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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

迷路荘の惨劇

『迷路荘の惨劇』
横溝正史
迷路荘の惨劇 (角川文庫)


広大な富士の裾野近くに、あたりを睥睨するかのごとく建つ豪邸名琅荘。
屋敷内の至る所に『どんでん返し』や『ぬけ穴』が仕掛けられ、
その秘密設計から、別名迷路荘と呼ばれていた――。
金田一耕助は、迷路荘到着直後、凄惨な殺人事件に巻き込まれた!
事件解明に乗り出した耕助は、二十年前に起きた因縁の血の惨劇を知り、
戦慄する……。
斬新なトリックと溢れるサスペンス、巨匠横溝正史の長編本格推理! !


残念ながら斬新なトリック(たぶん当時でさえ)も溢れるサスペンスも
感じられませんでした。かなりの長編ですがどうも間延び感があります。
「迷路荘」といういかにもなタイトルであり期待しますが、ぬけ穴等も
わざわざ設定しなくてもよい程度の使われ方で完全に雰囲気装置です。

本作は横溝正史かなり晩年の作品で、『迷路荘の怪人』というかつての
短編を長編化したという経緯もあり・・・・。
まあわたしとしてはそんな扱いです。

そんな中で本作で唯一いきいきと描かれた井川刑事の発言がいい。

「金田一さん、いやさ、金田一先生、これはいったいどうしたんというん
ですい。あんたの眼のまえでつぎからつぎへと事件が起こっているんです
ぜ。それにもかかわらずあんたただウロチョロするばかりでなんにもし
ようたあしねえじゃありませんか。あんたそれでも名探偵ですかい。」

よくぞ言った。

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本作読むと改めて「獄門島」「犬神家の一族」等の面白さがわかるなあ。

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