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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

早坂吝『探偵AIのリアル・ディープラーニング』

早坂吝『探偵AIのリアル・ディープラーニング』



AIに関わる「フレーム問題」。
(思考制限する枠が無いので無限の検討をし収拾がつかないという事か)
後期クイーン問題が出てきてニンマリ。

他にも「シンボルグラウンディング問題」もでてくる。
軽いタッチで面白い。

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西澤保彦『人格転移の殺人』

西澤保彦『人格転移の殺人』




突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格
を入れ替える実験施設だった。法則に沿って6人の人格が入れ替わり、脱
出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、
凶行の目的は何なのか?人格と論理が輪舞する奇想天外西沢マジック。
寝不足覚悟の面白さ。


面白い!
6人の人格が入れ替わるという設定下での殺人事件。
なぜ人格が変わるかなどの説明はないが(登場人物も結局わからない)
序盤での人格というものにかかわる考察部分が面白い。
以降はSF的展開はなく本格ミステリに移行していく。

しかしここからが複雑で実は理解できていない。
体と人格どっちがどうなっているのかこんがらがってくる。
小説としての表記の仕方は登場人物によって語られているが。

ラストも良かった。

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今野敏『イコン』

今野敏『イコン』



熱狂的人気を集めるも正体は明かされないアイドルのライブでの殺人
事件。被害者を含め現場にいた複数の少年と少女一人は過去に同じ中学
の生徒だった。警視庁少年課・宇津木と神南署・安積警部補は捜査の
過程で社会と若者たちの変貌に直面しつつ、隠された驚愕の真相に到達
する。『蓬莱』に続く長編警察小説。


『蓬莱』に続き安積警部補が登場する。
警察小説として警察内の人間模様やキャラクターに惹きこまれる。
またアイドルやメディアの話では登場人物の言葉をかりて熱く論じられ
ているがこれも面白い。

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一条次郎『レプリカたちの夜』

一条次郎『レプリカたちの夜』




動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二
時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺
せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。
卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。
選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。
何があってもおかしくはない世の中ですから」。


なんだかわからない設定と世界観で面白く読み進めるも
だんだん本当にわからなくなってきた作品。

わからない事を堂々と言っていいような作品です。

新潮ミステリー大賞受賞作ですって。
解説にはこんなことが書かれているがまさにソレ。

「ミステリー」であるかどうかはともかくも、本作は「小説」として
無類の魅力を持っている。文体はデビュー作とは思えないほどこなれて
おり、こんなにワケのわからない(笑)展開なのに、スイスイ読めてしま
う。傑作である。――

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↓ハッとした一文。

人間が認識できる以上の速度で目の前にかかる橋があらわれたり
消えたりする装置があれば、人間は気づかないで橋を渡ろうとするだろう。
そして足を踏みはずして谷底に落下するのだ。


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二階堂黎人『増加博士と目減卿』

二階堂黎人『増加博士と目減卿』




山賊髭を生やした赤ら顔の名探偵・増加博士が華麗に(?)謎を解き明かす
!作品の登場人物が、自分が推理小説の中のキャラクターであること、
これから事件が起きることなどを知っているという設定のメタ・ミステ
リー。「『Y』の悲劇ーー『Y』がふえる」「最高にして最良の密室」
「雷鳴の轟く塔の秘密」を収録。


増加博士→フェル博士
目減卿→ヘンリ・メリヴェール卿

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相場英雄『震える牛』

相場英雄『震える牛』



警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち
未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられ
る。当時の捜査本部は、殺害された二人に面識がなかったことなどから、
犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。しかし「メモ魔」
の異名を持つ田川は関係者の証言を再度積み重ねることで、新たな容疑
者をあぶり出す。事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴
う地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。現代日本
の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。


なるほど”震える牛”とはそういうことだったのかと納得する。

食品偽装や大手ショッピングセンターの進出での弊害など社会問題を
提起するミステリ。
巨大資本に飲まれていくこの社会の恐ろしさも描く。

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深緑野分『戦場のコックたち』

深緑野分『戦場のコックたち』



一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートを
かき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…
誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。
彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を
連作形式で描く。


いかに”戦場”とは云え、上記紹介文から軽い”日常の謎”かと思ったら
全然違っていた。1944年ノルマンディ降下作戦から始まる戦場での若い
兵士の葛藤を描く骨太の作品だった。
巻末の参考文献の多さにも驚く。

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福田和代 『怪物』

福田和代 『怪物』




定年を間近に控えた刑事、香西には“死”の匂いを嗅ぎとる不思議な
能力があった。その力を手掛かりに不審な失踪事件を調べるうち、彼
はゴミ処理施設で働く青年、真崎に辿り着く。「処理場で人間の身体
くらい溶かせる」とこともなげに言う真崎。端正な顔立ちのこの男が
事件の犯人なのか。二人の息詰まる攻防戦が幕を開ける―。正義と悪
の概念が根底から覆される!著者渾身の長編ミステリー。


青空も爽やかな休日の読書。一気に陰鬱な気分になりました。
ここで描かれる犯罪譚とそれを引き起こす”怪物”。じわじわくる恐怖
と不安感。スゴイ作品です。

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今野敏 『ST 警視庁科学捜査班』

今野敏『ST 警視庁科学捜査班 エピソード1』



多様化する現代犯罪に対応するため、新設された警視庁科学特捜班、
略称ST。繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定した
が、ST青山は一人、異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった
犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。最強チーム
警察小説シリーズ第1作。



今野敏『ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人』




連続変死事件発生! 最強チーム警察小説、第2弾。連続して発見された
2つの変死体から検出されたのは共通する毒物だった。存続の危機に瀕し
ていたSTが動き出す。事件の周辺からは新興宗教にも似た奇怪な自己啓
発セミナー、そして有名女子アナの存在が浮かぶ。土壇場で意外な展開
をみせる究極のサスペンス!


それほど読んでいるわけではないがこの作者が描く警察小説っていいで
すね。事件とか推理の部分というより人と人との結びつきや刑事の生き
ざま的な部分が良い。それと実はペダントリーの宝庫かとも思いました。
細かく説明するには至らなくもいろいろな引出しを開けてくれています。

このSTシリーズ。全部読みたい。

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田中啓文『力士探偵シャーロック山』

田中啓文『力士探偵シャーロック山』




銅煎部屋で唯一の三役力士・斜麓山は大のミステリー好きで稽古よりも
本の続きが大事。自分は相撲取りではなく探偵なのだと言いはり、付け
人の輪斗山は悩まされ通しだ。しかし、彼らの周辺ではなぜかシャーロ
ック・ホームズの名作ばりの事件が続発。はじめて本物の事件を解決し
ようと乗り出す斜麓山だが、思わず勇み足を!?爆笑の本格ミステリー。


登場人物は力士の斜麓山(シャロクヤマ)と輪斗山(ワトサン)。
相撲よりミステリ本、という斜麓山の言動と付け人の輪斗山の嘆きが可笑しい。

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