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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

モナドの領域

『モナドの領域』
筒井康隆
モナドの領域


著者自ら「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長篇」と宣言する究極
の小説、ついに刊行! 河川敷で発見された片腕はバラバラ事件の発端と思
われた。美貌の警部、不穏なベーカリー、老教授の奇矯な振舞い、錯綜す
る捜査……。だが、事件はあらゆる予見を越え、やがてGODが人類と世界
の秘密を語り始める――。
巨匠が小説的技倆と哲学的思索の全てを注ぎ込んだ 超弩級小説。


モナドとは作中のGODによればプログラムなんていってました。
早速ウィキペディアでみてみると

プログラミング言語の意味付けにおける完備な意味領域をモジュール性を
持たせた形で分割するための枠組み、ということでGODは枠組みの意で
使用していました。
またライプニッツくんが提唱した哲学上の概念でもあります。

本作とは関係ないけど細野晴臣のレコードレーベル名でもあります。

河川敷で発見された片腕、その片腕を造形したかのようなバケットを売る
ベーカリー、黒目がふらふらと泳ぐ老教授、それらを捜査する美貌の警部
と前半は妖しい雰囲気満載で期待が高まります。
これは絶対、世界が破滅するようなストーリーに違いあるまい!

次章から、これらの事件は老教授に憑依した<神>の存在であることが
わかり、以降はこの<神>GODとの哲学的対話が続いていきます。

そして最後はGOD出現の理由や各事件は世界の綻びを修正するためと
語られ、GODの記憶と記録が抹消され元とはちょっとだけ異なる日常へ
戻っていきます。

ストーリー的には大きな波もなく淡々とした流れで終わってしまい、
また登場人物も悪人が出てこなくこれでいいのか?なんて思ってしまう
ところもあります。
しかし全体的に非常に読みやすく哲学的問答もGODにより平易な言葉で
語られるのでなんかいい感じです。

多元宇宙やパラフィクションなどというキーワードをまぶしつつも
この哲学的思索が本書のキモなんでしょう。ちょっとムズカシイところ
だらけなのですが是非改めて読み返してみたい作品でした。

まだまだ私には語れない。

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実は新潮社の筒井康隆全集を全巻持ってるのが自慢です。
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