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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

麺’sミステリー倶楽部

『麺’sミステリー倶楽部』
ミステリー文学資料館編
麺’sミステリー倶楽部 (光文社文庫)
麺’sミステリー倶楽部 (光文社文庫)


ラーメン、蕎麦、うどん、素麺、スパゲッティ―
とにかく麺類が大好きな日本人。
当然、それらに材をとったミステリー小説も数多く、
巨人・乱歩は夜泣きそばの屋台もひいたという。
本書には、名人・古今亭志ん生の落語「探偵うどん」をはじめ、
ミステリー界の人気作家たちが腕によりをかけた逸品を収録。
読めば必ず食べたくなる異色の推理小説アンソロジー。


「探偵うどん」古今亭志ん生


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オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤

『オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤』
『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)
『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)


『このミス』選者が選ぶ、珠玉の名作短編アンソロジーが登場!
約100年に及ぶ日本ミステリー史のあらゆる短編の中から、
『このミス』が誇る読書のプロが選んだ十編の名作たちを二分冊で刊行。


ということで第一弾”赤”です。

収録はこちらの太字作品で、残りは”黒”へ収録。

第一位「戻り川心中」(連城三紀彦)
第二位「天狗」(大坪砂男)
第三位「達也が嗤う」(鮎川哲也)
第四位「赤い密室」(鮎川哲也)
第五位「押絵と旅する男」(江戸川乱歩)
第六位「妖婦の宿」(高木彬光)
第七位「桔梗の宿」(連城三紀彦)
第八位「DL2号機事件」(泡坂妻夫)
第九位「第三の時効」(横山秀夫)
第十位「心理試験」(江戸川乱歩)


読んでいなかったのは「妖婦の宿」だけです。
これは探偵作家クラブの犯人あて余興に投じられた作品との事。
神津恭介モノでありいかにも本格短編の切れ味を持った作品でした。

連城三紀彦作品は2編とも最後に事件の様相がひっくり返っていくような
静かに驚いていくさすがの作品。

大乱歩「押絵と旅する男」は幻想譚で珍しく本人も認める作品。
"あれらは、生きておりましたろう"
当初は雑誌連載作品が書けなくて埋め草的に書いた作品だったようです。


泡坂妻夫はお馴染み亜愛一郎シリーズの最初期のもの。
またシリーズを読み返したくなってきます。

ということで確かにこれらはオールタイム級のミステリでした。

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大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー

『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』
大崎梢リクエスト!  本屋さんのアンソロジー


読書家としても知られる大崎梢が、今いちばん読みたいテーマを、いちば
ん読みたい作家たちに「お願い」して作った、夢のようなアンソロジー。
十人の人気作家による書店モチーフの新作短編集。
「本屋さんを舞台に、魅力的な物語を」というリクエストに応えてくれた
のは、飛鳥井千砂、有栖川有栖、乾ルカ、門井慶喜、坂木司、似鳥鶏、
誉田哲也、宮下奈都、吉野万理子の各氏。
大崎さんの新作ももちろん収録。


ということずっと読みたかった一冊です。

巻頭の有栖川有栖さんの『本と謎の日々』はいかにも”日常の謎”的ミス
テリです。本アンソロジーは決してミステリ集ではないのでしょうが結局
物語って何らかの謎を軸としてストーリーを引っ張っていくものなんだな
あと思いました。

この短編集、読む初めから後味の悪い作品なんて出てこないだろう、とい
う安心感もありましたし、舞台が本屋さんというのもうれしい限りです。

普段読まないような甘酸っぱい作品もあったりして面白かったです。これ
はいいアンソロジーです。

ミステリ寄りでなく、また普段よまないような下記が特に新鮮でした。

『モブ君』乾ルカ
『なつかしいひと』宮下奈都
『空の上、空の下』飛鳥井千砂

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現場に臨め

『現場に臨め』
日本ベストミステリー選集
現場に臨め: 日本ベストミステリー選集 (光文社文庫)

『現場』ということからか名探偵の活躍譚というよりも
地道な警察捜査を中心としたミステリ集となっているようでした。
そして警察モノとなれば真実はどうかわかりませんが
縦割り組織、腐敗、といった内容のものもテーマとして出てきます。

トリッキーなミステリの面白さは十分知った上で、
やはりこういった警察モノについても面白い作品はたくさんあるんですね。
本作品集はそういった意味で名前は知っているがあまり読んだことの
なかった作家の作品が読めて良かったです。

お気に入りは
安藤能明「撃てない警官」
池井戸潤「スジ読み」
逢坂剛「おれたちの街」
今野敏「冤罪」

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ベスト本格ミステリ2014

『ベスト本格ミステリ2014』
本格ミステリ作家クラブ
ベスト本格ミステリ2014 (講談社ノベルス)


本格ミステリ作家クラブが選んだ2013年のベスト本格ミステリ短編&評論のすべて!


小説

水底の鬼 ・・岩下悠子
ボールが転がる夏・・ 山田彩人
狼少女の帰還 ・・相沢沙呼
フラッシュモブ ・・遠藤武文
あれは子どものための歌 ・・明神しじま
ディテクティブ・ゼミナール 第三問 ウェアダニット・マリオネット
・・円居挽
黄泉路より ・・歌野晶午
紙一重 ・・深山亮
犯人は私だ! ・・深木章子

評論

本邦ミステリドラマ界の紳士淑女録 ・・千街晶之



という内容ですがイメージしている”本格”とは趣が異なる作品ばかり。

歌野さんが云うところの、目的でなく手段、「ツールとしての本格」
のタイプが多かったような気がします。
読んでスカッとするタイプではなかった。

特にミステリ感が希薄だったのは「狼少女の帰還」ですが
これは実は良かった。

「ディテクティブ・ゼミナール~」は連作のようで
これは他も読んでみたい。

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新本格猛虎会の冒険

『新本格猛虎会の冒険』
新本格猛虎会の冒険


熱烈な阪神タイガース・ファンの推理作家たち――
有栖川有栖、いしいひさいち、北村薫、黒崎緑、小森健太郎、白峰良介、
そしてE・D・ホック、逢坂剛(序文)、佳多山大地(解説)
というラインナップによる全編書下し。


まったく阪神ファンではないし野球も見なくなって久しいので
阪神でなく”新本格”と東京創元社でノベルスサイズの本という
珍しさから買いました。

1985年という年は阪神ファンにはアレな年だったようですが、
それをネタにした「一九八五年の言霊」(小森健太郎)が良かった。
これはアンチ巨人ファンにはさらに楽しいハズ。

エドワード・D・ホックの「黄昏の阪神タイガース」これ本当?
訳者の木村二郎さんの創作なのではないのかなあ。

北村薫の「五人の王と昇天する男達の謎」は、なぜか主役は有栖川有栖。

その有栖川有栖の「猛虎館の惨劇」はユーモアをまぶしながらも
さすがはこの作者と思わせる出来で一番”新本格”ぽかった。

阪神というより阪神ファンを自らおちょくっているような部分が多く
これは自虐的な阪神ファンのイメージどうり?

ところでこの本の初版は2003年3月。
この数年来までの阪神はかなり弱かったようですが2003年度はリーグ優勝
したようです。売れたのかな。

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『このミス』が選ぶ!オールタイム・ベスト 短篇ミステリー 黒

『『このミス』が選ぶ!オールタイム・ベスト 短篇ミステリー 黒』
『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 黒 (宝島社文庫)


"「オールタイム・ベスト国内短編ミステリーベストテン」
(『このミステリーがすごい!2015年版』より)にランクインした、
国内ミステリー界に輝く珠玉の名短編を一挙収録の、
ミステリーファン必読のアンソロジーが完成しました。
第2弾となる「黒」編には、「赤い密室」(鮎川哲也)、
「天狗」(大坪砂男)ほか、技巧が研ぎ澄まされた名作5編を収録。

●収録作品
「達也が嗤う」(鮎川哲也)
「心理試験」(江戸川乱歩)
「第三の時効」(横山秀夫)
「天狗」(大坪砂男)
「赤い密室」(鮎川哲也)


ということでオールタイムということで古い作品が多いですが面白い。
すべて別の本で読んではいますが再読しても面白いものは面白い。


「達也が嗤う」
アリバイ崩しのイメージの鮎哲ですが、本作は構成や叙述に凝った作品で
す。お遊び感満載で仕掛けありの軽妙な感じは面白い。

「心理試験」
あぁ乱歩。文句なんてありません。何度読んでもいいなあ。

「第三の事項」
本アンソロジーの中ではシリアス度が高く、それでいてミステリとしての
サプライズもある素晴らしい作品です。ラストも味わい深い。

「天狗」
今なら森見登美彦のような雰囲気でもあるのかな、なんて思ってしまいま
した。ミステリーなのかどうかももよくわからない変わった作品です。
大坪砂男はこれしか読んでいないのですが是非色んな作品に触れたい。

「赤い密室」
鬼貫警部でなく星影龍三モノということでトリッキーなミステリです。
”新本格”の作家の作品のようです。

残り5編を収録した”赤”も読みたい。

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鉄ミス倶楽部 東海道新幹線50

『鉄ミス倶楽部 東海道新幹線50』
鉄ミス俱楽部 東海道新幹線50 (光文社文庫)

鉄道をこよなく愛するミステリーファンに贈るアンソロジーのテーマは、
一九六四年十月の開業より50周年を迎えた東海道新幹線。
高度経済成長と技術革新のシンボルとして人々の暮らしを支えた大動脈は
小説の舞台としても大きな役割を果たしてきた。
国鉄時代の〇系から七〇〇系まで、夢の超特急を題材にした様々なドラマ
を七人の実力派作家が描いた傑作推理集!

山前譲編のアンソロジーですが、やっちまったな、という感じです。
大御所を揃えてはいますがどれもイマイチ感がぬぐえません。
特に名は秘しますが「グルメ列車殺人事件」。
大御所のはずですがこんなに安っぽい設定と幼稚な文章だったとは。
イタイ。

本アンソロジーですが
テーマを”新幹線”と絞りすぎたのが敗因でしょうか。
もともとこのテーマの短篇で傑作が少ないのかもしれません。
それに作家の方も、新幹線の話題性があるうちに
それらしいのを要求されてとりあえず1作書いた、
っていうことなのかもしれません。

大御所に対しエラそうにすみません。

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でも冷静に”傑作”推理集ではないよなあ。
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スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006

今野敏選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006 (講談社文庫)
今野敏選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006 (講談社文庫)

『スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006』

本アンソロジーは70年代、80年代、90年代に出版された、
『推理小説代表作選集』の中から末尾年を統一してさらに選ぶ、という
もので、本書は今野敏さんが75年、85年、95年から選んでいます。

本人が述べている通り、トリックをメインに据えたものは
あえて外しているようです。

「手紙嫌い」若竹七海
手紙嫌いの女性を描いたものですが、話がどう進んでいくかわからない中
見事にオチが決まりました。

「海猫岬」山村正夫
「移動指紋」佐野洋
ここらへんはいかにもなお二人の手堅いミステリー。

「闇の奥」逢坂剛
サスペンス風作品

そして以下はクセモノ作家の諸作品。
ミステリとの境界があいまいになってきます。
「キッシング・カズン」陳舜臣
「蠟いろの顔」都筑道夫
「鳴神」泡坂妻夫
「如菩薩団」筒井康隆

↓あいまいに応援よろしくお願いいたします。
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贈る物語 Mystery

贈る物語 Mystery (光文社文庫)贈る物語 Mystery (光文社文庫)
(2006/10/12)
綾辻 行人

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『贈る物語 Mystery』

光文社文庫の”贈る物語”シリーズ。
”Wonderすこしふしぎの驚きをあなたに”が瀬名秀明さん
”Terrorみんな怖い話が大好き”を宮部みゆきさん
そして”Mystery九つの迷宮”は綾辻行人さんが編んでいます。

すべて面白い傑作ぞろいのアンソロジーでした。

この”Mystery”は”Wonder”、”Terror”を持っていて
ずっと探していたので見つけたときは嬉しかった。

背表紙が白地に黒で全く目立たないのですが
あるときブックオフへ行ったら目に飛び込んできました。
これがあるのでブックオフめぐりは止められないのです。

さて本アンソロジーは古今東西の名品を集めていますが
9編中8編は既読でした。
意外と私も読んでいますね。

Ⅰ Who?
暗黒の館の冒険 エラリー・クイーン
黄色い下宿人 山田風太郎

Ⅱ How?
密室の行者 ロナルド・A・ノックス
妖魔の森の家 ジョン・ディクスン・カー

Ⅲ Why?
長方形の部屋 エドワード・D・ホック
カニバリズム小論 法月綸太郎

Ⅳ What?
病人に刃物 泡坂妻夫
過去からの声 連城三紀彦

Ⅴ Challenge!
達也が笑う 鮎川哲也

いづれも傑作ですが未読であった連城作品がまた凄い。

なかなか読みきれていない作家ですが
読んだ限りでは凄まじく面白い。
またいい作品を読むことが出来ました。

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