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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

気楽に殺ろうよ

気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
(1995/07)
藤子・F・不二雄

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藤子・F・不二雄「異色短編集」2ということですが
異色過ぎます。
第一弾の『ミノタウロスの皿』以上のブラックさと残忍さで
とてもあの国民的コミックの作者とは思えません。

絵柄はあの優しい絵柄のままなので
描かれた世界の異様さが際立ちます。

また裸の女性が描かれている(しずかちゃんの入浴シーンではなく)のも
イメージとかけ離れます。(4作品も!)

「大予言」
エネルギー危機、汚染、大飢饉などについての
変わった視点からの問題提起です

「老雄大いに語る」
本書の中ではオチのはっきりとした作品ですが
これは面白い。
映像化する場合、この老雄の妻は誰が適任だろう?

「定年退食」
食糧事情の悪化から定員法を導入した世界。
2次定年を迎えた主人公のラストのシーンが切ない

「分岐点」
パラレルワールドもの
手塚先生にも「ザ・クレーター」の中で同じような設定で描いています

「気楽に殺ろうよ」
権利書があれば気楽に殺人ができる世界。
この世界に違和感を感じた男。
”出生率は年々増加するのに自然死は減る一方!
と、なれば無理のない形で間引きを考える必要も・・・”

「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」
これ主人公の句楽兼人ってラーメン大好き小池さんですね。
ある日、不死身の体と超能力を身につけてしまった彼が
正義の味方と称し暴走していきます。

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このブラックさは是非ご一読して確認してほしいです。
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コメント

No title

この中では「定年退食」と「ウルトラスーパーデラックスマン」が好きです。

二作とも、小学生のころからコロタン文庫の「藤子不二雄全百科」でタイトルだけは知っていましたが、

「定年退食」が、どういうふうにハッピーエンドにするのかと思っていたらほんとにそのままなんの救いもなく終わってしまったときとか、

「ウルトラスーパーデラックスマン」が、小池さんを主人公にしたギャグ漫画だろうと期待していたら、まさかあんな恐ろしい作品だったときとか(^^;) そのギャップから、わたしのベスト短編です。

子供向けに夢のある話ばかり書いていると、心の中になにかが溜まってくるんですかねえ。藤子F先生はこうして大人向け作品として発散できましたが、絶筆までしてしまった寺田ヒロオ先生の胸中には何が詰まっていたのだろう、と考えると怖くなってきます。

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2013/11/20 16:56 * edit *

Re: ポール・ブリッツさん

なるほど大人向け作品としての発散ですか。
確かになにかこういった方面でのはけ口(といっては失礼なくらい高水準作)がF先生にも必要だったんですね。

寺田さんは知識としてしか知らず実作は読んだことはないのですが
悪く言うとバランス感覚をもてなかったより純粋なひとだったんでしょうか。

さて”小池さん”ってモデルがいたかと思うのですが
「ウルトラスーパーデラックスマン」読んでさぞびっくりしたんでしょうね。
ぼくこんなんじゃないよって頭掻いてた気がします。

URL | 面白半分 #-
2013/11/21 11:43 * edit *

No title

小池さんのモデルは、トキワ荘時代、ともに修行していた鈴木伸一先生です。「小池」というのは、「オバQ」で、そのキャラクターが下宿していた下宿の家の人の名前です。だから正確には「小池さんちに下宿している鈴木さん」だったのですが、いつの間にか「小池さん」で定着してしまったとどこかに書いておられました。

鈴木先生は漫画をやめてアニメーションのほうへ進まれたと読んで、読む機会がないままか、と思っていたら、のちに昔学研の「学習」「科学」に連載されて人気だった「まるまるぼんちゃん」の作者が鈴木先生だったということを知って愕然とした覚えがあります。おれは鈴木先生の熱烈なファンだったんじゃないか!と(^^;)

URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg
2013/11/23 23:48 * edit *

Re: ポール・ブリッツさん

鈴木伸一先生というかたでしたか。
しかも「小池さんちに下宿している鈴木さん」がオリジナルだったとは知りませんでした。

この、愛すべきラーメン食べてる小池さんの認知度はかなり高いと思うんですが
そんな中『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』は
夢を壊しかねないまさに異色作ですなあ。

ポールさんに潜在化で影響を与えた?鈴木先生ですが
学研科学はとっていたので私も「まるまるぼんちゃん」で読んでいたのかなあ。

URL | 面白半分 #-
2013/11/24 05:53 * edit *
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