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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

黒笑小説

『黒笑小説』
東野圭吾
黒笑小説 (集英社文庫)
黒笑小説 (集英社文庫)


作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうた
めに小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲
しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁
しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。
文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」を
はじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。


「もうひとつの助走」
「線香花火」
「過去の人」
「選考会」
この4篇は中堅作家、編集者、文学賞、出版業界、新人作家などを
皮肉ったもので、こんな事をネタにして
東野さん自身は問題なかったのかと恐れるくらいの内容です。
いろいろ気まずくなることもでてくるのでは、なんて思ったりしますが
笑いのパワーは強烈です。
作中の新人作家による『虚無僧探偵ゾフィー』を読んでみたい。
出るならメフィスト賞ですね。

「巨乳妄想症候群」
これはもうタイトルそのままそのような内容です。

「インポグラ」
これはもうタイトルそのままそのような内容です。

「みえすぎ」
これはもうタイトルそのままでなく、空気中に漂う各粒子が見えてしまう
ようになってしまった男の物語です。
小説は軽いノリで進みますが、実際こうなったら発狂するかも。

「モテモテ・スプレー」
なぜもてないのか、その理由がここに書かれています。
悪いのはあなたでなく遺伝子のせいです。

「シンデレラ白夜行」
シンデレラの計算高かった裏の面を描きます。

「ストーカー入門」
別れ話を切り出されたと同時に、
その女性よりあきらめずにストーカー行為をしろと命じられた男。
女性心理の難しさというかそんな面がでています。

「臨界家族」
アニメと玩具業界と家庭。最近のこの業界の商法(玩具を売るための
アニメの設定)を苦々しく思っていたのですが、そこを笑いに、
そして臨界家族という視点のオチが最高です。

「笑わない男」
絶対笑わない高級ホテルの接客係をなんとか笑わせようとする売れない
お笑い芸人の話。
いやあれでは私も笑わないですって感じです。

「奇跡の一枚」
奇跡的に美人に移ってしまった若い女性の話。意外な理由もあり、
いい話っぽくなってるかも。


「怪笑」「毒笑」「黒笑」と続き、ギャグが劣化しているかと思いきや
逆にパワーアップしている気がします。
東野圭吾って恐ろしい人だ。

私は当然読むべき、この人のミステリ作品をあまり読んでいないのだが
いいのだろうか。
(白夜行は当然読んでますが←言い訳)

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