FC2ブログ
04«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

小説の聖典 漫談で読む文学入門

『小説の聖典 漫談で読む文学入門』
いとうせいこう×奥泉光



初心者のための小説の読み方・書き方、教えます。
小説の不思議な魅力を、稀代の作家二人が漫談スタイルでボケてツッコ
む。“書くことに先立って頭に浮かぶアイデアは「基本的に陳腐」だと
知るべし”“「素直」を憎み、「ノイズ」を寿げ”―文学とは?物語とは?
スリリングな掛け合いの中にためになる金言が満載の文学入門書。


奥泉さんのボケにいとうさんがツッコむ。
いとうさんはあたかもみうらさんとのやりとりのような感じ。
ということで奥泉さんのボケが激しい。こんな人だったんですね。

中身は真面目な文学論でほとんど理解できないが、
お二人の小説に向き合う姿勢などが垣間見えて良かった。
それでもボケる奥泉さんにはやられました。

幾度となく「世界の中心で愛をなんちゃら」を二人でからかっているのが
印象に残る。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

心に訊く音楽、心に効く音楽

『心に訊く音楽、心に効く音楽』
高橋幸宏



自分の生活に音楽がある、それだけで充分素敵なこと。でももう一歩
踏み込んで、思いもかけない刺激や感動に出会えたら、なお嬉しい。
本書は素晴らしいポップ・ミュージックの宇宙へあなたを誘う名曲
ガイド。音楽もファッションも衝撃的だったビートルズ、映画音楽の
天才バカラック、声を聴いているだけで悲しくなるニール・ヤング…。
さらにYMO「ライディーン」製作エピソードなど自らの音楽活動について
も語る。自らの心に訊ねる、自らの心が変わる。世界を魅了した音楽家
の、幸福な名曲との出会い。


高橋幸宏表記だと気づきにくいが高橋ユキヒロ。
副題が「私的名曲ガイドブック」という事で期待して読みました。
名曲ガイドブックということでは全然当てが外れたのですが
”私的”な部分、ユキヒロさんの華麗な音楽人生の中で出会った音楽を
語り口調で紹介しています。

名うてのスタジオ・ミュージシャンとの若かりしとの出会い、というか
自然に集まっていたんですね。高校生ですでに活動していたユキヒロさん
の別荘(!)には大学生の細野さんも来たというし、自宅には中学生の
ユーミンもきていたそう。スゴイな。

鈴木茂の事は茂くんって書いてるし凄腕ミュージシャンの元には
やはり凄腕が集まるんだなあ。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

↓ユキヒロ氏作曲のソリッド・ステイト・サヴァイヴァ―


tb: 0 |  cm: 2
go page top

謎の館へようこそ 白

『謎の館へようこそ 白』



テーマは「館」、ただひとつ。
今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここに
ある。奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック!
読めば鳥肌間違いなし。謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロ
ジー第二弾。
収録作品:
東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』
一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』
古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』
青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』
周木 律『煙突館の実験的殺人』
澤村伊智『わたしのミステリーパレス』


『陽奇館(仮)の密室』
ギャグが冴えているところはさすがです。
親指ソフトキー”云々ギャグはまさに「新本格の精神」か

『噤ヶ森の硝子屋敷』
偉大なる一発ネタ。まじめにやるところが素晴らしい。
そういわれると伏線だらけ。

『煙突館の実験的殺人』
さらに強烈な一発ネタ。
物理トリックというか等時性の公式というのが出てくる。


にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

花窗玻璃 天使たちの殺意

『花窗玻璃 天使たちの殺意』
深水黎一郎



仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある
塔は密室状態で、警察は自死と断定した。だが半年後、再び死者が。
被害者の共通点は死の直前、シャガールの花窗玻璃を見ていたこと。
ここは…呪われている?壮麗な建築と歴史に隠された、事件の意外な
結末。これぞミステリー!『最後のトリック』著者による異形の傑作。


探偵役と叔父の会話のシーンとプロローグ以外は、
この探偵役がフランス留学時代の出来事を綴った手記によって
物語が進み、その物語の中で2件の殺人事件が描かれています。

本書の8,9割を占める手記の部分ですがこれがクセモノ。
ステンドグラスと書かずに花窗玻璃と書いています。
全編この類で通しています。カタカナは漢字に振られたルビのみ。
人名地名含めあらゆるカタカナ言葉が漢字に置き換わっています。
読んでいてクラクラしてきますよ。

そもそも普勒阿得斯とは希臘神話の阿得拉斯の七人の娘の事であり、
この国では龍沙や杜・貝莱など、文藝復古期の七星詩派のことも指す。


なんだかわからないでしょうがルビにより

そもそもプレアデスとはギリシャ神話のアトラスの七人の娘の事であり、
この国ではロンサールやデュ・ベレーなど、ルネッサンスのプレイヤー
ド派のことも指す。


という事がわかりますがそれでも何言っているかわかりません。
このように舞台が外国で、しかも建築様式や美術論の用語で埋め尽く
されている物語なのでとにかく読むのは疲れます。

この手記を書いた探偵役(作者深水さんもでしょう)によれば、
当てはまらない文字は自分で漢字を充てたが他は明治時代等に
先人が作った当時の日本の一般的な表記だとか。
すぐれた表意文字である漢字によるこれらの表現のすばらしさを説く
とともに常用漢字や当用漢字を設定し、表現の幅をせばめてしまった
この国の役人を批判します。
(これは探偵役と叔父との会話のパート)

ミステリといっても多くは美術論で話が終始し、
ミステリのほうはもうどうでもよくなってきてしまいました。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

今日から日雇い労働者になった

『今日から日雇い労働者になった』
増田明利



ベストセラー「今日、ホームレスになった」の著者が、
体を張って日雇い労働の世界をリポート。 1万円のタネ銭を持ち、
日雇い労働&宿なし生活を1ヶ月間、慣行した。 ホームレス、
ネットカフェ難民、日雇い労働者……。 彼らはどのような生活を送り、
なにを考えているのか? 現代日本の暗部をえぐる骨太ノンフィクション


著者が日雇いの仕事の収入で1か月間生活する、という内容です。
宿泊も山谷の2千円の宿とかネットカフェとかのみ。
この生活を30日間続けるのは当然大変なこととは思います。
読んでいけば分かりますが、そのような生活をしている人が多い。
さらには高齢になると日雇いの仕事さえ得られない。
下世話な興味で山谷とかドヤ街の記事を読んだりしますが
やはり実体験をされたかたの話は真実みがあります。
但し著者はこういった生活する人への嫌悪感を隠していないので
その部分でますます凄みが出ている気がしました。
極端な事を言えば、いつでも通常の生活に戻れるルポライターが
30日間限定という安全圏の中で日雇い生活を送る、という
プロとしては特別な事を書いていないノンフィクションですが
露わな嫌悪感により内容が重く感じられてくるという不思議な本です。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話