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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

犯罪ホロスコープⅠ 六人の女王の問題

『犯罪ホロスコープⅠ 六人の女王の問題』
法月綸太郎
犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題 (光文社文庫)
犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題 (光文社文庫)


売れっ子ライター・虻原がマンションから転落死した。
その建物にはかつて虻原が所属していた劇団の主宰者が住んでいた。
二人には感情のもつれがあったらしいのだが…。
虻原は連載コラムの最終回に不可解な俳句を残していた。
はたして俳句に隠された意味とは?(表題作)。
六つの星座にまつわる謎の数々を、名探偵・法月綸太郎が
鮮やかに解決してゆく。連作本格推理。


星座と神話をモチーフにした短編ミステリ集ですが
それぞれにつながりはありません。

気軽に読んで楽しめる。そして後にはいっさい何も残さない、
と著者自身が狙う処のミステリです。

そのせいかパズラー指向が高く読む方は楽しい。

特に「ゼウスの息子たち」が素晴らしい。
読み手の思い込みを蹴散らすこの展開。これこそ本格短編。

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生首に聞いてみろ

『生首に聞いてみろ』
法月綸太郎
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)


首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が
病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏
像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それ
とも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の
推理の行方は―!?幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く。


既読ですが忘れているので再読しました。
500ページ越えの長編ですが殺人事件が起こるのはだいぶ後でしかも単発。
タイトルどうりの生首が出てくる猟奇事件ですが構造は地味です。

しかし終盤の伏線が回収されていくところは圧倒されます。
本格ミステリの美しさとでもいおうか、これは素晴らしい。
事件のキーとなる事柄について、
当事者にはそんな誤解は生まれないだろうという指摘はもっともです。
まあ私はいいと思うけど。

また、知らないところで事件発生前後に探偵が関わっていたというのは
この悩める探偵の好きそうな話でもありますね。

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各章の題はキング・クリムゾンの曲名から
新本格作家は結構プログレ好き多そう。

第一部 FraKctured