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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

Spiral めくるめく謎

「Spiral めくるめく謎」
Spiral めくるめく謎 ミステリー傑作選 (講談社文庫)

道尾秀介『ケモノ』
石持浅海『駈込み訴え』
乾ルカ『モドル』
澤本等『第四象限の密室』
柄刀一『身代金の使い方』
田中啓文『渋い夢~永見緋太郎の事件簿』
法月綸太郎『しらみつぶしの時計』
薬丸岳『ハートレス』

毎度お馴染み日本推理作家協会編のアンソロジーです。
本作は2008年発表の短編からのセレクトです。

当たりですね。
充実しています。

道尾秀介『ケモノ』・・これは効いた。凄まじい作品です。
法月綸太郎『しらみつぶしの時計』・・ロジック本格。
が超オススメですが、他も良い。

久々にミステリ短編集を読みましたが
うれしくなるほど面白かった。

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虚構推理

『虚構推理』
虚構推理(1) (月刊少年マガジンコミックス)


“怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手
・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!?
2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?


コミックスで読みました。
現作者は城平京。”メルヘン小人地獄”だ。

コミックス前半は推理要素なしのキャラクター紹介で費やされます。
不慣れな設定と絵柄でしたがここでやめなくて良かった。
後半はなかなかの展開で面白かった。まさに虚構推理。

アマゾンレビューが面白い。
推理劇を支持する人と、不要論をぶちかます人。

私はというと・・・正直前半は・・・。
なんでこの推理劇にこのようなキャラ設定なのか。
なにしろ私は”メルヘン小人地獄”から行っているので・・・・。

これがキモなのかもしれませんけどね。

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不安の種+

不安の種+
中山昌亮
不安の種+(2) (少年チャンピオン・コミックス)


階下の暗闇に気配を感じるような、ドアごしの殺した息づかいのような、
視界の隅に映りこんだ視線のような、ざらりとした質感、気分、戦慄。


以前、大き目の判の『不安の種』を持っていましたが
売ってしまいました。
つまらなかったわけでなく、何となく”不安の種”だったので。

今回ブックオフでこの”+”というのを見かけてしまい
1,2巻買ってしまいました。

極短いショートストーリーで成り立っており面白い。
しかしなんなんでしょう。このイヤ感は。
またしても不安の種になりました。

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本作に対する、怖くないからつまらない、という評は
全く的外れなのではないか。

不安の種+(1) (少年チャンピオン・コミックス)

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悪魔の手毬唄

『悪魔の手毬唄』
横溝正史
悪魔の手毬唄 (角川文庫)

金田一耕助ファイル全22冊
「八つ墓村」
「本陣殺人事件」
「獄門島」
悪魔が来りて笛を吹く」
「犬神家の一族」
「人面瘡」
「夜歩く」
「迷路荘の惨劇」
「女王蜂」
「幽霊男」
「首」
悪魔の手毬唄」
「三つ首塔」
「七つの仮面」
悪魔の寵児」
悪魔の百唇譜」
「仮面舞踏会」
「白と黒」
悪霊島(上)」
悪霊島(下)」
「病院坂の首縊りの家(上)」
「病院坂の首縊りの家(下)」

ですが、なぜか有名でありながら”手毬唄”だけ手に入りませんでした。
ずっと悶々としていましたがようやく入手できました。

しかし読み始めてから4週間たってもまだ読み終えていません。

どうしちゃったんだろう。自分。

読んでて全然頭に物語が入ってきません。

あまりに多くの登場人物で誰が誰だかもうわからない。
岡山弁もいつも以上に派手でわからない。
なかなか事件が起こらない。

いったん読むのを諦めます。今回はどうも調子が合わない。

しかしレビューを見ると異様に本作は評価が高い。
読まないのは勿体ない。

すべて忘れて一年後くらいに改めて読む事とします。

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しかし横溝先生、かなりの悪魔好き
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玩具店の英雄

『玩具店の英雄』
石持浅海
玩具店の英雄: 座間味くんの推理 (光文社文庫)


科学警察研究所の職員・津久井操は、事件を未然に防げるかどうか、
の「分かれ目」について研究をしている。難題を前に行き詰まった操が、
大学の大先輩でもある大迫警視正にこぼすと、
ひとりの民間人を紹介された。
「警察官の愚痴を聞かせたら日本一」と紹介された彼は、
あの『月の扉』事件で活躍した“座間味くん”だった―。


毎度お馴染み「座間味くん」シリーズです。

警察が絡んだ事件に対し「座間味くん」がその話を聞いたのち
事件の新たな解釈を提示するという構成です。

短い短編の中できっちり話がまとまっていて
本格の面白さを存分に味わえる好短編集です。

全く同じパターンが続くので安心しつつ読む方も身構えて
結構、近い結末になっていたりします。
そんな面白さもあります。

安楽椅子探偵モノとしてかなりわかりやすくて
そして納得できる良いシリーズです。
(犯行動機等、この著者の作品でよくいわれる現実感のなささは
ありますがそれは問題なし!)

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テンペスタ

『テンペスタ』
深水黎一郎
テンペスタ~天然がぶり寄り娘と正義の七日間~


東京で美術の非常勤講師を務める賢一は、田舎に住む弟の依頼で一人娘を
一週間預かることに。駅で待っていたのは、小学四年生の美少女ミドリ。
毒舌全開、自由奔放なミドリに圧倒されながらも刺激を受ける賢一。
徐々に距離を縮める二人に、刻々と予想外の出来事が忍びより――。
二人の掛け合いと怒濤の展開に目が離せない一気読みミステリー。


姪のミドリと叔父の掛け合いが楽しい。
(ここらへんのギャグも深水さんらしいネタがたくさんあり)
このまま何もなく1週間が過ぎるかと思いきや
後半、いろんな出来事が起こる。起こりすぎる。

実はこのままこの二人の世界に浸っていたかったので結構面喰いました。
なにもそんなことにならなくても、と思ってしまったわけです。

そしてエンディング・・・。

本作が果たしてミステリ(伏線は多数あり)なのかわからないのですが
これは思いもかけず良かった。

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男の隠れ家を持ってみた

『男の隠れ家を持ってみた』
北尾トロ
男の隠れ家を持ってみた (新潮文庫)


家庭に不満はない。仕事もまあ順調である。
でも、このままでいいのだろうか。
男性の多くが感じるだろう漠然とした不安をぼくも抱いていた。
そうだ、知らない町で、自分を見つめなおしてみよう。
ぼくは、馴染みのない駅で降り、あるアパートの一室を
“男の隠れ家”として借りることにした。
仕事場と自宅、そして隠れ家を行き来する生活が始まった。
笑えてしみじみ、北尾トロの真骨頂。


私は今でもよく見る夢があります。
年齢が若くなっていて、
知らない街でこれからアパート暮らしをする。
とりあえずアパートは借りており、いまそこを訪れる途中・・・。
どんな街なのか、どんなお店があるのかワクワク。
なにか出会いがあるかな。

といった夢です。

そして夢の途中で、あれっ。でも僕は結婚して子どもがいる筈で・・・、
と思ったところで目が覚めます。

そういう想いがあるんでしょう。
興味深く読みました。

著者のいう通り、
なにか変わった出来事が起こるわけでもなく淡々とした内容ですが
なんかいい感じです。
(でも思った以上に何も起こらなかった感あります)

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ツングース特命隊

『ツングース特命隊』
山田正紀
ツングース特命隊 (講談社文庫)


1908年、中央シベリアの奥地ツングースで、謎の大爆発が発生。
日本軍謀略戦の総帥明石大佐から、この謎の解明をせよとの密命を受けた
武藤淳平たちは、さまざまな試練を乗り越え、“地獄”の地シベリアへ
たどりついた。だが、彼らを待ち受けていたものは、怪憎ラスプーチンや
妖術師グルジェフたちの恐るべき陰謀だったのだ…。
秘境冒険小説の傑作。


えーと、確かツングースの大爆発って史実だよなと、
今検索していたらツングースでなくツングースカ。
ずっとツングースだと思っていたのに。

さて本作はこのツングースの爆発を日本軍の依頼で調査することになった
男たちの冒険小説です。
まず、日本軍が絡むあたりからハードボイルドや諜報冒険小説っぽい味が
ありここらへんは山田正紀、まったくもって巧い。
一癖も二癖もある男たち。仲間になったものの信じきれない関係性。
リアルな描写についつい惹き込まれます。
そして後半、ツングースの奥地にたどり着いたあたりからは
SF的奇想が入ってきます。
大爆発の要因も推測され、またその目的(とある意思あり)も推測され
このあたりはまさにいつもの山田正紀。

結末があるようでないような食い足りなさがありますが
やはり読むと止まらぬ山田作品でした。

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なぎなた

『なぎなた』
倉知淳
なぎなた (創元推理文庫)


完璧だったはずの殺人計画を徐々に崩壊へと導いてゆく、
“死神”を思わせる風貌の警部。
米大統領選挙の熱狂の最中、勃発したひとつの殺人事件。
謎は、消え去った三発の銃弾。
たくらみに満ちたミステリ・ワールド、「運命の銀輪」「闇ニ笑フ」
「幻の銃弾」など七編を収録。


刑事コロンボの第一作目のような犯人設定である『運命の銀輪』
当然ながら倒叙ミステリです。
そして執拗に犯人を追い詰める刑事はコロンボとおなじ中年刑事ですが
風貌が異なります。
陰気で死神を思わせる風貌。これはいいキャラかも。
ラスト突然雄弁になるイケメン刑事のセリフもなかなかいい。

でもシリーズ化はされていないみたい。(この文庫本発売時では)

『見られていたもの』・・・なるほどそうきたか。
作者が狙ったのは”本格ミステリの入門編”。
これが楽しめれば本格ファンの仲間入りです。

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フライ・バイ・ワイヤ

『フライ・バイ・ワイヤ』
石持浅海
フライ・バイ・ワイヤ (創元推理文庫)


隆也のクラスの転入生は、二足歩行のロボットだった!
これは病気の少女をロボットを通じて通学させる実験だという。
奇妙な転入生にも慣れてきたある放課後、校内で級友が撲殺され、
彼女の背中が被害者の血で染まっているのが発見される。
殺害の動機は?
ロボットと事件の関わりは?!友人の死に直面した隆也たちを
新たな事件が襲う…。近未来を舞台にした青春本格ミステリ。


創元推理文庫での石持作品はSF的な設定が多い。
出版社としてのカラーを出しているのでしょうか。

本作はロボット転校生がやってくる(自称美少女)!です。
ロボットといっても病気で学校へ来られない少女が操作しているらしい。

ここらへんが軸となって殺人事件が起こりますが、
その動機は理屈ではそうでしょうが、なんともなあ。という塩梅。

まあ石持作品は理屈の面白さが主なのでそこはあまり気にせずとも
良いのかもしれません。

一応真犯人探しでは学生たちが討議していますので
いつもの石持テイストは健在です。

さて本作、ミステリでありますが学園ものでもあり、
ラストは結構いい雰囲気です。ちょっといいね。

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