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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

さよならブルートレイン

『さよならブルートレイン』
さよならブルートレイン: 寝台列車ミステリー傑作選 (光文社文庫)


二〇一五年八月、札幌駅を旅立った「北斗星」の姿を最後に、
半世紀以上にもわたるブルートレインの歴史に幕が降りた。
旅人たちのさまざまな思いを乗せて北へ南へと列島の夜を疾走した
寝台列車は、その空間の密室的状況から、
ミステリーの舞台としては恰好の素材であった。
本書は“鉄道愛”に溢れるミステリーの名手たちによる逸品を厳選した
傑作アンソロジー!


時刻表ものやアリバイ崩しものが中心です。
私はこの手の作品の場合、まあいろいろ抜け道はあるんだろうと
差し込まれる時刻表も見ないし、検証シーンも読み飛ばしています。

しかしそんなよろしくない読み手である私でも
鮎川哲也「急行出雲」
森村誠一「殺意の接点」
は素晴らしいと感じました。
まああんなトリックで実際に殺人を犯す人はいないんでしょうが。

西村京太郎「殺人は食堂車で」
勝手なイメージとしては安っぽい量産トラベルミステリ作家ですが
時にこのようなひねったものに出会えるので侮れません。
初期の作品は実は傑作が多い

姉小路祐「ダブルライン」
初めて読んだ作家で複雑な時刻表モノですが
そこを超える展開があり面白い。

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カバー写真がまたいいんです。
さよならブルートレイン: 寝台列車ミステリー傑作選 (光文社文庫)

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自薦 THEどんでん返し②

『自薦 THEどんでん返し②』
自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)


流行作家のマンションに集まった、同級生男女たちの思惑は?
閉店してしまった地方書店。
出版社の若手営業マンは割り切れなかった…。
大学の同好会で熱心に絵画制作に打ち込む彼女。
同学年の僕は彼女の情熱に…。
学園祭で催された降霊会。何か企みがあるのではないか…。
路線バスの降車ボタンをめぐる乗客同士の謎の競争。勝者は誰だ?
逆行性健忘症で警察に保護された男には、二人の妻がいた!?
六編のどんでん返しが、あなたを離さない。


「同級生」(乾くるみ)
・・・まあどんでん返し。
「掌の中の小鳥」(加納朋子)
・・・どんでん返しではないもののいい小説だ。読後感もいい。
創元推理文庫でかつて読んでいるはずです。
「降霊会」(近藤史恵)
・・・これは2回”返し”があります。後味の悪さも含め傑作か。
「勝負」(坂木司)
・・・こういうネタでくるとは。

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自薦 THEどんでん返し

『自薦 THEどんでん返し』
自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)


十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。
ベストセラーを目指せと、編集長にたきつけられた作家はどこへ…。
完璧なアリバイがあるのに、自分が犯人と供述する女子高生の目的は…。
貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、
誰が犯人で誰が被害者なのか不明だ…。
推理作家が、猟奇殺人の動機を解明すべく頼った人物とは…。
独身の資産家を訪ねた甥。その甥には完全犯罪の計画があった…。
六つのどんでん返しが、あなたを虜にする。


6作中4作が既読だったため買うのを躊躇していましたが
『自薦 THEどんでん返し』が並んで売っていたため
一緒に買ってしまった。

「再生」(綾辻行人)
「書く機械」(有栖川有栖)
「アリバイ・ジ・アンビバレンス」(西澤保彦)
「蝶番の問題」(貫井徳郎)
「カニバリズム小論」(法月綸太郎)
「藤枝邸の完全なる密室」(東川篤哉)

いずれも面白いのですが
”どんでん返し”という呼び名はあっていないような作品ばかり。

多分、各作者とも他にも一般的などんでん返しの傑作はあると思うので
これは企画ミスかも。
作者に自薦させてしまったため、
あえてひねってこだわりの逸品を選んだ気がする。

しかし
「再生」、「カニバリズム小論」はわかりやすい”返し”が良い。

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②に期待したい。
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落語推理 迷宮亭

『落語推理 迷宮亭』
山前譲・編
落語推理 迷宮亭 (光文社文庫)


落語と推理小説は昔から深い縁があった。
明治期、黒岩涙香が探偵小説を紹介する前に、
かの大名跡、三遊亭円朝が、なんと翻訳ミステリーを高座にかけていた
のだ。また、大乱歩は英人落語家、快楽亭ブラックの探偵小説に注目、
以後多くのミステリー作家が落語を題材にさまざまな作品を
発表してきた。本書は古典的名作から気鋭の秀作まで、
ハズレなしの八編を収録!


快楽亭ブラックの「幻燈」が本アンソロジーの売りでしょうか。
江戸川乱歩が指紋を扱ったミステリーの最初期の作品として注目した、
とのことです。
高座にかけていたのはもっと前でしょうが刊行されたのは1892年。
乱歩デビューのなんと31年前。
なんかすごい。

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Border 善と悪の境界

『Border 善と悪の境界』
日本推理作家協会編
BORDER 善と悪の境界 ミステリー傑作選 (講談社文庫)


警察組織の抜き打ち検査、随時監察で発覚した被害届放置の不祥事。
ベテラン巡査部長の真意を探る安東能明『随監』。
写真が示す野犬殺しの“証拠”。同級生とその祖母の疑惑を、
少年が喝破する道尾秀介『夏の光』。
事故として処理しかけた交通死亡事案。驚愕の真実が明かされる
結城充考『雨が降る頃』他、全8篇収録。


「Logic 真相への回廊」と同じく
2009年に発表されたミステリ短編からのセレクト集です。

こちらでのお気に入りは
「波形の声」長岡弘樹
「老友」曽根圭介←後味は悪い

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Logic 真相への回廊

『Logic 真相への回廊』
日本推理作家協会編
Logic 真相への回廊~ミステリー傑作選 (講談社文庫)


閑静な住宅地で発生した証券マンの変死事件。遺体はなにを物語るのか?
病身の検視官が真相を喝破する横山秀夫『未来の花』。
男手ひとつで育てた息子の不審な行動を目撃した会社員。
いったい、なぜ?父親の苦悩を描いた薬丸岳『休日』。
DNA鑑定がドンデン返しを招く末浦広海『生き証人』。全9篇収録。


2009年に発表されたミステリ短編からのセレクト集です。

ミステリ色というより人情話的な手堅い感じの作品が多い中、
西澤保彦「九のつく歳」がぶっ飛んでいて良かった。
この驚きこそ私がミステリに求めているものなんだなあ、と思いました。

末浦広海「生き証人」
大門剛明「この雨が上がる頃」も良かった。

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勝手な想像でシリーズものとかを想像していたので
驚きも倍増っていうパターンも多かったかな。

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Spiral めくるめく謎

「Spiral めくるめく謎」
Spiral めくるめく謎 ミステリー傑作選 (講談社文庫)

道尾秀介『ケモノ』
石持浅海『駈込み訴え』
乾ルカ『モドル』
澤本等『第四象限の密室』
柄刀一『身代金の使い方』
田中啓文『渋い夢~永見緋太郎の事件簿』
法月綸太郎『しらみつぶしの時計』
薬丸岳『ハートレス』

毎度お馴染み日本推理作家協会編のアンソロジーです。
本作は2008年発表の短編からのセレクトです。

当たりですね。
充実しています。

道尾秀介『ケモノ』・・これは効いた。凄まじい作品です。
法月綸太郎『しらみつぶしの時計』・・ロジック本格。
が超オススメですが、他も良い。

久々にミステリ短編集を読みましたが
うれしくなるほど面白かった。

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Bluff 騙し合いの夜

『Bluff 騙し合いの夜』
日本推理作家協会編
Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選 (講談社文庫)
Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選 (講談社文庫)


疑えすべて
一流のミステリー作家たちが仕掛ける、罠、伏線、どんでん返し!

突然二人の男にさらわれ車に乗せられた“わたし”。検問を突破した後、
トランクに閉じ込められそうになるが、そこには誰も身に覚えのない大金
が詰まっていた(伊坂幸太郎「検問」)。
必ず女性の顔を傷つけてからレイプし殺害する“切り裂きタマちゃん”。
特徴的な傷の理由は(曽根圭介「熱帯夜」)。全8編を収録。


2008年発表作品から選ばれたアンソロジーです。

これも傑作ぞろいのアンソロジーでした。
伊坂幸太郎「検問」
曽根圭介「熱帯夜」
沢村凛「前世の因縁」
黒崎緑「見えない猫」
いずれも、どう話が転がっていくかわからない面白さと
それがすうっと形になる時の快感。ミステリの喜びです。

そしてトリッキーな山田深夜「リターンズ」
これはびっくり。面白い。


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Doubt きりのない疑惑

『Doubt きりのない疑惑』
日本推理作家協会編
Doubt きりのない疑惑 ミステリー傑作選 (講談社文庫)
Doubt きりのない疑惑  ミステリー傑作選 (講談社文庫)


十五歳の時、叔父を殺した容疑で逮捕された「元少年」。
少年院を出、姉と姪とでのつましい生活を守ろうと、
職探しに奮闘している。ある日、近所で殺人事件が発生。
少年鑑別所で担当だった男が刑事となってつきまとう…
(薬丸岳『黒い履歴』)。
小説誌15誌と、ミステリーのプロが選んだ豪華短編8編を収録。


『Play 推理遊戯』と同じ2007年発表作品からのセレクトです。

こちらも当たりが多い
黒い履歴……薬丸岳
堂場警部補とこぼれたミルク……蒼井上鷹
選挙トトカルチョ……佐野洋
その日まで……新津きよみ
点と円……西村健
傍聞き……長岡弘樹
辛い飴 永見緋太郎の事件簿……田中啓文
悪い手……逢坂剛

というラインナップです。
「黒い履歴」
重い内容ですが最後は救いがあり読後感は悪くないです。

「選挙トトカルチョ」
話がどう転んでいくのかわからなく不気味な気もしましたが
さすが佐野洋、外しませんね。

「傍聞き」
名作と云われているようですがまさにそうですね。
ミステリのお手本、というような感じ。

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Play 推理遊戯

『Play 推理遊戯』
日本推理作家協会編
Play 推理遊戯 ミステリー傑作選 (講談社文庫)
Play 推理遊戯 ミステリー傑作選 (講談社文庫)


「優秀な刑事かどうかテストしてやる」四人の刑事が馴染みのバーで
繰り広げる推理合戦の行方はいかに
(今野敏『薔薇の色』)。
心を閉ざした親友のため高校生たちが破天荒な頭脳戦で勝負
(初野晴『退出ゲーム』)。
あるホームレスの死にまつわる悲しい星座の秘密とは
(法月綸太郎『ギリシャ羊の秘密』)。七編を収録。


昔からあった講談社の日本推理作家協会編のミステリ・アンソロジー。
英語題と副題をつけておしゃれな感じになっていました。

さて本作は2007年に発表された作品からのセレクトだそうです。
面白かった。

大収穫は沢村凛『人事マン』
つまらないタイトルですが中身はいい。
会社員の雇用制度に係ってくるミステリ。
リアルだなあ。これは良かった

黒田研二『はだしの親父』
これもいい。泣けます。

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