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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

名探偵の証明

名探偵の証明名探偵の証明
(2013/10/11)
市川 哲也

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『名探偵の証明』

第23回鮎川哲也賞受賞作、ということで期待しました。
なにしろ本格の鬼、鮎川哲也の名を冠した賞です。

読んでいて感じたことは、これが受賞作?でした。
下読み選考段階であわやはねられてもおかしくない出来です。
(最後まで読みきらないと面白くないタイプって事です)
本作は、いま中高年になった元名探偵の話ですが
冒頭はその名探偵の黄金期の事件シーンから始まります。

何も説明もなく記号化されたような名探偵の解決シーンが続き
とても現代の鮎川賞を狙う作品には思えません。

この時点で、ありふれた作品と思われたらもう終わり。
作者としてもこの構成は冒険だったのではないでしょうか。

さてメインはこの元名探偵が関わることになった殺人事件ですが
あまりに使い古されたネタをそのまま使用しているので
確かに本格のロジックではあるがまったく新鮮味と驚きなしです。

登場人物像も浅く、とても60歳以上の元名探偵とは思えない。
脇役にいたってはなにも特徴なし。

もしかするとこの作品は途中でこの小説そのものをひっくり返す
メタ構造が仕込まれているのではないかと思ってしまいました。

実際には読み終えてみると
いろいろなシーンが伏線となって最終的な結末に結びつき
あっと驚く、という類ではありませんでしたが
きれいに”本格”になっていました。

ただし本格モノというよりは
探偵の存在や苦悩を描いたミステリです。

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