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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

赤い額縁

『赤い額縁』
倉阪鬼一郎



次々と翻訳家が失踪、古本屋がわけもなく売り渋る、
読み進める者皆得体の知れない恐怖に戦慄く、
読み終えた者は誰一人としていない-それが『THE RED FRAME』。
知られざる奇書をめぐる、怪奇と倒錯の大迷宮。


洋書の翻訳シリーズっぽい装幀が素敵で購入。
本格ホラー+本格ミステリーというチャレンジだが
正直な感想としてはホラー部分はコワくない。
ミステリー部分はアナグラムが多数出てくるだけ、
といった印象でした。
もちろん読みが浅い、というのはありますが。

元々ホラーは読まないのでアレですが
ミステリ的なことで云えば
後に講談社ノベルスでかなり凄まじい事をやっています。

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黒い仏

『黒い仏』
殊能将之



九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残され
ていない部屋で発見された身元不明死体。無関係に見える二つの事柄の
接点とは?日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈する二つの力。複雑怪
奇な事件の解を、名探偵・石動戯作は、導き出せるのか?賛否両論、前代
未聞、超絶技巧の問題作。


超絶技巧かどうかはさておき前代未聞の問題作であることは確かです。
これは驚いた。

後期クイーン問題(作中で探偵が最終的に提示した解決が、本当に真の
解決かどうか作中では証明できない)に絡み、本格ファンは必読か?

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消えた乗客員

『消えた乗客員』
西村京太郎



「魔の海」と恐れられる小笠原諸島沖で、行方を絶っていた大型クルーザー
が発見された。船には九名が乗っていたはずだが、船内は無人で荒らされ
た様子もなかった。用意された人数分の朝食と不気味に切り刻まれた後方
マスト…。やがてクルーザーを発見したヨットマンたちが、次々と変死を
とげていく。十津川警部が海の怪事件の謎に挑む傑作海洋ミステリー!


マリー・セレスト号を同様の状況で無人クルーザーが発見される、
というところから始まる海洋ミステリー。

”新装版”として「消えたタンカー」「赤い帆船」をよみ
あまりの面白さに驚いたわけですがこれはちょっとやりすぎか?

何人死ねばすむのかというほど人が死にます。


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人間の顔をは食べづらい

『人間の顔をは食べづらい』
白井智之



「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。安全な食料の確保の
ため、“食用クローン人間”が育てられている日本。クローン施設で働く
和志は、育てた人間の首を切り落として発送する業務に就いていた。
ある日、首なしで出荷したはずのクローン人間の商品ケースから、生首が
発見される事件が起きて――。異形の世界で展開される、ロジカルな推理
劇の行方は!? 横溝賞史上最大の“問題作”、禁断の文庫化!


横溝正史賞は尖っってますね。
奇妙でおぞましい設定でありながらロジカルな部分はまさに本格。
この落差が面白い。
いわくありげな登場人物がまさかの退場をしますが予定調和を乱すのが
昨今のはやりなんでしょうか?


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赤い帆船

『赤い帆船』
西村京太郎



内田洋一を乗せたヨットは、11カ月間の単独無寄港世界一周を終え、
油壺に凱旋した。一人の無名の青年が、一躍現代の英雄になった。
一方、内田の同級生で同じヨットマンの村上邦夫は、嫉妬と羨望に
苛まれた。さらに恋人・亜矢子が内田と結婚。それから2カ月後、
内田が殺された。時間と距離の鉄壁のアリバイをもつ容疑者に、
十津川警部補が挑む、雄大な構想の長編。



十津川警部補初登場の作品らしいです。
いやそんなことよりなんて面白いミステリなんだ。

フーダニットから始まり後半は鉄壁のアリバイを持つ真犯人との攻防。
かなりの長編ながら全くダレない。
初期西村京太郎は本当にスゴイのを書いていて、
今のトラベルミステリ(実は読んでいない)しか知らない人は
絶対驚き、見方が変わります。


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神の子の密室

『神の子の密室』
小森健太郎



人類史上最大級の謎!
キリストの「復活」に驚愕のトリックが!?
体制に反逆する教えを説いて民衆の熱烈な支持を得、「神の子」と
呼ばれたイエス。だが彼は反乱罪に問われ、十字架にかけられる。
その死体は密室状態の洞窟から忽然と消え、イエスは救世主となって
復活した。人類史上最大級の奇蹟の真相と驚愕のトリックに、
本格推理の英才が挑む。 長編異色歴史ミステリー!


キリスト「復活」を扱ったミステリです。
”驚愕のトリックが!?”という文句に惹かれましたが、
物理トリックが仕掛けられているわけではなく、非常に地味な内容
でした。しかしそれゆえ、そんなこともあったんではないかと思え
てきます。

読むと必ず思う事が著者による註記に書かれています。

読者の中には、本書で書かれた事柄が、どの程度歴史的資料
に基づいているか、どこまでが著者のオリジナルなのか、
その区分が気になる方もおられるだろう。


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県警外事課 クルス機関

『県警外事課 クルス機関』
柏木伸介



“歩く一人諜報組織”=“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の
来栖惟臣は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てて
いるという情報を得る。一方そのころ、北の関係者と目される者たちが
口封じに次々と暗殺されていた。暗殺者の名は、呉宗秀。日本社会に溶
け込み、冷酷に殺戮を重ねる宗秀であったが、彼のもとに謎の女子高生
が現れてから、歯車が狂い始める―。


外事課というのもなじみがないが外国テロを未然に防ごうとする物語で
す。警察の組織や符牒、裏社会の様子が描かれ誰もかれもがうさん臭い
人物です。ただただ物語の迫力に飲み込まれていった感があります。

壮大な大ボラ作品である事を願う。
日本は救われない。

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パラダイス・クローズド

『パラダイス・クローズド』
汀こるもの



周囲の人間に不審な死をもたらす「死神体質」の兄・美樹と、発生した
事件を解決する「探偵体質」の弟・真樹。変わり者のミステリー作家が
孤島に建てた館・水鱗館に向かった二人は、案の定、不可解な密室殺人
事件に遭遇する。双子の少年と新米刑事が活躍する人気シリーズの第一
作。第37回メフィスト賞受賞。



どれが誰の台詞かわかりません。
どれが誰の説明かわかりません。
すみません。
だめでした。

たぶん、探偵役の「謎なんかとけなくてもどーでもいいじゃん。」
あたりの台詞が逆にミステリ関連者から支持されてしまった作品?

えらそーにすみません。

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消えたタンカー

『消えたタンカー』
西村京太郎



インド洋上で原油を満載した巨大タンカーが炎上沈没した。
船長以下六名が救出されたが、残り二十六名の生死は不明のまま、
捜索は打ち切られた。だが、その船長が変死を遂げ、
十津川警部補のもとに、犯人を名乗る人物からさらなる殺人を予告する
挑戦状が届く。警察の必死の捜査を嘲笑うように次々と殺害される
元乗組員たち。十津川は狡猾な犯人を挙げられるのか!?


"新装版"です。
新装版で新たに出すくらいだから初期のスゴイ作品だと思い読みました。

タンカー沈没事故の生存者をターゲットとした連続殺人事件。
中盤まではスピーディかつ結構粗い作りで、このまま終わるのかと
思ったら、なんと話が別方向へ動き出し面白い展開になってきました。

基本的にはサスペンス風でトリック云々のミステリではありませんが
この終盤での展開等で面白さ満載です。
表題の通り消えたタンカーを追うところもスリリングで、
真犯人に一人で対峙する十津川警部補もなかなかカッコいい。

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本当に初期西村京太郎は面白いですぞ。
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屍人荘の殺人

今村昌弘



神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画
研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共に
ペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝
試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もり
を余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け―。部員の一人が密室で惨
殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなか
った…!!究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残
り謎を解き明かせるか?!奇想と本格ミステリが見事に融合する選考委員
大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!



面白かった!

ようやく読みました。
暗い作品かと思っていたら出だしは、
「カレーうどんは、本格推理ではありません」でびっくりした。
その後も探偵役による楽しいミステリ談議的なパートがあり
本作が本格ミステリであることをまずは宣言しているよう。

そこからまさかアレによるクローズドサークルものになるとは。
二重の密室で行われる連続殺人という大技を見事本格ミステリとして
解決しています。

さらにはアレにより、予想外の人物があっさりと死んでしまい
そんなところも驚きです。

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鮎川哲也賞って名実ともにスゴイな。
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