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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

山岳迷宮

『山岳迷宮』
山前譲編




山は俗世間を離れた特殊な場所―異界あるいは密室として、多くの物語
の舞台になってきた。本書は厳しい大自然の中で繰り広げられる謎と殺
意と愛憎に満ちた山岳ドラマを八編収録。どれも山の魅力溢れる傑作揃
い!


山を舞台としたミステリ集です。

論理を求めるミステリというより人間ドラマ的なものが多かったです。
梓林太郎「避難命令」
樋口明雄「モーレン小屋」が良かった。

よりミステリ的な長井彬「悪女の谷」と森村誠一「虚偽の雪渓」は
かなり似た構造でした。

また初めて知る作家の加藤薫「雪渓は笑った」(1972年)は
かなり面白い作品と思うが文庫末尾(2016年初版)だと
”加藤薫氏の著作権継承者のご消息をご存じの方は、…”
という状況のようです。

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THE 密室

THE 密室


「犯罪の場」飛鳥 高
「白い密室」鮎川哲也
「球形の密室」泡坂妻夫
「不透明な密室」折原一
「梨の花」陳舜臣
「降霊術」山村正夫
「ストリーカーが死んだ」山村美紗

これ読んで私は密室モノはあんまり好きでないことを再確認した。
結局どうにかなっちゃいますからね。

泡坂さんのは好きだけど。

飛鳥高はなかなか他では読めないのでその意味ではこの本は買いか。

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蓬莱

『蓬莱』
今野敏



この中に「日本」が封印されている―。
ゲーム「蓬莱」の発売中止を迫る不可解な恫喝。なぜ圧力がかかるのか、
ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!? 混乱の中、製作スタッフが
変死する。だが事件に関わる人々と安積警部補は謎と苦闘し続ける。
今野敏警察小説の原型となった不朽の傑作、新装版。


新装版という事で購入。

タイトルと紹介文から伝奇小説だったかなと思いながらの再読です。

面白い。
「蓬莱」というゲームをめぐる謎、大きな圧力と対峙する男たち。
警察小説としても安積警部補というキャラが活きいて面白い。

どうしよう。これから今野敏チェックしていこうかな。


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20年前の小説のためか、登場する政治家はスキャンダルを恐れている。
今の政治家は、スキャンダルなんていくらでもごまかせるので気にして
いない、というところが世の流れか。
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謎の館へようこそ 黒

『謎の館へようこそ 黒』
文芸第三出版部編



「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、
色とりどりのミステリの未来!奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる
謎、変幻自在のロジック――!読めば鳥肌間違いなし。
謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロジー第三弾。


収録作品:
はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
綾崎 隼『時の館のエトワール』
白井智之『首無館の殺人』
井上真偽『囚人館の惨劇』

他の作品の2倍の分量を持つ井上真偽『囚人館の惨劇』が良かった。
本格の様式を守り、そこからかなりはみ出た結果でありながら、
それでも本格であろうとしているように思えました。

他の作品は、シリーズものに連なる作品なのかもしれないが
設定がわかりにくく、またその説明も(おそらく)少ないので
ちょっと楽しめませんでした。

自分のファン以外の人へのアピールをしていこうって考えは
なくなったんでしょうか。
あまりに閉じた人向けの作品の気がしました。

エラソーにすみません。

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『「Y」の悲劇』

『「Y」の悲劇』




建築探偵・桜井京介の篠田真由美、国名シリーズの有栖川有栖、
名探偵・二階堂蘭子の二階堂黎人、そして名探偵・法月綸太郎の
法月綸太郎。今をときめく気鋭4人がミステリの傑作『Yの悲劇』
に捧げる華麗なる競演。エラリー・クイーンでミステリの虜になった
あなたへの贈り物。文庫書き下ろしアンソロジー。


有栖川有栖「あるYの悲劇」
いつもどうりの安定感と云えばいいのか。
ダイイング・メッセージの書かれた場所がキモとなる。
プログレ好きの作者らしく
「オーディエンスの平均年齢が高いし。懐かしのエマーソン、レイク&
パーマーでも演るか?」なんて台詞が出てきます。

篠田真由美「ダイイング・メッセージ<Y>」
既読でした。
他のアンソロジーに収録されていたんでしょう。
何度も読んでいる気がする。
<Y>が意味するものとは。

二階堂黎人「「Y」の悲劇―「Y」がふえる」
登場人物がメタ・ミステリ宣言をする。
作者二階堂黎人自身の作風(芸風?)を茶化しており可笑しい。

法月綸太郎「イコールYの悲劇」
都筑道夫の『黄色い部屋はいかに改装されたか?』が引用されている。
これ読みたくなってきました。


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謎の館へようこそ 白

『謎の館へようこそ 白』



テーマは「館」、ただひとつ。
今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここに
ある。奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック!
読めば鳥肌間違いなし。謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロ
ジー第二弾。
収録作品:
東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』
一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』
古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』
青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』
周木 律『煙突館の実験的殺人』
澤村伊智『わたしのミステリーパレス』


『陽奇館(仮)の密室』
ギャグが冴えているところはさすがです。
親指ソフトキー”云々ギャグはまさに「新本格の精神」か

『噤ヶ森の硝子屋敷』
偉大なる一発ネタ。まじめにやるところが素晴らしい。
そういわれると伏線だらけ。

『煙突館の実験的殺人』
さらに強烈な一発ネタ。
物理トリックというか等時性の公式というのが出てくる。


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9の扉

『9の扉』



執筆者が、次に書いて欲しいお題と共にバトンを渡す相手をリクエスト。
猫→コウモリ→芸人→スコッチ→蜻蛉→飛び石→一千万円→サクラ…。
一見バラバラなお題と、それぞれが独立したストーリー。
けれど、そこには想像もつかないような繋がりが生まれて―!?
凄腕ミステリ作家たちの個性と想像力が炸裂する!
不思議あり、黒い笑いあり、どんでん返しあり、ほっこりあり。
予測不能で心躍る化学反応を、どうぞご堪能あれ。


北村薫「くしゅん」
法月綸太郎「まよい猫」
殊能将之「キラキラコウモリ」
鳥飼否宇「ブラックジョーク」
麻耶雄高「バッド・テイスト」
竹本健治「依存のお茶会」
貫井徳郎「帳尻」
歌野晶午「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」
辻村深月「さくら日和」

といった豪華な執筆陣です。
ところどころそれまでの作品を設定に組み入れたりしている部分は
ありますが、お題のリレーなので決して話がきれいにリンクする
わけではありません。

またこれらの作家たちから想像されるようなトリッキーな作品は無く
ちょっと物足りなさを感じたのが正直なところです。

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新鮮 THE どんでん返し

『新鮮 THE どんでん返し』



粋のいい、仰天の新作そろってます。
注目作家のどんでん返しは切れ味バツグン!
浦島太郎が龍宮城に来てみれば、待つのは密室殺人?
ネット社会、刑期を終えた男の名は半永久的に残る現実が。
捜査会議後の刑事たちは会話の中に、事件解決のさらなる大展開あり。
シンガポールで新婚旅行、二組の男女の心理が交錯したすえに……。
トロフィー凶器の殺人、不可思議な字数行数で組まれた体裁そのものに
謎が?
包丁研ぎが巧みな女のもとに、昔の男が訪れた。
切れた二人の関係は一転し……。
新進気鋭の作家が集結、六編のどんでん返しがあなたを夢中にさせる。


作者名をご紹介すると
青柳碧人
天祢涼
大山誠一郎
岡崎琢磨
似鳥鶏
水生大海

”どんでん返し”を期待してしまっているので
その意味では弱い作品が多かった気もします。
しかし何かのアンソロジーで予備知識なしに読んだら
面白い作品であったと思います。

ここらへん、売り方、煽り方の難しいところなのでしょうね。

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大山誠一郎「事件をめぐる三つの対話」が
オーソドックスにどんでん返しミステリーとして大変面白かったが、
”最後の一行の衝撃”という構成にしなかったのなぜだろう?
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5分で驚く! どんでん返しの物語

『5分で驚く! どんでん返しの物語』



大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズ
から、“最後の1ページ”“最後の1行”にこだわった、どんでん返しの
物語を厳選!秘境にある幻の珍味「仙境の晩餐」、鬼と呼ばれる優秀な
外科医の秘密を描く「断罪の雪」、飼い猫をめぐる隣人とのトラブル
「隣の黒猫、僕の子猫」など、バラエティに富んだ25作品を収録。
驚きの展開に…読めば必ず騙される!


読めば必ず騙される! なんて書いてありましたが大丈夫なのか?
かなり期待ハードルを自分の中で下げて読みました。

中盤から後半に力作が集まっているような気がしました。
どちらかというと暗めの作品に秀作が多い。

そんな中、特に印象に残るのが塔山郁「定年」 。
どんでん返し度が高い上に、哀愁漂う内容も良かった。

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自薦 THEどんでん返し②

『自薦 THEどんでん返し②』
自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)


流行作家のマンションに集まった、同級生男女たちの思惑は?
閉店してしまった地方書店。
出版社の若手営業マンは割り切れなかった…。
大学の同好会で熱心に絵画制作に打ち込む彼女。
同学年の僕は彼女の情熱に…。
学園祭で催された降霊会。何か企みがあるのではないか…。
路線バスの降車ボタンをめぐる乗客同士の謎の競争。勝者は誰だ?
逆行性健忘症で警察に保護された男には、二人の妻がいた!?
六編のどんでん返しが、あなたを離さない。


「同級生」(乾くるみ)
・・・まあどんでん返し。
「掌の中の小鳥」(加納朋子)
・・・どんでん返しではないもののいい小説だ。読後感もいい。
創元推理文庫でかつて読んでいるはずです。
「降霊会」(近藤史恵)
・・・これは2回”返し”があります。後味の悪さも含め傑作か。
「勝負」(坂木司)
・・・こういうネタでくるとは。

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