01«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.»03

茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

血の季節

『血の季節』
小泉喜美子
血の季節 (宝島社文庫)


青山墓地で発生した幼女惨殺事件。その被告人は、独房で奇妙な独白を
始めた。事件は40年前、東京にさかのぼる。戦前の公使館で、金髪碧眼の
兄妹と交遊した非日常の想い出。 戦時下の青年期、浮かび上がる魔性と
狂気。そして明らかになる、長い回想と幼女惨殺事件の接点。
ミステリーとホラーが巧みに絡み合い、そして世界は一挙に姿を変える。


被告人が語る過去の物語の妖しい雰囲気に引きずりこまれました。
ただ読んでいてミステリらしさも感じず、
主題(だったらしい)の吸血鬼も全く意識していませんでした。

なのでこの被告人が吸血鬼である可能性があるという前提に気付かず
読み進めてしまったのが残念です。
ミステリとしてのキモはここでしたので。
さらにはラストのラストの意味合いもつかめずネットで確認してしま
いました。

良い読み手だったら衝撃は倍増していただろうにと思うと悔しい。
 、
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 2
go page top

腕貫探偵、残業中

『腕貫探偵、残業中』
西澤保彦
腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)

「市民サーヴィス臨時出張所」で、市民の相談に乗る腕貫着用の男。
明晰な推理力を持つ彼のもとへは、業務時間外も不可思議な出来事が
持ち込まれる。
レストランに押し入った強盗の本当の目的は?
撮った覚えのない、想い人とのツーショット写真が見つかった?
女教師が生前に引き出した五千万円の行方は?
“腕貫男"のグルメなプライベートにも迫る連作ミステリ6編。

新登場のユリエ嬢のキャラが楽しい。
腕貫探偵が出てこない話もありバラエティ豊かになりました。

やはりアンハッピーな結末が多いところがミソです。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 2
go page top

腕貫探偵

『腕貫探偵』
西澤保彦
腕貫探偵 (実業之日本社文庫)


謎の“腕貫”着用職員が市民の悩みを次々に解明!

大学に、病院に、警察署に……
突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。
そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を
持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した?
幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり?
小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明!
ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。


何かのアンソロジーで一編だけ読み面白かったので購入してみました。
全編面白かった。
まったくキャラが立たない、市民サービス課職員という設定が
とても面白かった。
この設定によりどんな事件にも拘われます。

ミステリとしては見た目の事件の構造を反転し、
場合によりハッピーとは言えない着地をするのは西澤保彦さんらしい。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


腕貫・・・うでぬき、です。今、アレを実際に使用している人っているんでしょうか。
記号としてしか知らない気もする。
tb: 0 |  cm: 0
go page top

プリズン・トリック

『プリズン・トリック』
遠藤武文
プリズン・トリック


刑務所で密室殺人―乱歩賞史上最強トリック

交通刑務所で発見された前へ倣え姿の遺体。
現場は密室――逃走した受刑者を追う県警が知る意外な事実。
選考委員・東野圭吾氏も仰天の第55回江戸川乱歩賞受賞作


ずっと気になっていましたが買うには至らず。
しかし3冊500円セールがあり残り2冊枠で購入しました。

面白かった。
まず冒頭の交通刑務所内の描写が濃い。
なんでそんな細かい事知ってんの?

そのあとはなんかやめられず夜中一気読みしてしまいました。
ラストの1行も良かった。

しかし”乱歩生史上最強トリック”ってことはないのではないか。
平面図がないと位置関係が全然わからないし
何しろ刑務所というところがこんな有様じゃ安心できませんです。
でも本作は本格ミステリというか
サスペンス風ミステリとして面白かったのでよいとしときますか。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

こんにちは刑事ちゃん

『こんにちは刑事ちゃん』
藤崎翔
こんにちは刑事ちゃん (中公文庫)


ベテラン刑事・羽田隆信は後輩の鈴木慎平と殺人事件の捜査中、
犯人に撃たれ殉職した―はずだった。
目がさめると、なんと鈴木家の赤ちゃんに生まれ変わっていた!?
最高にカワイイ赤ちゃんの身体と、切れ味鋭いおっさんの推理力で、
彼は周囲で巻き起こる難事件に挑む!
笑って泣ける衝撃のユーモア・ミステリー、誕生!


たぶんこの紹介文の内容でのみの知識で合ったら読まなかったハズ。
ユーモア・ミステリーという響きがどうも。
しかし他の作品のこの作者を知っていたので興味を持ち読みました。

まずユーモアの部分では他の作品での黒さが抑えられなかなかいい感じ。
リチャード・ギアのくだりが可笑しい。

また伏線の張り方が上手い。
本作は一般的なミステリのフォーマットであり、
さらには作者の得意技なのか意地なのか伏線だらけなのですが
”リチャード・ギア”も伏線が効いたギャグでした。

読後感は良かったですが、羽田隆信のその後が心配です。
キツイ1年になりそうですね。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

セブン殺人事件

『セブン殺人事件』
笹沢左保
セブン殺人事件 (双葉文庫)


新宿淀橋署の宮本刑事部長と、本庁から来た佐々木警部補。
年齢も容姿も経歴も好対照の2人は、
その名前から「宮本武蔵と佐々木小次郎」にたとえられるライバル同士だ。
そんな異色の凸凹コンビが7つの難事件に挑む。
どんなときも、2人の推理は真っ向から対立、
はたして正しいのはどちらか?息もつかせぬ展開、綿密なトリック、
思いもよらない結末と、推理小説の神髄が味わえる7編を収録。


「書店員が選んだもう一度読みたい文庫ミステリー部門第1位」
この帯で凄まじく期待感が高まりました。
しかしこの時代、書店員が何歳なのかはわかりませんが
笹沢左保を選ぶというのが素晴らしい。

しかしながら、本「セブン殺人事件」は本格ではありながら
なんか地味です。キャラも地味なら事件も地味、
犯人像も地味なら動機も地味、と普通すぎました。
こうなってくると「書店員が選んだ~」に疑問が出てきてしまいます。

この「書店員が選んだ~」の対象作品がどうなのかはわかりませんが
復刻されていない作品から選んだのならこれは対象になりそうです。
長編本格なら光文社文庫あたりで今だ読めそうですから。

アマゾンレビューでもヒドイ扱いですが、
是非評価されている笹沢長編本格を読んでほしいです。
そちらは本当に素晴らしいですから。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


tb: 0 |  cm: 0
go page top

夏服パースペクティヴ

『夏服パースペクティヴ』
長沢樹
夏服パースペクティヴ (角川文庫)


都筑台高校2年生にして弱小映研部長の遊佐渉は、
気鋭の映像作家・真壁梓が夏休みに企画した撮影合宿に参加することに。
しかし、キャストの女子生徒が突然倒れ込む。
なんとその胸にはクロスボウの矢が深々と突き刺さっていた。
セミドキュメンタリーの撮影現場で起こる虚構の殺人が、
いつしか本物の惨劇へ。交錯する思惑、驚愕のトリック、慟哭の真実。
“美少女”探偵・樋口真由が、難攻不落のクローズド・サークルに挑む!


だめだ。
ミステリであるかどうかもわからないくらい本作を理解できてない。

全作「消失グラデーション」が印象に残っていたから
シリーズ2作目の本作を手に取ったのでしょうが・・・。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


読むときのコンディションの影響もあるかも。
すみません。

でも解説の杉江松恋さんはあまりに褒めすぎているとは思う。
tb: 0 |  cm: 0
go page top

リケジョ

『リケジョ』
伊予原新
リケジョ! (角川文庫)


貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師
をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕って
くる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!


軽い感じの日常の謎ミステリか。
リケジョの律と理緒はきっと可愛いんだろうなあ、
と思いつつ読んでました。
でもどっちもリケジョなので
どっちがどっちかわからなくなったりします。

科学系の言葉やペダントリーが出てくるのが楽しい。

全編ミステリ度は低いが『虹のソノリティ』だけは殺人事件が絡む。
しかも前代未聞といったアリバイトリックがでてきます。
かなり専門性の高いトリックです。
こんな事があるんですね。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


知らない作家でしたが「磁極反転の日」という作品を買い、
それを読まないうちに本書を購入し先に読んでしまいました。
一回、意識するとその作家名が目に飛び込んできますね。


tb: 0 |  cm: 0
go page top

殺意の対談

『殺意の対談』
藤崎翔
殺意の対談 (角川文庫)


人気作家・山中怜子と、若手女優・井出夏希。
新作映画の原作者と主演女優の誌上対談は、表向きは和やかに行われた
のだが、笑顔の裏には忌まわしい殺人の過去が…。
同様に、ライバル同士のサッカー選手、男女混成の人気バンド、
ホームドラマの出演俳優らが対談で「裏の顔」を暴露する時、
恐るべき犯罪の全貌が明らかに!?
ほぼ全編「対談記事+対談中の人物の心の声」という
前代未聞の形式で送る、逆転連発の超絶変化球ミステリ!


面白い。
「対談記事+対談中の人物の心の声」というフォーマットで語られる
表と裏の顔。
まずはこの表の部分がいかにも雑誌の対談っぽくてニヤリとさせられる。
いかにもこんなこと喋ってるよなあ。
しかも設定が妙に本当っぽい。
例えば男女混成人気バンド、の章で語られるバンドメンバーは
ボ―カルのSHIORIとベースのMAKOTOとギターのLICKで
サッカーW杯のテーマソング『アセトナミダ』が
初のオリコン1位という設定。
いかにもいそうです。

こういった細かいリアルさに支えられることで
裏の顔が余計リアルで怖い。

ミステリとしては各エピソードが交叉し所謂伏線回収の面白さもある。
そのまま一気に破滅へ突き進む。

笑いとブラックさが共存した面白い作品でした。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

tb: 0 |  cm: 0
go page top

がん消滅の罠 完全寛解の謎

『がん消滅の罠 完全寛解の謎』
岩木一麻
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)


日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する
森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。
夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で
生前給付金3千万円を受け取った後も生存しており、 それどころか、
その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。
同様の保険支払いが4例立て続けに起きている。
不審を抱いた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の
羽島とともに、調査を始める。


『このミス』大賞作

今まで医療ミステリーというジャンルはあまり読んでいなく
どういった内容になるか全くわからなかったのですが、いやはや面白い。
ガンが消滅する謎も、内容は理解しずらいもののなんとなく納得。
ミステリというよりサスペンス風に展開していくところや
謎が謎だけにSF的?な決着をつけるしかないと思いきや
きちんとミステリ的決着になっていたのに驚きました。
(『このミス』大賞なのでミステリで当然ですが)

作中は医学用語とその説明がこれでもかと出てきて
ペダントリー好きとしてはそこも魅力(もちろん中身は理解していない)

当然単発作品ですが、あたかもシリーズものかのように
探偵役側の周辺に各種人物が配置されています。
これはシリーズ化を狙っているのか。

とにかくすんなりと物語に入れてリーダビリティも高い。
がん消滅と”先生”が暗躍する医療団体の2本立てで読ませます。

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村


新聞広告で見て中身は面白そうだが題名がひどい、と思っていましたが
応募時の題名は『救済のネオプラズム』らしい。
確かにこの題名だとわかりづらいが『がん消滅の罠』とはねえ。

tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

最新記事

カテゴリ

ありがとうございます

自己との対話