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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

教団X

『教団X』
中村文則



謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、
公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。
絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、
やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。
神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。
著者最長にして圧倒的最高傑作。



なかなか読み進められなく、読み始めから読了までの間に
別の本を10冊程度読み終えてしまいました。

つまらないわけではなく、簡単に読み進めてはいけないような雰囲気を
本書から感じてしまったからだった気もします。

テーマが多岐にまたがり、この小説のテーマはこれなのか、と思い
さらに読み進めるとまた別のテーマも立ち上がり
非常に読みごたえがありました。

宗教、性、貧困、テロやそれらに係る利権。
読み進める間にも、これらの問題に根付く実際の社会問題が
報道されておりリアルタイム感に慄然としながら読んでいました。

お名前は知りながらこの作家を読むのは初めてで、
また、ミステリともSFともつかぬものを読むのはめったにないので
食わず嫌いの部分があり今までは読んできませんでした。
これを機に中村文則さんの他の著作も読んでみようと思いました。

アマゾン評に面白い意見がありました。
アメトーク「読書芸人」の中で紹介されてしまったために
普段小説を読まない人が本作を読み、
わからない、つまらないという評価をしてしまったのは不幸だ、と。
確かに評価一つ星が割合としては一番多い、というのも奇妙です。

しかしその評を読むと多くの方は真面目に書かれていますので
これらを見るのも参考になります。
確かにテーマの重さとその多様さでまとまりを欠くかもしれないし、
これらを扱いきるのは難しいのでしょう。
しかし、あとがきにある”覚悟をもって書いた”は伝わりました。

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