FC2ブログ
03«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

怪しい店

『怪しい店』
有栖川有栖



推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、敬意を持って
こう呼ぶ。「臨床犯罪学者」と。骨董品店“骨董 あわしま”で、店主の
左衛門が殺された。生前の左衛門を惑わせた「変な物」とは…
(「古物の魔」)。ほか、美しい海に臨む理髪店のそばで火村が見かけた、
列車に向けハンカチを振る美女など、美しくも恐ろしい「お店」を巡る
謎を、火村と有栖の名コンビが解き明かす。火村英生シリーズ、珠玉の
作品集が登場。


名探偵モノでもケレン味がないのが著者の火村英夫モノ。
時に薄口すぎて飽きてしまうのは仕方ないところでしょうか。
どうも最近そんな意識で読んでしまっています。すみません。

本短編集は5篇収録されています。
印象に残ったのは下記2篇

「ショーウィンドウを砕く」
倒叙推理となっています。犯人から見た火村とアリスの印象など
書かれていてそこも楽しいですが、よくできたコロンボもののように
ある一点で犯人のミスが暴かれるところはミステリの醍醐味です。
(火村とアリスの連携も見事)
タイトルはなんとなく石持浅海風

「潮騒理髪店」
”日常の謎”の作品です。
冒頭で理髪店がでてくる小説はなにがあっただろうかと
アリスが逡巡していますが、この「潮騒理髪店」こそ
後に理髪店小説アンソロジーが編まれてたら収録されるべき作品です。
列車に向けハンカチを振る美女、なぜハンカチを振ったのか。
もちろん理髪店がらみなんですが、意外な落とし方。
また理髪店主のプロの仕事ぶりも優しく描かれていて心地よい。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話