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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

検察側の証人

『検察側の証人』
アガサ・クリスティ
検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


街中で知り合い親しくなってゆく金持ちのオールドミスと青年レナード。
ある夜そのオールドミスが撲殺された。状況証拠は容疑者の青年に不利な
ものばかり。金が目当てだとすれば動機も充分。しかも、彼を救えるはず
の妻が、あろうことか夫の犯行を裏付ける証言を…
展開の見事さと驚愕の結末。法廷劇の代表作。


面白かった。
細かい内容は想定できなかったが
事前情報からこんな展開になるだろう、と
思いつつ読んでいましたがそれでも面白い。
この結末もここまでの展開も
どこで読んだ感じがしていたのですが、
きっと本作をさらにひねった作品とかたくさんあるんでしょうね。

法廷物の面白さが詰まった作品です。

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UFO大通り

『UFO大通り』
島田荘司
UFO大通り (講談社文庫)
UFO大通り (講談社文庫)



迫力の中編集。異様な姿で死んでいる男が鎌倉の自宅で発見された。
白いシーツを体にぐるぐる巻き、ヘルメットとゴム手袋という重装備。
この男の近所に住む老女は、戦争をしている宇宙人たちを見たという。
これはUFOがからんだ殺人なのか?
表題作「UFO大通り」のほかに、御手洗潔の「遠隔推理」
と追いつめられた女の行動の対比が見事な中編「傘を折る女」の計2作を
収録。


故鮎川哲也先生に

作品冒頭にこんなことが書かれていれば期待します。
そして期待どうりの本格作品でした。

奇抜な謎と論理的な謎解き。
そしてなにより御手洗潔の言動がなかなかそれっぽくて良かった。

「UFO大通り」
宇宙人、光線銃、UFOと、やり放題で、当然見間違えているわけで
ありえない見間違えだと思いますが、本格の論理なので良いのです。

「傘を折る女」
ホームズの如く、傘を車に轢かせておってしまう女の行動から
その裏にあるものを推理していきます。しかしそれだけでなく
さらに予想外の不可解な現象まで起こります。

重厚さというより軽さとスピード感が出ている感じがしましたが
むしろこのほうが御手洗モノとしてはいいなあ。
しばらく島田荘司作品と遠ざかっていましたが
こんな感じならまた読んでいきたいです。

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暗い宿

『暗い宿』
有栖川有栖
暗い宿 (角川文庫)
暗い宿 (角川文庫)


チェックアウトはできますが、去ることはかないません。

廃業が決まった取り壊し直前の民宿、南の島の極楽めいたリゾートホテル
冬の温泉旅館、都心のシティホテル…。
様々な宿で起こる難事件に、おなじみ火村・有栖川コンビが挑む!


「暗い宿」
これはなかなか暗くて良い。タイトル通り。

「ホテル・ラフレシア」
イーグルスのホテル・カリフォルニアについても語られる。
明るい南国リゾートホテルでの一幕ですが、
ラストに全く別のところでつき落とします。


You can check out anytime you like… but you can never leave

「異形の客」
包帯ぐるぐる巻きでサングラスの如何にもアヤシイ人物が出てきます。

「201号室の災厄」
火村助教授がハード・ボイルド風に事件に巻き込まれます。

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毒笑小説

『毒笑小説』
毒笑小説 (集英社文庫)
毒笑小説 (集英社文庫)


誘拐してでも孫に会いたい!暇をもて余す爺さん仲間が思いついたスゴイ
計画とは?「誘拐天国」。身の毛もよだつおかしさと恐ろしさ。ブラック
な笑いを極めた会心の作品が1ダース!(対談・京極夏彦)


『怪笑小説』に続く『毒笑小説』期待大。


「誘拐天国」
誘拐事件を企てる金持ち爺さん達。こちらもズレているが誘拐される側も
ズレていておかしい

「エンジェル」
未知の生物が人間の都合で良い評価を受けたり悪くなったり、いろいろ対
応がかわる、ということを観察している・・・何か。

「手作りマダム」
全く悪意はない手作り品を押し付けてくるマダム。狭いコミュニティ内の
悲劇ですね。

「マニュアル警察」
妻殺害の自首をしに警察を訪れるもマニュアル対応で進められ、受付でた
らいまわしにされたり、まず被害者の夫として扱われたり。

「ホームアローンじいさん」
一人での留守番をいい事にいろいろ挑戦するじいさん。機械は変な動きを
しつつも戻せない。なぜか結果的には上手くいくが最後にオチが。

「花婿人形」
すべて母のいうがままに育った青年の生い立ち。なにも判断ができなくな
っていて、自らの結構披露宴で追い込まれる。

「女流作家」
妊娠、出産を機に人前に出なくなった人気女流作家。ただしは締切は守っ
ているので問題はなさそう。

「殺意取扱説明書」
殺意の大小や他の条件から殺人までのプロセスを導く取扱説明書により、
殺人を起こそうとする女性の話。

「つぐない」
芸術に理解のなく仕事一筋だった中年男が突然ピアノを習いだし、発表
会にも出たいという。ある男への償いのために。結構泣ける。

「栄光の証言」
冴えない中年男が殺人事件の目撃者となったことから、知人の注目の的と
なる。栄光の証言は続くのか。

「本格推理関連グッズ鑑定ショー」
あのテレビ番組を彷彿させるグッズ鑑定ショー。出品されるのは本格推理
関連グッズ。『名探偵の掟』関連品が出品される。

「誘拐電話網」
自分に関係のない子供の誘拐身代金要求の電話を受けた男。この男がとっ
た行動は?星新一先生あたりがすでに書いていそうな気もする。

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突変

『突変』
森岡浩之
突変 (徳間文庫)
突変 (徳間文庫)


関東某県酒河市一帯がいきなり異世界に転移(突変)。ここ裏地球は、危険な
異源生物(チェンジリング)が蔓延る世界。妻の末期癌を宣告されたばかり
の町内会長、家事代行会社の女性スタッフ、独身スーパー店長、ニートの
オタク青年、夫と生き別れた子連れパート主婦。それぞれの事情を抱えた
彼らはいかにこの事態に対処していくのか。異様な設定ながら地に足のつ
いた描写が真に迫る、特異災害(パニツク)SF超大作!


ある地域が突然異世界に置き換わるという派手な設定のSFです。
この異変にまきこまれたほんの小さなエリアが舞台です。
よってちゃんとした行政組織がない状態で
この変異に対応していかなければなりません。

当然ながら登場人物も我々と同じ普通の人で超人などいません。
また大した活躍もしません。
だからこその作品だと思い、私は面白かった。

しかしアマゾンレビューでは5点満点中1.9とさんざんです。

ヒーローが活躍しなければSFでないのか。
小市民のうだうだが描かれているとSFではないのか。

どうなんでしょう。

この著者の事は恥ずかしながらは全く知りませんでしたが、
この手の作品なら大歓迎です。

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