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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

ラバー・ソウル

『ラバー・ソウル』
井上夢人
ラバー・ソウル (講談社文庫)


洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった
鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。偶然の
積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里を座らせる。


ビートルズの『ラバー・ソウル』の曲名+2曲を章の名前としたサスペン
ス。主人公鈴木のモノローグと鈴木を含む登場人物たちの事情聴衆(刑事
側の台詞はないのでこれもモノローグ)のみで構成されています。

一つの出来事を被害者側の美縞絵里の視点で語らせたり、加害者側の鈴木
誠の視線で語らせたりとそれぞれの想いの違いが浮き彫りになり鈴木誠の
異常性が徐々に露になっていきます。読んでいくうちにいろいろ不幸な経
験をしている鈴木誠ですがそれを差し置いても彼への嫌悪感が募っていき
ます。

基本的にはどの章も同じ流れで構成上は淡々と進みますが最後の前章で事
件は終局を迎えます。そして最終章の切れ味。
このまま終わっちゃったらさすがにまずいよなあ、という危惧を見事に跳
ね返しました。

文庫の説明文にある”心が震える”まさにそうでした。

ビートルズの曲名(原題)がそのまま章名になっていますが、その曲の内
容が章の内容にリンクしていたようです。ビートルズ・ファンでありなが
ら読んでいる最中は全く気が付きませんでした。

そういえば物語はドライヴで始まり(Drive My Car)、
鈴木誠はNowhere Man(ひとりぼっちのあいつ)
(彼は誰からもYou Won't See Meの扱い)
いろいろリンクする内容はあったようです。

あとは Think For Yourself
こういってはなんですが結構ミステリ的にはいろいろ危険で大胆な章題で
ありました。

せっかくなんで



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ヒロイン美縞絵里(みしまえり)は、Michelle(ミッシェル)なんだな。
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