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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

赤い糸の呻き

『赤い糸の呻き』
西澤保彦
赤い糸の呻き (創元推理文庫)


結婚式場へ向かうエレベータ内で、指名手配犯を監視していたふたりの刑
事。突然の停電後に、なんと乗客のひとりが殺害されていた。もっとも怪
しいのは、手や服を血で汚した指名手配の男だが…。表題作「赤い糸の呻
き」をはじめ、犯人当てミステリ「お弁当ぐるぐる」、都筑道夫の“物部
太郎シリーズ”のパスティーシュ「墓標の庭」など、全五編を収録。
“西澤保彦ワールド”全開ともいえる、著者入魂の短編集。

という事ですが
まずは表題作「赤い糸の呻き」がすごい。
未解決のエレベーター内の殺人事件を、その担当であった女刑事と義妹が
語り合い真相を推理していく、という趣向で、その二人のかけあいのよう
な軽い語り口で大変読みやすいのですが、いろいろなエピソードが最後に
どんどん絡み合っていくあたり意外に鬼気迫るものがありました。もちろ
ん犯人あて、動機探し(これがメイン)の面白さは十分です。
イヤ、ホント。これは良かった。

「対の住処」も意外な動機が浮かんできます。ノンシリーズでありながら
男性刑事の奥さんと子供を過去に失ったかと思わせるエピソードを入れ、
なにもわざわざそんなの入れなくてもいいのに、と思ったところ推理の根
拠のひとつになったりします。参りました。

こんな凄いのがあるからミステリ読みはやめられないのです。

「お弁当ぐるぐる」は《読者への挑戦》を挟む犯人あて小説ですが、まず
はふたりの刑事のキャラクターが良い。なんかもう可笑しいです。
どうも”ぬいぐるみ警部”というシリーズ化されているようで是非読みた
い。

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