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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

新本格謎夜会

『新本格謎夜会』
綾辻行人+有栖川有栖=監修
新本格謎夜会(ミステリー・ナイト) (講談社ノベルス)
新本格謎夜会(ミステリー・ナイト) (講談社ノベルス)


綾辻行人、有栖川有栖両氏からの挑戦状!
新本格誕生15周年記念。ミステリファン必読!

綾辻、有栖川両氏をはじめ、多くの推理作家の作品から盗作を繰り返して
いた男が密室の中で殺された。
しかも、部屋の鍵は男の口の中に入れられていた!
――新本格誕生15周年を記念して行われた謎解きイベント&トークショー
をここに完全再現!


このイベントが行われたのが平成14年なので、現在では新本格誕生から
30年近くたった事になります。
私もこの間新本格を読み続けてきたんだなあ、と感慨深い。

本企画でのトークショーに参加された作家は

綾辻行人
有栖川有栖
山口雅也
竹本健治
二階堂黎人
倉知淳
法月綸太郎
我孫子武丸
麻耶雄嵩
太田忠司
西澤保彦

ゲストに喜国雅彦とヒロ・サカイ、司会が九十九一とすごい面子です。

このトークショーの紙上再現だけでも読む価値大です。
しかし九十九一の進行がうまい。並み居るミステリ作家を翻弄させる
ような司会ぶり。でも最近はあまり名をお見掛けしませんね。

さて本書のキモは実際に行われた謎解きイベントの再現です。
こちらは実際に使用された図や写真をふんだんに織り込むという趣向。
こちらも楽しいです。

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霧越邸殺人事件

『霧越邸殺人事件』
綾辻行人
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)


1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館
「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な
現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる
“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!
日本ミステリ史上に無類の光芒を放ちつづける記念碑的傑作、
著者入魂の“完全改訂版”!!


ということ角川文庫 ”完全改訂版”上下2巻です。

講談社文庫の館シリーズも”新装改訂版”で復刻しており、
再び綾辻行人を読み返しています。

1990年発表時に読んでいます。
今回は再読ですがなんとなく犯人像を思い出し、
途中の決定的な一言で真犯人はこいつだろと思いながら読んでいました。
(半分あたって半分外れてましたが)

当時はミステリ色より”不思議な現象”の方が印象に残りっていました。
今回は、本格ミステリとして楽しく読むことが出来ました。
”現象”の合理性は気にする事はないですね。あくまでも味付けです。
本作以降、本格+ホラーの融合を謳う作品が世に出始めてきたから
そう感じるようになっているのかもしれません。

さて本格で見た場合ですが事件は四件。
あっと驚くトリックがあるわけでもなく地味な印象があります。
館シリーズでの一発驚かしてやる、という趣向とは狙いが違うようで
非常にオーソドックスな謎解きになっています。

そうだ、初読での感想は”驚かなかった”だった。

この後、綾辻行人は1991年に『時計館の殺人』で、大技を決めます。
どちらかというとそちらが好みではありますが、
静謐な雰囲気が漂う『霧越邸』もいいものです。

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本作なんと1993年に火曜サスペンス枠ででドラマ化されていたようです。
タイトルは”湖畔の館殺人事件”
いかがなものか。

霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)
霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)


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人形館の殺人

『人形館の殺人』
綾辻行人
人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)


父が飛龍想一に遺した京都の屋敷――顔のないマネキン人形が邸内各所に
佇(たたず)む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身に
も姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局へ
の秒読みはすでに始まっていた!? シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第4の
「館」、新装改訂版でここに。


新装改訂版にて再読です。
本作でのトリックの一つが「館」シリーズそのものであること。
そんな訳でこのシリーズそのものを知っていないと
どうにも面白みにかけてしまう作品です。

4作目でこうしてしまうあたり冒険というかヤケ気味だったのか。
たしかに”ひときわ異彩"を放ってます。

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水車館の殺人

『水車館の殺人』
綾辻行人
水車館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)


仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。
1年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?
密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」
を巡る恐るべき秘密とは……!?
本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第2弾、
全面改訂の決定版!


という事で新装改訂版です。
これも何十年かぶりの再読です。

いかにもな本格ミステリとなっています。
『十角館の殺人』とは異なり完全に内容を忘れていたせいか、
どきどきワクワク感が読んでいてうれしかったです。

仮面をつけて隠遁生活をする当主、黒焦げのバラバラ焼死体、と
趣向は一目瞭然ですがそれに思い当たらず読みました。

密室から消失した男の謎、のトリックはまさに本格のロジックですね。
意味なんてないです。

さて本作にて、「館」シリーズの位置づけと名探偵となる島田潔のキャラ
が確立したようです。

地味で暗い雰囲気に溢れた、好きな人はたまらない探偵小説です。

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十角館の殺人

『十角館の殺人』
綾辻行人
十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)


十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。
館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したと
いう。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の
結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え
続けた名作が新装改訂版で登場。

という事で”新装改訂版”です。

思えばまさに刊行当時にこれ読んで”新本格”にどっぷりはまりました。
講談社ノベルスが”新本格”のイメージでした。

20数年ぶりに読みましたが、最初に殺されるのはオルツィってところは
覚えていました。また真犯人はだれかもうっすらと。
しかし所謂”衝撃の一行”の部分はすっかり忘れていました。
これがあってこその作品なのです。

今回、この一行については、私もすっかりぼけていて、
あれっどうなっているんだ、と衝撃よりも読み間違えなのかと思いが
先にきてしまいました。ちょっと損した気分。
名探偵が謎を解くのでなく真犯人の独白で謎が解かれる、というのも
記憶と違ってました。

本作、十角館に集うメンバーがニックネームの
エラリー、カー、ヴァン、ポウ、アガサ、ルルウ、オルツィという呼称
のみで呼び合うところがもうミステリファンにはうれしい所であり、
また幼稚とも感じるところなのですが
これ自体がすでに仕掛けの一部です。

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時計館の殺人

『時計館の殺人』綾辻行人
日本推理作家協会賞受賞作全集〈68〉時計館の殺人 (双葉文庫)
日本推理作家協会賞受賞作全集〈68〉時計館の殺人 (双葉文庫)

多くの死者の想いこもり、少女の亡霊が徘徊するという時計館。
訪れた九人の男女を待ち受けるのは無差別殺人!? 悪夢の3日間の後、
生き残る者は果たしているのか。――
最終章80頁にわたって次々に解明されるめくるめく真相。
これほど悽愴絢爛たるクライマックスを持つ本格ミステリが、
かつてあっただろうか!?


と煽りに煽っています。

再読です。
新本格ムーブメントにのってこの頃の講談社ノベルスの作品は結構読んで
います。当然ながら本作は読んでいて、本作のキモというか大技は忘れて
いなかったのですが、それでもなぜか犯人を忘れて(トリックから考える
と忘れる方がおかしい)いたので楽しく読めました。
閉ざされた館の中での殺人ですが秘密の通路があったりしてそこは残念で
すがそこからのひねりが素晴らしい。初読時は衝撃を受けました。

トリックもさることながらラストの時計館そのものの終焉も映像的で鮮や
かでした。

以前に、もう一度「館」シリーズを全作読み返したいと記事に書いたこと
がありましたが手持ちはどうも全て処分していたようです。
モッタイナイ!
今回の”時計館”は日本推理作家協会賞受賞作全集として改めて購入した
ので読めた次第です。

どうしよう。文庫で買いなおすかな。

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奇面館の殺人

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)
『奇面館の殺人』綾辻行人

奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で
全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。
季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体
は何を語る?前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を
展開する。


最近「びっくり館の殺人」を読んだのでこれで館シリーズは
全部読んだことになりました。

1986年の「十角館の殺人」から”新本格”をリアルタイムで読んできた
世代なのでやはり綾辻行人、期待してしまいます。

本作は
「無邪気に軽やかに(なおかつマジメに)”本格ミステリの庭”で
遊ぶことが出来るだろう」と
自分に問いかけながら作られた作品だそうです。

本作は大ネタはないものの細かいネタが随所に散りばめられ
パズラーもの本格として大変面白かった。

エピローグで、この事件をミステリとして書いた場合、
アレやコレをどうやって処理するか悩む、
なんて作中人物にいわせてるところもユカイ。
なるほど記述にも工夫がありました。

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館シリーズは「暗黒館」以外は持っているので
最初から読み直したくなってしまった!
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びっくり館の殺人

びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)
(2008/11/07)
綾辻 行人

商品詳細を見る

『びっくり館の殺人』

”かつて子どもだったあなたと少年少女のため”、
をコンセプトとした講談社ミステリーランド・レーベルの作品であり
綾辻行人、館シリーズの作品でもあります。

読んだのはノベルス版ですが中身は変わってないんでしょう?
少年少女のため、の割りにかなりダークです。

薄気味悪い登場人物、いわくありげな家族
心の闇の部分が描かれます。

うーん、イヤミスのテイストか?

でも久々に綾辻行人読みました。
”黒猫館”まではノベルスで買ってまだ家のどこかにあるはず。
もう一度”十角館”から読み直したくなりました。

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