FC2ブログ
12«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»02

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

マヂック・オペラ

『マヂック・オペラ』
山田正紀



二・二六事件前夜。置屋の密室で芸者が刺殺された。
詳細は「“乃木坂芸者殺人事件”備忘録」と縊死した囚人の手による
「感想録」に綴られていた。“検閲図書館”黙忌一郎の依頼で調査を
始めた特高警察の警部補が遭遇する奇怪な出来事…。黙が追いかけた
ドッペルゲンガーとは?昭和維新の影に潜む恐るべき陰謀とは?
『ミステリ・オペラ』に続き、昭和史を探偵小説で描く“オペラ三部作”
の第二弾。


途中で二・二六事件概要をネットで確認してから読みました。

かなりエンターテインメント性を排した作品の気がします。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

ミステリ・オペラ

『ミステリ・オペラ』
山田正紀



平成元年、東京。編集者の萩原祐介はビルの屋上から投身、しばらく空中
を浮遊してから墜落死した。昭和13年、満州。奉納オペラ『魔笛』を撮影
すべく“宿命城”へ向かう善知鳥良一ら一団は、行く先々で“探偵小説”
もどきの奇怪な殺人事件に遭遇する。そして50年を隔てた時空を祐介の妻
・桐子は亡き夫を求めて行き来する…執筆3年、本格推理のあらゆるガジ
ェットを投入した壮大な構想の全体ミステリ。


現代と昭和13年の満州を舞台に始まる大長編ミステリです。
魅力的な謎が次から次へと出てきます。
この重厚な物語の中で語られるのでなんとなく納得しましたが、
個別に見ていくとかなりやっつけ。
でもそこはすべて包括してのミステリなのでいいこととしましょう。

検閲図書館なんていうちょっと興味深いワードも出てきたりします。

現代史を勉強したのちもう一度読んでみたい。

ハードカバー2段組み682ページ。腕が鍛えられました。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 2
go page top

50億ドルの遺産

『50億ドルの遺産』
山田正紀


インドネシアから独立した人口百万余の島国スマリ。この小島に五十億
ドル相当のベトナム戦争の兵器が秘匿されているというのだ!スマリ国
元首ジョワンは、この隠匿兵器をタネに島開発のための資金を得たと
いう。一方、海外放浪の途次、スマリに立ち寄った中尾英輔は、偶然に
殺人事件を目撃、否応なく国家的陰謀の渦に巻きこまれていった…。
気鋭が贈る青春冒険傑作。


本作は昭和54年に発表された長編冒険小説です。
山田正紀の冒険小説は面白い。本作も期待通りの面白さでした。

主人公以上に脇役が魅力的、というかどの登場人物にも印象的なシーン
を与えるサービス精神が山田正紀の根底にあるのかもしれません。
一介の青年が国際的な事件に巻き込まれるあたりのスピーディな展開
もいいですが戦争の悲惨さを伝えたり、陰謀が渦巻く社会を描いたりと
物語的にもかなりいろいろな内容を盛り込んでいます。

これだけの内容なので、中盤まで読んで、
これは収拾つかず投げやりになるか未完のままだな、と想像しましたが
後半かなり端折った感はありますが最後まで描いていました。
最後に誰が本当の首謀者だったかわかるのですが、
この前後の流れがこの作品を単なる冒険小説以上のものにしています。

そして映像的で、ある意味華やかなラストシーン。
これは印象に残りました。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 4
go page top

24時間の男

『24時間の男』
山田正紀
24時間の男―一千億円を盗め (ノン・ノベル)


超ハイテク警備ビル内に眠る1千億円の企業機密。最先端金庫破りの
榊周助は奇想天外な奪取計画を立てた。まず鉄壁のアリバイ作りのため、
傷害事件を起こし、東京拘置所に入所。そこで、かねて買収してあった
出入りの医師に手伝わせて極秘裡に脱獄し、目的地へ。24時間以内に
仕事を済ませ、再び拘置所に戻るという大胆不敵な方法である。かくて、
事態は周到なプラン通り順調に進行しつつあった。が、第1の事故が発生
した。榊と落ち合う場所に相棒の姿はなく、刑事がいたのである。果た
して蟻1匹にも感応するコンピュータ警備をかい潜り、1千億のブツを
盗めるのか?無事拘置所に戻れるのか?SF界の実力派が卓抜なアイデアと
最新技術情報を駆使して放つ超冒険小説の異色傑作。


24時間の男、副題が、一千億円を盗め、です。

いやあ、山田正紀のB級冒険小説は面白い。
本作はハイテク警備ビルからあるものを盗み出すというストーリーで
「ミッション・インポッシブル」を彷彿とさせます。

最初話を持ち込んできたヤバイ奴らの追及をかわすため
あえて別の事件を起こし東京拘置所に入り
今回の盗みに関与していませんとアリバイを作っておきます。

つまり本作は
拘置所からの脱獄、ハイテクビルからの盗み、そしてまた拘置所へ戻る
という流れ。そしてこのタイムリミットが24時間。
もうB級的面白さが詰まっていそうでしょう。

物語の導入から脱獄のパートですっかり物語の世界に入りこみました。
ハイテク攻略パートでの機器の描き方はまさに山田正紀。
さすがこの部分は手慣れて巧いものです。
既にここまででトラブル続きなのですがついには機材の故障で
モノは盗めずいったん退却。その後計画を練り直します。
ここからは最初に出てきたやばい奴らも再登場し、一気に拘置所への
帰還まで物語が加速します。
お約束の謎の美少女もいたりして全体的にカラッとした味わいで楽しい。
果たしてモノを盗んで拘置所に戻れたのか。
味のあるエンディングもいいです。

本作、娯楽映画としては最高のコンテンツではないかと思うのですが
いかがでしょう?

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

装甲戦士〈2〉戦艦奪回指令OZ

『装甲戦士〈2〉戦艦奪回指令OZ』
山田正紀



ジャングルから戦艦を回収せよ!
ベトナム戦争末期、青年原田蒼生の加わる極秘日本人部隊に
奇妙な命令が下った。装甲戦闘服を駆使して作戦を行う蒼生たちを、
ベトコンの銃撃が襲う。異色冒険小説の第2弾。


装甲戦士〈1〉を読んだ。
後半ようやく面白くなったまま物語は終わってしまった。
山田正紀なのでどうせ飽きて2巻目は出していないんでしょうね、
なんて意味の記事を書いたら
よくお邪魔させていただいているポール・ブリッツさんより
本作が存在するとのコメントを頂いた。

おぉ!あったのか、それじゃあ探してみっかなんて思ってました。
そして今、山田正紀作品所有リスト(全部読むつもりなので)みたら
どうも持っていたようです。
完全に忘れていました。
しかもその本は隠れているとはいえ
取り出しやすい位置に置いてありました。

これから読みます。













読みました。

<1>でいよいよ面白くなってきた“イヌの痩せる場所”へはいかず
別任務になっており、しかもSFや伝奇小説要素の少ない
そもそも物語の面白さのない単なる戦記モノになっていた。
残念。
天才山田正紀にもこういった作品はあるという事ね。


にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 2
go page top

神々の埋葬

『神々の埋葬』
山田正紀


『神狩り』『弥勒戦争』に続く神をテーマにした長編です。
本作はお馴染みのテーマ、神とは何か、と
そこに巻き込まれる人間を描いたSF長編です。

結果的には筋にあまり影響を及ぼしてはいませんでしたが、
ほとんどの登場人物がなにか重要そうな雰囲気をもっており、
主人公だけでなく、出す人物全員熱く描いてやろう、といった
勢いようなものが感じられました。
『神狩り』『弥勒戦争』と同じく、壮大なテーマを、
長編とはいえそんな大長編でない分量で描き切るのですから力技です。

本作は第4回角川小説賞受賞作とのことですが
知名度は低そうです。
初期作品はすべてハルキ文庫あたりから出しなおしているかと思ったら
本作は角川での単行本と文庫本だけでその後再版等ないようです。
残念です。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 4
go page top

装甲戦士1

『装甲戦士1』
山田正紀
装甲戦士〈1〉ベトナム戦線マル秘出動令 (ノン・ノベル)


ベトナム戦争が泥沼化した71年暮れ、学生原田蒼生は曲者揃いの極秘
日本人部隊に加わった。瀕死の落伍者が続出する苛酷な訓練の末、
上官から渡されたのは、未来の甲胄を思わせる装甲戦闘服だった。
部隊の真の目的は何なのだ?やがて悪夢の戦略が浮上するが…?
人気実力派が満を持して贈る壮大奇想の超冒険小説書下ろし。


ここしばらく山田正紀作品でも難解な作品を読んでいましたので
ここは冒険小説風の本書でスカッとしたかった

なんとなく表題は、巨大ロボット戦闘モノ(苦手なジャンル)ですが
小難しいことは書かれていないだろうと思い
積読の山からひっぱりだしました。

読んでみると安っぽいロボットものではありませんでした。

舞台はベトナム戦争、ひそかに集められた日本人部隊の闘いを描きます。
といっても本作はその日本人部隊の招集事情や訓練風景がメインです。
終盤、遭難した仲間を救出するために装甲戦闘服を着用する、
という部分でようやくこの”装甲戦士”が出てきます。

ストーリー的にはここからいよいよ面白くなってきました。

”イヌの瘠せる場所”という異形な土地へ赴くための任務のため
この部隊は作られたという事がわかりかけてきます。
”イヌの瘠せる場所”という奇妙なワードの興味もあり
さあここからという所でこの1巻は終了するのですが
2巻目以降は果たしてあるのでしょうか?

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

多分ないんでしょう。だって山田正紀。
tb: 0 |  cm: 2
go page top

チョウたちの時間

『チョウたちの時間』
山田正紀

↓持ってるのはこの装幀ではない古いものですが・・・・。



少年時代のある夏の日、長い髪の美しい少女から手渡された一匹の
チョウ……。それが宇宙、反宇宙、そして〈時間〉さえも舞台に
くり広げられる人類の命運を賭けた凄絶な闘いに関わっているとは!
――すべての謎をとく鍵は、ファシズムの嵐が吹きあれる1930年代の
ヨーロッパを放浪する一原子物理学者の行く手にあった。
彼はいったい何を見、どこへ行くのか。人類に残された唯一の可能性は
〈時間〉を支配することなのか……。
壮大なスケールで〈時間〉テーマに挑んだ超SF長編。


「空間」と「時間」をテーマにしたハードSFです。
と、わかるのは本当にこれくらいで、あとはちんぷんかんぷん。
これこそ想像できないことを想像する山田正紀の真骨頂かもしれません。

「空間」に支配されている人類は
「時間」をあやつり人類を滅亡させようとする彼らに勝てない、
とかそういう内容?

アマゾンだと多くの方が高評価を与えていて
自身の読み手としての力不足を感じました。
無念!

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

山田正紀マニアとしてはこの本をハードカバーを200円で買えたので
そちらで大満足。
tb: 0 |  cm: 0
go page top

イリュミナシオン 君よ、非常の河を下れ

『イリュミナシオン 君よ、非常の河を下れ』
山田正紀



内戦に揺れる東アフリカの国家サマリスの国連領事、伊綾剛に
突然与えられたのは、「アルチュール・ランボーを捕獲するため
『イリュミナシオン』へ向かった『反復者』を追って、『非情の河』を
下れ」という任務だった。
人類の理解を超越した侵略者との戦いを、
ランボーの詩に乗せて華麗に奏でる、幻想ハードSF!


『カオスコープ』『サイコトパス』と続いてまたまた山田正紀。

しかし書かれている内容が理解できない。
ストーリーも個々のエピソードも何が何だかわからなくなってます。

詩人ランボーの詩やエピソード
そして量子理論
をベースに作られたようです。

イリュミナシオンとはもともとランボーの詩集の名です。
断片的な詩集の内容と断片的に時間と空間が繋がる量子論的な世界。
ここら辺のことの物語のようです。
いや違うかもしれません。
難しかったです。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 2
go page top

サイコトパス

『サイコトパス』
山田正紀



拘置所に収監中の男からの奇妙な依頼。世界が、自分が、壊れていく…。
日本SF・ミステリー界に新たなる高峰。


これはいったい何だったんだ。
作中作のミステリと現実がこんがらがり訳が分からなくなりました。
その作中作が逆説的なトリックで面白さでケレン味たっぷりなので
本作自体がこのままミステリとしてまとまることを期待して
読み進めましたがだんだん捻じれていきます。

最後はミステリではなくSFになっていたのだと思いますが
やはり難しい。
途中「幻象機械」という言葉が1箇所、突然出てきますが
これって山田作品の題名です。
もしかすると本作「幻象機械」と似た内容かも。

とにかく読んでいて不安感がいっぱいになる作品でした。

なにしろ登場人物名が 水頭男(すいずつお)
この字ズラだけでもうダメです。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話