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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001

スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001 (講談社文庫)スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001 (講談社文庫)
(2006/09/16)
日本推理作家協会

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『スペシャル・ブレンド・ミステリー謎001』

日本推理作家協会は年間での優れた短編を編んでアンソロジーを出していますが
本企画はそのアンソロジーの中から選者がお気に入りを選ぶというものです。

という事で謎001は
東野圭吾さんが選んだ作品集で、対象は1970年、1980年、1990年となります。

1970年
「新開地の事件」松本清張
非常にねっとりとした人間関係が織り成す犯罪の物語です。
意外な犯人とその動機には空恐ろしさを感じます。
松本作品はそれほど読んではいないのですがいずれも外れなしの感があります。

「母子像」筒井康隆
これはミステリーというより怪奇小説。
ツツイストの私は当然昔から知ってはいましたが
コワくて再読などしていませんでしたが折角なので読みました。
怖いのですがラストのイメージは崇高な雰囲気をも漂わせています。

1980年
「双子の家」赤川次郎
ここで一転軽い雰囲気の作品でほっとします。
双子と彼らが住む瓜二つの家という設定で
もう何かあるなと思うわけですが
楽しい展開とわかりやすさで面白い作品になっています。
赤川作品も何かのアンソロジーで読む程度ですが
こちらも外れなしです。

「緋色の記憶」日下圭介
書簡やインタビューから過去の事件の真相が浮かび上がってきます。
こういった構成は好きです。
切ないラストです。

1990年
「北斎の罪」高橋克彦
本作はなんどか読んでいます。
北斎漫画の贋作かホンモノかを見極めるストーリーですが
それらの知識がなくても面白く読めます。
高橋ミステリあるいはSFはその内容が真実かどうかはともかく
圧倒的なハッタリ感が物凄くぐいぐい引き込まれます。

「ぼくを見つけて」連城三紀彦
後に凄いミステリ作家だと気づいた連城三紀彦ですが
この作品での全体を貫く不安感はかなりのものです

「手話法廷」小杉健治
聾唖者の労働問題の裁判の話です。
裁判での逆転劇が読みどころです。

「サボテンの花」宮部みゆき
定年間近の教頭と小学生の物語。
サボテンの超能力を卒業自由研究とする小学生たちのアヤシイ行動が
心温まる結末となって解かれていきます。
いいなあ。こういうの。

と、充実の作品集でした。
謎002も期待。

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