02«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»03

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

謀殺のチェスゲーム

『謀殺のチェスゲーム』
山田正紀
謀殺のチェス・ゲーム (ハルキ文庫)
謀殺のチェス・ゲーム (ハルキ文庫)


両親を失った少年が復讐のために、日本最大の暴力団の組長を狙撃し逃走
したことで、全国的なやくざ戦争が始まった。時を同じくして、新戦略専
門家・宗像一佐は、レーダーから消えた、最先端の科学を結集した対潜哨
戒機の調査を命じられ、事件の背後に、元同僚のゲーム理論家の影を見て
いた。暴力団から逃げる少年と元同僚を追う男が交錯するところに見たも
のとは果たして…長篇本格アクションの金字塔。


やくざ、逃げる少年達、自衛隊、企業、新戦略専門家、戦いのプロ。
いたるところで登場人物が交差しつつ、しかしそれほど複雑には絡まず、
変な表現ですがスピード感を損なわない絶妙な構成です。

いろいろな戦いの構図がありどの場面もハラハラドキドキ。
戦略家の頭脳戦の場面も良いし、企業の政治的な駆け引きも良いし、
なによりも佐伯と立花という戦士のアクションシーンがよい。
登場人物の皆に見せ場があり飽きさせません。
人を駒としてみることしかしない戦略家達の最後を暗示する部分も良い。

凄まじい大傑作ですよ。これは。

マイ山田正紀ブームはずっと続いていますが
本作のような超ド級傑作を読むと
このブームは終わらないと確信させてくれます。

まだまだ読んでいない作品が多くこれからも楽しみです。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


山田正紀のように、でなく、”山田正紀になりたかった”という
西澤保彦の解説が熱い。
tb: 0 |  cm: 2
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話