外国人に殴られ、ファミレ
スでは麻薬取引現場に遭遇。ついには凶悪テロの首謀者として手配される
羽目に。原因は全て言葉の聞き間違いと勘違いだった。いにしえの人々が
崇敬し畏怖した言葉に宿る「霊力」が現代人を陥れようとしているのか?
驚愕の言葉トリック・ミステリに震えよ!


まず言葉トリック・ミステリって何?これミステリではないよなあ。
まあ各短編が互いに関連づく仕掛けとか意味の分からなかったところが
後に(場合によっては別の短編で)わかるところなどはミステリ作家魂
炸裂といったところでしょうか。

各編言葉をテーマにしたギャグ小説ですがにやにや笑いっぱなしでした。
筒井康隆氏を思わせるハイブローな中身でした。

・漢は黙って勘違い
聞き間違えばっかりする男が巻き込まれる騒動ですが、何を何に聞き間
違ているのかいちいち説明していないので読んでるほうで気づかない部
分も多々ありそうです。ミステリでいえば伏線だらけです。

・ビバ日本語!
外国人に日本語を教える日本語講師の話ですが、この人も聞き間違い、
勘違いが多い。無数に仕掛けられたギャグを全部読み切れていないだろ
うなあ。ちなみに生徒に質問されて分からない場合は”東洋の神秘”と答
えます。

・鬼八先生のワープロ
ある特定分野の言葉を学習している鬼八先生のワープロ。
畳みかけてくるスピード感と次第に解放されていく主人公がいい。

・情緒過多涙腺刺激性言語免疫不全症候群
こりゃタイトルからしてツツイ的です。
感動をあおるようなありふれた表現を聞くと狂暴化していく男の話。
マスコミをテーマにしたり、次第にエスカレートしていく展開はまさに
筒井康隆。

ああ面白かった。

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コメント

日本語それ自体をネタにする爆笑小説では筒井康隆と清水義範が双璧だと思ってましたが、これも面白そうですねえ。

読んでみようかな。

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2016/07/02 22:25 * edit *

Re: タイトルなし

ポール・ブリッツさん
こんばんは

本作のようなほとんどギャグも面白かったですが
多重解決にとことんこだわった『ミステリ・アリーナ』も面白い

私としては今、気になている作家でオススメであります

URL | 面白半分 #-
2016/07/03 18:39 * edit *
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