メグレ警視
2014/05/04 Sun. 12:00:02 edit
メグレ警視―世界の名探偵コレクション〈10‐6〉 (集英社文庫) (1997/07) ジョルジュ シムノン 商品詳細を見る |
『メグレ警視』
毎度御馴染み世界の名探偵コレクションの第6巻です。
これで全10巻揃いました。
全部そろえるのに3年。
そのうち半分の、1年と6ヶ月はこの最終巻を見つけるのに費やしました。
そんなわけでメグレ警視ですが
名前は知っていたが読むのは初めてです。
もはや揃えるのが目的になっていたので
もう中身はどうでもいい感じがしてきましたが
「月曜日の男」
「メグレと溺死人の宿」あたりが面白かったです。
さてご参考
集英社文庫
世界の名探偵コレクション10
①ドイル シャーロック・ホームズ
探偵界のスターの推理が冴える。
②ルブラン アルセーヌ・ルパン
神出鬼没、英雄ルパンの怪事件。
③チェスタートン ブラウン神父
鋭い知性がきらめく素人探偵。
④クリスティ エルキュール・ポアロ
”灰色の脳細胞”が犯人像に迫る。
⑤ハメット コンティネンタル・オプ
探偵の意地を賭けた悪との対決。
⑥シムノン メグレ警視
パリ警視庁の心理的探偵法。
⑦クイーン エラリー・クイーン
アメリカが生んだ偉大な探偵。
⑧クリスティ ミス・マープル
老婦人の好奇心が真実を見通す。
⑨ウールリッチ ホテル探偵ストライカー
大都会に潜む殺意を執念で暴く。
⑩チャンドラー フィリップ・マーロウ
強く優しく誇り高く、それが信念。
次は同じく集英社文庫の
”乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10”を集めたいですが
1年前に「アクロイド殺害事件」を入手したのみです。
このシリーズはなかなか見かけないです。
↓心理的探偵法で応援よろしくお願いします
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フィリップ・マーロウ
2013/01/30 Wed. 00:00:35 edit
フィリップ・マーロウ (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫) (1997/04/16) レイモンド・チャンドラー 商品詳細を見る |
毎度お馴染み世界の名探偵コレクションです。
今回はフィリップ・マーロウ。
そのお噂はかねがね聞いておりましたが初めて読みます。
ハード・ボイルドです。
この世界の名探偵コレクション、にはハード・ボイルド派として
ウールリッチの「ホテル探偵ストライカー」
ハメットの「コンティネンタル・オプ」
がエントリーされていますが
このチャンドラーの「フィリップ・マーロウ」が一番ハードボイルドですなあ。
いきなり事件に巻き込まれ
いつもひどい目にあっていますが生きながらえています。
ストライカーは一般的な意味での推理をして事件を解決します。
コンチティネンタル・オプは推理が減り、撃ち合いで決着をつけます。
ただ、悪い奴らを成敗してやるといういる意思は表します。
マーロウもかなり誰かを死に追いやってるはずですが
それについての感想的なものも出てきません。
人の死に対して関心がないような雰囲気です。
ハードボイルドですなあ。
本短編集には
『犬が好きだった男』『碧い玉』『うぬぼれた殺人』の3作が収録されていますが
『うぬぼれた殺人』にはマーロウは出てこないで
変わりにジョン・ダルマスなる探偵が主人公です。
フィリップ・マーロウが造形される前の作中人物で
マーロウの前身のようです。
登場人物ランにもジョン・ダルマス(マーロウの前身)なんて記されています。
(実はこれが一番面白かった)
ちょっとこの短編集だけだと
マーロウの良さがつかみかねるので
ここはやはり「長いお別れ」あたりを読んでみないとダメかもしれませぬ。
↓応援よろしくお願いします。
コンティネンタル・オプ
2012/12/13 Thu. 00:00:20 edit
コンティネンタル・オプ (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫) (1997/07/18) ダシール・ハメット 商品詳細を見る |
毎度お馴染み 世界の名探偵コレクションですが
今回は コンティネンタル・オプです。
作者はダシール・ハメットという事で名前は知っていましたが
恥ずかしながら読むのは初めてでした。
コンティネンタル・オプ とは名前でなく
コンティネンタル探偵社に勤めるオプ(調査員)ということで、
名前さえ記されていません。ハードボイルドですなあ。
(実は小太りでちょい小さめらしい)
あまりハードボイルドは知らないのですが
かなり人が死にますね。しかも撃ちあいとかで。
このオプはその中で生き抜いています。
ちょっと短編だけでは分からないので
「赤い収穫」(人によっては「血の収穫」)あたりも読んでみたいところであります。
↓応援よろしくお願いします。
ブラウン神父
2012/11/12 Mon. 00:00:19 edit
ブラウン神父 (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫―世界の名探偵コレクション10) (1997/08/20) G・K・チェスタートン 商品詳細を見る |
毎度お馴染み世界の名探偵コレクションシリーズですが
ブラウン神父です。
1巻目 ホームズ 2巻目 ルパンに続き堂々の3巻目での登場です。
本作は五つの作品集『ブラウン神父の童心』『知恵』『不信』『秘密』『醜聞』から
1作づつプラス企画ものの計6作収録されていますが
解説にあるようにあえて傑作を外す、という珍しい構成になっています。
よって本作を読んで面白ければ他を読むともっとおもしろい、という仕掛け?です。
(傑作は『童心』に集中している為ベストを選ぶと『童心』集になってしまうため、だそうです。)
とはいえ
人間消失テーマの「ムーン・クレセントの奇跡」と「古書の呪い」は
面白い作品です。
「ムーン・クレセントでの奇跡」では
ブラウン神父は人間消失を目の当たりにし
超常現象を信じそうな状態の人にこんな事を言ってます。
・・・しかし、端っこにあたるそこは鋭く尖っていて
坐り心地はよくないんです。何かを信じるまでは落ち着かないのです・・・
こういったことを利用して
お金儲けをたくらむ人がたくさんいそうな世の中ですが
ブラウン神父にはバッサリと斬ってもらいたいところです。
↓バッサリと応援よろしくお願いします。
エラリー・クイーン
2012/06/08 Fri. 00:00:51 edit
エラリー・クイーン (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫) (1997/06/20) エラリー・クイーン 商品詳細を見る |
世界の名探偵コレクションシリーズも全10巻中これで7巻入手できました。
まいどお馴染みエラリー・クイーンですが
初期もの?(『~の謎』)を昔に読んだきりで
その記憶ではクールなイメージでしたが
この短編集ではそうではなかったようです。
かなり人間くさく、
また父親(クイーン警視)や刑事をうまく事件に引きずり込んだりして
結構要領のいいヤツでした。
『人間が犬を噛む』では
ヤンキースとジャイアンツのワールド・シリーズを観戦中に
事件が起こりますが
観戦を邪魔されたくないのでまずは無視。
その後、試合の最後の決着だけはなんとしても見るために
事件を即効で解決してみせるよ、的なノリで事件に協力します。
本書には
『世界一下劣な男』
『ダイヤモンドを二倍にする男』が収録されていますが
これはラジオ番組「エラリー・クイーンの冒険」を活字化したものだそうです。
これも意外と面白い。
これ日本向けのラジオ・ドラマにならないかなあ
↓世界一下劣はないので応援よろしくお願いします。
エルキュール・ポアロ
2012/02/11 Sat. 00:00:48 edit
エルキュール・ポアロ (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫) (1997/05/20) アガサ・クリスティ 商品詳細を見る |
世界の名探偵コレクション4 ”灰色の脳細胞”ポアロです。
このシリーズ、全10巻中クリスティはミス・マープルも選ばれているので
たいしたもんです。
これだけ有名でありながら
ポアロがでてくるモノは「オリエント急行の殺人」しか読んでいなかったんであります。
そんなわけで殆どはじめて読むポアロ譚です。
この人も”灰色の脳細胞”の割には
いろいろ行動してかけまわる探偵だったんですねえ。
「クラパム料理女の謎」「すずめばちの巣」あたりが特に良かったです。
頭が切れる意味合いで”灰色の脳細胞”なんでしょうが
なぜ”灰色”なんだろう?
↓しぼんだ脳細胞ですが応援よろしくお願いします。
シャーロック・ホームズ
2012/01/08 Sun. 00:46:35 edit
シャーロック・ホームズ (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫) (1997/04/16) アーサー・コナン・ドイル 商品詳細を見る |
世界の名探偵コレクション・シリーズのトップを飾るのは
当然のことながらシャーロック・ホームズです。
当然ホームズのイメージは持っていますが
実は有名どころしか読んでいませんでした。
というわけで
本作に収録された作品は
多分はじめて読むものばかりですが
このラインナップはもしかして通好み?
「マスグレーヴ家の儀式」
「青いガーネット」
「技師の親指」
「名馬シルヴァー・ブレイズ 」
「緑柱石の宝冠 」
「海軍条約事件」
意外とホームズは安楽椅子探偵ではなく自ら活動するんだと再認識しました。
また部屋の壁に弾を打ち込んで愛国的な文字を作ったり、と
ユカイな面もお持ちなようで。
しかし
「技師の親指」ってあっけない終わり方だけどこれでいいのか
↓応援よろしくお願いします。
ホテル探偵ストライカー
2011/12/22 Thu. 00:00:34 edit
ホテル探偵ストライカー (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫) (1997/05/20) C・ウールリッチ 商品詳細を見る |
”世界の名探偵コレクション”全10冊中の1冊ですが
知りませんよ、こんな探偵。
と思いながら読んだのですが
いきなりの面白さ。
「913号室の謎 自殺室」「913号の謎 殺人室」
ホテルのある一室から男が飛び降り自殺。
翌年には別の男が飛び降り自殺をします。
これに疑惑をだくストライカーは・・・
という小説ですが
最後の最後までストライカーはいいところがありません。
(死人も出してるし・・)
ストライカーはホテル専属探偵ですが
その紹介文がカッコイイ。
(小説上の紹介文でなくて、本の解説としての紹介文ですが)
”友人も恋人もなく、小型ラジオとSFやホラーなどの
パルプ・マガジンが積まれただけの自室。
それが彼の人生の全てである”
”それが彼の人生の全てである”。くぅ~しびれる。
この本にはあと3篇、短編小説が入っていますが
そこにはストライカーは出てきません。
本当に世界の名探偵10に入る器なんだろうか?
ちなみに作者のコーネル・ウールリッチは
ウィリアム・アイリッシュ名義で
『幻の女』を書いたそうです。
こちらは有名だけど未読です。
ただ解説を読んでいたら無性に読みたくなってしまいました。
↓応援よろしくお願いします。
ミス・マープル
2011/11/27 Sun. 00:00:35 edit
ミス・マープル (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫―世界の名探偵コレクション10) (1997/06/20) アガサ・クリスティ 商品詳細を見る |
有名なシリーズでも読んでいなかったものは結構あります。
実はアガサ・クリスティの「ミス・マープル」もこれが初めてです。
(この集英社文庫の”世界の名探偵コレクション”
に入っていなかったら読まないままだったろうなあ)
この文庫の中でしかわからないのですが
マープルおばさんも最初はおずおずと推理を披露していたのが
後半は行動的になっていたりしてました。
ただどうしても印象は薄く
どこかに描写されていたはずですが、
太っているかやせているのか等からしてイメージが湧きませんでした。
(おばさんかおばあさんかも良くわかっていません)
オススメは
「申し分のないメイド」です。
あらかじめ怪しいとにらんでいた人にある細工をするなど
名探偵ぶりを発揮しています。
↓よろしくお願いします。(やっと貼り付け方がわかった!)
アルセーヌ・ルパン
2011/11/04 Fri. 00:00:22 edit
アルセーヌ・ルパン (世界の名探偵コレクション10) (集英社文庫―世界の名探偵コレクション10) (1997/08/20) モーリス・ルブラン、長島 良三 他 商品詳細を見る |
基本的に本は読まずとも集めるのが好きで
この「世界の名探偵コレクション10」は気にはなっていたのですが
いまさらなあ、的な思いがあり見送っていました。
しかし第9巻 「ホテル探偵ストライカー」(積読)というのを見つけてしまい
それなら集めてみっぺ、と言うことで
第2巻「アルセーヌ・ルパン」です。
よくよく考えればルパンものは
小学生のときジュブナイルものを読み、
そのあと代表数作を読んでいるはずですが全く記憶に残っていない状態です。
なぜ怪盗ルパンが名探偵?なのですが
たまに人助けもしているようで
そこらあたりで名探偵振りを発揮しているようです。
本作は短編集で、
推理というより冒険・アクション系の物語がメインですが
「赤い絹のショール」ではホームズばりの推理をしています。
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