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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

谷崎潤一郎犯罪小説集

谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫 た 28-2)
谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫 た 28-2)
↑私が持ってるのとはこれとは表紙絵が違うモノですがこれは結構アヤシゲです

『谷崎潤一郎犯罪小説集』


日本のE・A・ポーたらんと欲した青年期の乱歩にとって、当時の谷崎ほど
刺激的な作家はいなかったという。


ということで私もこの大文豪を知ったのは乱歩や探偵小説からみで
実は他の小説群はまだ読んではいません。
まだまだなんであります。

さて本犯罪小説集にはまさに探偵小説ともいえる四編が収録されています。

「柳湯の事件」
これは既読です。
日本のあのアヤシゲな探偵小説/怪奇小説のテイストがぷんぷんする
おそるべき傑作です。
これを最初に読んだときはぶったまげました。
谷崎潤一郎ってこういう作品を書く人なのかと感動しました。
青年の見たものは真実だったのか幻想だったのか。

「途上」
これも既読。
いわゆる”プロパビリティの犯罪”の作品で乱歩でいえば『赤い部屋』。
じわじわと”彼”を追い詰めていくあたりはサスペンス風です。
私は趣向を知った上で読んだのですが
知らずに読めばいまだ衝撃的な犯罪譚です。

「私」
解説によれば
同じトリックで名高いアガサ・クリスティ『アクロイド殺人事件』の
五年前に書かれている事実を付言しておかねばなるまい、との事。
叙述トリックモノも書いていたんですね。

「白昼鬼語」
いかにも乱歩的な作品です。
全体を流れる陰鬱で淫靡な雰囲気にミステリ的な構造。
他の三篇よりはながい中編ですがぐいぐい物語に引き込まれました。

すごいよ谷崎潤一郎。

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同集英社文庫で
「谷崎潤一郎マゾヒズム小説集」を買ったまままだ読んでいません。
読んだらタイヘンな事になりそう。



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コメント

ちなみに谷崎潤一郎には「乱菊物語」という知る人ぞ知るすごい作品があります。

http://www.amazon.co.jp/%E4%B9%B1%E8%8F%8A%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B0%B7%E5%B4%8E-%E6%BD%A4%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4122023351

古本屋で見かけたら買いです。

日本のファンタジー冒険小説の中でも最高峰でしょう。未完で終わっているのがはなはだ残念です。後の展開もある程度なら想像できるだけによけい残念です。神州纐纈城より面白いのに。マジ泣き(T_T)

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2015/06/03 22:27 * edit *

Re: タイトルなし

ポール・ブリッツさん
こんばんは

未完ですか。それでも最高峰ってことは面白そうですね。
アマゾン・レビューでも熱いコメントされていますね。

これは見かけたら買ってみます。

でもマゾヒズム小説集が・・・

URL | 面白半分 #-
2015/06/03 23:55 * edit *
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