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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

首無の如き祟るもの

首無の如き祟るもの (講談社文庫)首無の如き祟るもの (講談社文庫)
(2010/05/14)
三津田 信三

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『首無の如き祟るもの』

奥多摩の山村、媛首村。
淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。
3つに分かれた旧家、秘守一族、
その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。
戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。


”本格ミステリとホラーの融合”の
「刀城言耶」シリーズの作品です。

分厚い本ですが
2週間ほど長編を読んでいなく、飢えていたところもあり
1日で読了してしまいました。

面白かった!

事件の二人の当事者に近かった作家が
本事件を作品としてまとめあげ雑誌に掲載している、
という体裁でここにもうなにやら仕掛けがありそうですが

一連の事件の真犯人が私自身ではないかと疑われるのは、
完全な徒労であり間違いであります、


と最初に宣言しています。

戦中、戦後の密室状況下での首無し殺人事件を描きますが
いわゆる通常のミステリとして
「たったひとつのある事実」を元に
さまざまな謎が解き明かされていく場面は非常にスリリングです。
本格ミステリとしての醍醐味を存分に味わせていただきました。

そしてさらにここから
叙述ミステリというかメタ・ミステリ的な展開にもなっていき
これはもう作者の手の中で転がされているようなもので
もう驚くしかありません。

この作者の凄いところは
これだけ複雑で大長編でも
あそこが伏線だったのかと
わりとわかりやすく提示していることで
そういったところも読者に好評な部分なのではないでしょうか。
(当然私が読み飛ばしたり理解できていないところもたくさんあるはずですが)

そして全編を貫く日本の土着的なあの雰囲気作り。
よく味噌汁を飲んで
ああ日本人に生まれてよかった、なんて思いますが
このミステリも日本人に生まれてこの雰囲気を味わえてよかった、
と心から思える作品です。

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コメント

No title

私的は、最初の『厭魅…』の方がよかったかなぁ…(笑)
いや、面白かったのは、面白かったんですけどね。
ラストの展開が、ちょっとブツ切りっていうか…
ま、トリックからすると、あれでいいんでしょうけどね。
ただ、お話とすると、第二部みたいな感じでやってほしかったような…

URL | ひゃく #-
2014/03/27 00:44 * edit *

Re: ひゃくさん

やはり『厭魅…』の衝撃とくらべると・・・ってところはあるかもしれませんね。
それでも高水準。
このシリーズ、
いまのところこの2作しか読んでいないのですが
どうなんでしょう。
まだまだ期待できるのでしょうか?!

URL | 面白半分 #-
2014/03/27 21:25 * edit *
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