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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

英国風の殺人

『英国風の殺人』
シリル・ヘアー
英国風の殺人 世界探偵小説全集 (6)
英国風の殺人 世界探偵小説全集 (6)

国書刊行会の世界探偵小説全集の6番です。

1951年の作品で英国名門貴族の屋敷で起こった殺人事件を描いています。
典型的な執事がでてくるあたりで英国っぽさを感じます。

雪に閉ざされた空間、集まった人々の関係性。
ただ一人の部外者が探偵役(結果的に)となります。
古典的な探偵小説のフォーマットが心地よい。

ミステリでありながら推理の要素は少なく、
さらに真犯人の決め手となる推論もかなり弱い気もしますが
英国的な雰囲気が楽しめて良かったです。

動機はその英国のある仕組みならばこそ、なのですが
へえそうなのかと感心しました。
別にアンフェアではではないと思います。

しかし国書刊行会のこのシリーズ。
装幀が素晴らしい。
中身よりも本そのものの良さに惹かれています。

英国ということで
English Tea



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貧者の晩餐会

『貧者の晩餐会』
イアン・ランキン
現代短篇の名手たち2 貧者の晩餐会 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

現代短篇の名手たちというシリーズです。

「一人遊び」
すべてはペイシェンスのせいなのだ。
ペイシェンスは忍耐の意味で、一人遊びのトランプ・ゲームの名でもある
ようだ。気難しい老人と奥さんの話。忍耐強く夫の世話をしてきた奥さん
がある日ペイシェンスをしたら3回もうまくいった・・・・・。

「誰かがエディに会いにきた」
内容がいまいちわからない。エディって誰?殺されたのは誰?

「深い穴」
英国推理作家協会賞最優秀短篇賞らしいんですが、なにが最優秀なのか
わからなかった。

「自然淘汰」
ほぼ会話で進む話だが何人いるのか誰が何を喋っているのかわからない。
どうもこのイアン・ランキンという作家とは合わないのではないか。

「音楽との対決」
解説によると”《刑事コロンボ》の最良のエピソードを想起させる”
なるほど。リーバス警部の不可思議な行動から幕を開け、これはなかなか
面白い。

「会計の原則」
またわからなくなってきた。結局犯人側の勝ちなんでしょうが。

「唯一ほんもののコメディアン」
ちょっと洒落てる気もする。唯一ほんもののコメディアンとは○○。

とここまで読んだ後、半年経過しました。
どうも私はこの作品集はあわないようでした。

残り収録作は以下の通り。

「動いているハーバート」
「グリマー」
「恋と博打」
「不快なビデオ」
「聴取者参加番組」
「キャッスル・デンジャラス」
「広い視点」
「イン・ザ・フレイム」
「自白」
「吊るされた男」
「機会の窓辺」
「サンタクロースなんていない」

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ずっと記事の下書きを温めていたのですが
もうそろそろいいかと。
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夜の冒険

夜の冒険 現代短篇の名手たち8
夜の冒険 現代短篇の名手たち8
『夜の冒険 現代短篇の名手たち エドワード・D・ホック』

ホックの短編集ですがサム・ホーソーン医師等のシリーズものではなく、
ノン・シリーズものから厳選された20篇との事です。

「フレミング警部最後の事件」
猟奇連続殺人事件と本事件の捜査で退職するフレミング警部の関わり。
”最後の”なので当然何かあるわけです。

「どこでも見かける男」
謎の男に付きまとわれる中年の話ですが最後のオチが決まる

「私が知らない女」
これも途中で状況がわかってくるあたりから俄然面白くなっていきます。
終始穏やかな雰囲気で物語が進んでいくのがいい感じ。

「夜の冒険」
これはキレのあるタイプではなく悲哀とか無常感を感じさせる1篇です。

「影の映画祭」
これは巻き込まれ型サスペンス。ハードボイルド風です。

「くされ縁」
考え方の異なるふたりの軍人の生き方。
共に出世していき片方はついに将軍のまで上り詰める・・・。

「正義の裁き」
亡き詩人の墓を訪ねる主人公夫妻。
土地の村人はなにか隠している・・・。サスペンス調の作品です。

「空っぽの動物園」
なにやら暗い雰囲気で始まります。ちょっと結末の意味合いがわからん。
(読み方ミスか?)

「静かに鐘の鳴る谷」
なにやら余韻を残す作品。人の来なくなった教会が舞台です。

「やめられないこと」
ハードボイルド調の復讐譚です。ラストは「どこでも見かける男」や
「私が知らない女」と同系統のオチか。ホックの人間観がでてる?

「もうひとつの戦争」
退役軍人たちの親睦団体の話。
なにが”もうひとつ”かはなんとなく読める。

「不可能な”不可能犯罪”」
二人しかいない研究所内での殺人事件。残った方が探偵役です。
ひさびさのミステリ短篇。

「出口」
冴えない女性がたくらむ犯罪譚。
中盤の男女の逃避行的な部分もよいがオチも決まる

「大物中の大物」
犯した殺人から逃げるため大物中の大物を訪ねまわります。
オチは読めますが軽快なテンポなので読みやすい。

「家族の墓」
休養に来たニュースキャスターが気づいた真実。

「サソリ使いの娘」
犯人探しの要素もあり復讐譚にもなっています。

「知恵の値」
誘拐モノですが誰が仕向けたのかがオチ。

「二度目のチャンス」
「出口」のような犯罪譚ですがこちらのほうは余韻が残るラスト。

「スペインの町で三週間」
途中からサスペンス的な雰囲気もでてきますがこういう状況はコワイ。

「ガラガラヘビの男」
賭けを廻る話

といったところですが
ミステリに限らず色んなタイプの作品が入っておりキレのあるミステリを
期待するとちょっと違うかも、という短編集です。

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二流小説家

二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2011/03/10)
デイヴィッド・ゴードン

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『二流小説家』
ハヤカワポケミス!
本好き、ミステリ好きでありながら、なんと初めて買いました。

さて内容ですが


ハリーは冴えない中年作家。シリーズもののミステリ、SF、ヴァンパイア
小説の執筆で食いつないできたが、ガールフレンドには愛想を尽かされ、
家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末だった。だがそん
なハリーに大逆転のチャンスが。かつてニューヨークを震撼させた連続殺
人鬼より告白本の執筆を依頼されたのだ。ベストセラー作家になり周囲を
見返すために、殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かうのだが…。ポケミ
スの新時代を担う技巧派作家の登場!


という事でまあ面白そうでした。

特に技巧派作家というところに惹かれました。

小説内に主人公が書いた小説が挿入されていたりするのですが
私の読みが浅いのかもしれませんが
特になにか仕掛けられているわけではなさそうでした。

この小説内小説をもって”技巧派”とするのはちょっと・・・

ただ結構なヴォリュームでしたが一気に読んでしまったあたり
結構面白かったかも。
(これは訳がよかったのかな)

また最後のページにはなにか仕掛けがあったような描写があるのですが
残念ながら読み解けませんでした。

この部分が何を意味するか誰か教えて欲しい。

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日曜哲学クラブ

日曜哲学クラブ (創元推理文庫)日曜哲学クラブ (創元推理文庫)
(2009/08/20)
アレグザンダー・マコール・スミス

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日曜哲学クラブ

めったに行けない遠くのブックオフで
一冊もめぼしいものがなかったのでそれならばと購入。

特にこの作家や作品を知っていたわけではなく
ただ創元推理文庫である、という1点で買いました。

さて購入から1年以上は積んでいましたがなんとなく思い出し、
せっかくだから読んでみっぺかと思ったときは行方不明状態。

さらに数ヶ月たった後、ひょんなところから出てきたので
ついに読んでみました。

なかなか快調な滑り出しで途中まで読んだところで
なぜかまた本書が行方不明。

家の中にあるのは間違いないはずなのにどこかへいってしまいました。

実は昨晩数十頁読んだところで、
この本がベッドと壁の間におちてしまい
何とか取り出したばかりなのにです。

今回はベッドの隙間にはありませんでした。

どうやらこの本、私を避けているようです。

そんなわけで内容についてはコメントできないので
今回はこんな記事にしてみました。

いかがでしょう。

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世界名探偵倶楽部

世界名探偵倶楽部 (ハヤカワ・ミステリ文庫)世界名探偵倶楽部 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2009/10/10)
パブロ・デ サンティス

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本作は中南米スペイン語圏文学をもっと普及させたいと創設された
プラネタ・カサメリカ賞の2007年第一回受賞作です。
結構最近の作品でした。
世界の名探偵からなる<12人の名探偵>クラブ総会での事件を軸にした話です。

さてこの名探偵たちですが
例えばクイーンやポアロが出てくるわけではありませんでした。
また作中の話題としても全く触れられてないので
それらを期待するむきの方はご用心といったところです。

全くオリジナルの名探偵とその助手達の物語ですが
各種探偵論が飛び出してきてそこは面白いところです。

まあクラブ総会での事件や、探偵たちが過去に解決してきた事件の紹介などは
説明不足でよく分からないところも多いのですが
たぶんそこらへんはあまり気にしなくてよいんでしょうなあ。

メインは探偵論と探偵の役割についてです。

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”名探偵”という機能を維持するのも大変なのです。
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これが密室だ!

これが密室だ!これが密室だ!
(1997/05)
ロバート エイディー、 他

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また密室だ!
海外密室アンソロジーです。
図書館で借りたが時間切れで殆ど読めませんでした。
でもエドワード・D・ホックの
『十六号独房の問題』が読めたのでよしとするか。

フランシス・マーテル『裸の壁』
おバカトリック炸裂!
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巨匠の選択

巨匠の選択 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)巨匠の選択 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2001/09/10)
ローレンス ブロック

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さて日本で”巨匠”といえば堺正章ですが、
本書は欧米の作家が“自分が書いたことを誇りに思う短篇”と“こんな短篇が書けたらと思う他人の短篇”
を選んだアンソロジーです。

殆ど読んだことのない作家ばかりですが
”思考機械”シリーズの『13号独房の問題』を読みたかったのです。
(傑作の評判高い作品ですが、思考機械の事件簿Ⅰ,Ⅱにはなぜか入ってないようなので・・)

思考力で監獄から脱出できるかとの友人からの挑戦に
思考機械ことヴァン・ドゥーゼン教授が挑戦するわけですが・・・
これは面白いです。
情報としては知っていただけで読んでいなかった古典の傑作群
をいろいろ読んでみたい気になりました。

さて他の作品ですが
ミス・オイスター・ブラウンの犯罪(ピーター・ラヴゼイ)
もうひとつの部屋(ジョーン・ヘス:これはホラーだ)
八月の熱波(W・F・ハーヴェイ:なんとなく日野日出志の何かの作品を思い出しました。)
が印象に残りました。

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<引き立て役倶楽部>の不快な事件

有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)
(2001/08)
有栖川 有栖

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ミステリー内の密室談義でこんなトリックもある、的に語られる
有名な大技トリック(あれです。あれ)がありますが、
ネタでなく実作が本当に存在してました。
それが
W・ハイデンフェルトの『<引き立て役倶楽部>の不快な事件』です。
名探偵たちが揃って出かけているので、
余ったワトソン役達が推理するという趣向ですが
この趣向と大技で成り立っている小品です。

これにつけられた
エラリー・クイーンのルーブリックもいい感じです。

有栖川有栖が編んだこのアンソロジーは
入手困難な本格モノが多く読み応えありです。

埋もれた悪意(巽 昌章)
水の柱(上田 廣)あたりはしっかりとした本格ですなあ。

「見えないグリーン」でおなじみのジョン・スラデックの
『見えざる手によって』なんてのも入ってます。
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見えないグリーン


かなーり昔に読んだものを再読。
当時買ったものは結構処分しているのだが
なぜだかこれは残しておいた。


もういちど読むべきものとしてとっていたのか
それとももはや手に入らなくなると思っていたのかわからないが。
(結構、古典的名作群は処分している。もったいなかった。)


なぜかある場面について
エラリー・クイーンの作品として記憶していた事を思い出した。


「ミステリ好きの集まり“素人探偵会”」がでてくるので
推理合戦みたいなものがでてくるかとおもいきや
そうする間もなく連続殺人がおこっていく。
伏線はしっかりと貼られていて破綻のない作品だと思う。


解説が鮎川哲也で、賞賛しているのも凄い。
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見えないグリーン (ハヤカワ・ミステリ文庫)見えないグリーン (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2008/09)
ジョン スラデック

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