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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

西村京太郎『汚染海域』

西村京太郎『汚染海域』



伊豆で一人の少女が入水自殺した。死の直前、少女から救いを求める
手紙を受け取った弁護士・中原は伊豆へ向かう。公害問題の陰で、
目先の利益に躍る巨大企業と地元漁民、さまざまな思惑が絡み合うなか、
政府の調査団長が他殺体で発見され…。


公害問題を扱った作品。
公害はないと発表するために存在する調査団。
それを支える企業と役人。
声を上げない地元民。
この恐ろしい構図は今の日本そのものではないか。
昭和46年発表。



公害問題を考え地道にデータを取り続ける地元教師の言葉。

しかし、町の人たちが、公害意識に目覚めたとき、
公害の記録が何もなかったら、大変です。
その日のために、僕たちは、調査を続けているんです。


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西村京太郎を読む(ためのリスト)

西村京太郎を読む(ためのリスト)

初期は凄いとか最近のトラベルミステリーはダメだとか書いていた
(気がする)が実際に読んでそれを確認することを怠っていた気がして、
というかもっともっと作品を読みたいと思うようになり、ついにネット
での西村京太郎おススメ情報を検索しリスト化してしまった。
おそらく初期、中期(とはいってもその区分はよくわからない)の作品
が多いのだろう。

まあこの”おススメ情報”も読みやすいから好きとか普段は本を読まな
いがこれはわかりやすくて良い、といった評が混ざっているので信頼性
は必ずしも高くない。それでも何サイトかみていくとすれっからしの読
み手が評価している作品もあり結果的には購入判断に使えるリストが出
来た。何しろ知らなかった作品名が多い。

それ以降はブックオフでも引っかかるタイトルを見れば文庫裏の紹介文
で確認するようにしだした。でも表題に”十津川警部”とあるのはパス。
さすがに全作読むつもりはないのでダメそうなところは切っていく。

以下おススメ上位13(3サイト以上で評価された作品)

寝台特急殺人事件
天使の傷痕
七人の証言
終着駅殺人事件
殺しの双曲線
消えたタンカー
黙示録殺人事件
名探偵なんか怖くない
消えた巨人軍
完全殺人
四つの終止符
特急北アルプス殺人事件
ある朝 海に


まだ半分しか読んでいない。

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リストは132作品。それでも全作品の数割なのだろうか。
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西村京太郎『ある朝 海に』

西村京太郎『ある朝 海に』




南ア共和国。警官に追われたカメラマン・田沢利夫は見知らぬ白人に急
場を救われた。そして彼は田沢を“冒険”に誘った。黒人差別に抗議し、
大西洋航路の豪華客船を乗っ取ろうというのだ。メンバーは各国の若者
9人。計画は実行に移され、彼らは拳銃を手に船長室に向かったが、事
態は予期せぬ方向へ……。雄大なスケールで、青春のあり方を問う、傑
作サスペンス小説。


南アフリカの差別問題を国連に訴えるために豪華客船を乗っ取る若者の
物語。
昭和46年、西村京太郎とんでもない作品を書いていたんですね。
客船を乗っ取るという冒険小説のハラハラドキドキ感に南アフリカの黒
人差別問題、国連と加盟国自体との関係性をも描き骨太な作品です。

この国を
再びわれわれのものにしよう
今まで待ち続けて来た
われわれの夢にしよう
必ずやなるに違いない国にしよう
あらゆる人が自由な国に
われわれのものだといえる国に

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途中殺人事件が起こるのですがこれはおまけみたいなもの。
『豪華客船殺人事件』という題名にならないでよかった。

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西村京太郎『盗まれた都市』

西村京太郎『盗まれた都市』



人口十万の某地方都市が、ある日、突如として奇妙な狂気に支配された。
〈反東京〉というその騒動の実体を探るべく乗り込んだ左文字進・史子
の夫婦探偵は、たちまち東京人ボイコットの嵐に捲き込まれてしまい、
あげくの果てに次々と起る殺人事件の容疑者にされてしまった。
狂気の正体は一体何なのか?
その演出者は果たして誰か? 
そしてその目的とは?


スゴイのを読んでしまった感あり。
奇妙で狂気的な思想に取りつかれてしまった地方都市での物語です。
誰がそれを仕掛けているのかを問う部分がサスペンスフル。。
現代の日本を予感させるような雰囲気がありました。
原文はカタカナ表記(それが不気味)ですが漢字に起こすとこんなことが
書かれています。

団結し外部に対して攻撃的な集団は、その集団に忠誠心を抱く所謂
愛国者を数多く生み出す。
彼らの行動が異常であればあるほど彼らの属する集団はその行動を
褒め称え、後に続く者を生み出すに違いない。
そして一つの集団が愛国者で満ち満ちた時、いかなることも正義になる。



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1978年の作品ですが西村京太郎凄いな。
大量の作品に埋もれないよう日下三蔵さんに纏めて欲しい。

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西村京太郎『完全殺人』

西村京太郎『完全殺人』




〈最もすぐれた殺人方法を示した者に大金をやる〉空別荘に集められた
四人に男は提案した。初対面の四人には共通点があった。それは殺人を
犯し、逮捕されなかったということ。すなわち「完全殺人」の成功者た
ちだった。凶器の消し方、アリバイ工作、動機の隠蔽、四人は自らの犯
罪を語り始めた…。完璧な殺人とは? そして奇妙な提案の真意とは? 
サスペンス傑作短編集。


初期?中期?の短編集。
面白い。

何しろ多作でアレな作品も多そうなので取捨選択しなければならないが
それもまた愉し?

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殺しの双曲線

『殺しの双曲線』
西村京太郎



差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。
しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も
途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。
クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。
西村京太郎初期作品中、屈指の名作。


冒頭に双子のトリックを使う旨を宣言!
双子の特徴を生かした犯罪譚と、閉ざされた山荘での連続殺人が
交互に展開していきます。
それぞれの物語が面白いのに加え、最後にそれらの話がリンクする!
時代設定こそ古いが新本格以降のミステリファンこそ唸る大傑作。
・・・・と思います。

ホントにね。西村京太郎はスゴイのはスゴイんです。

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東京駅殺人事件

『東京駅殺人事件』
西村京太郎



東京駅の駅長室に爆破予告の脅迫電話がかかってきた。乗降客を人質に
とった犯人の要求は一億円。受け渡し場所となった「踊り子号」には巧
妙な罠が仕掛けられ、まんまと現金を奪われてしまう。そして犯人から
はさらに一億円を要求する電話が…。十津川警部と犯人の息詰まる攻防
を描いた「駅シリーズ」第一作!


講談社文庫の番号では”に1-128”128番目の文庫本ですが
「駅シリーズ」第一作との事。
今まで講談社文庫としては文庫化されていなかったんでしょうか?
2019年2月第1刷で”新装版”という扱いでもなさそうです。

それはさておき初期西村京太郎は最強です。
そこにはお馴染み十津川警部が出ている作品もあり本格+サスペンスを
盛り立てます。

本作は1984年の作品という事で中期でしょうか。
残念ながら本格の要素はなく真犯人探しにも推理の要素さえなく
まさに警察の地味な捜査(というよりたまたま)によるものです。

ただ筋運びは面白いものがあるのでまだ読めました。
(失礼な書き方ですみません)

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D機関情報

『D機関情報』
西村京太郎



第二次大戦末期、密命を帯びてヨーロッパへ向かった海軍中佐関谷は、
上陸したドイツで、親友の駐在武官矢部の死を知らされる。さらに
スイスでは、誤爆により大事なトランクを紛失。各国の情報機関が暗躍
する中立国スイスで、トランクの行方と矢部の死の真相を追う関谷。
鍵を握るのは「D」。傑作スパイ小説!


面白い。
最初に関谷中佐の人となりを示すエピソードが入り、
安心して(?)関谷中佐に肩入れして読み進められます。
本作はスパイ小説なので怪しい人物が入り乱れるのも楽しい。
誰を信じていいのかわからない世界での物語。
「D」の招待探しが中盤までの軸です。

後半は、軍とは違う方法で終戦を目指す軍人や官民たちの物語です。
この部分こそが本書の主になるかと思います。

詳細は忘れましたが
日本人に大和魂があるように彼らにもフロンティアスピリットがある、
といったセリフにはハッとさせられました。

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天使の傷痕

『天使の傷痕』
西村京太郎



武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。瀕死の被害者は
「テン」と呟いて息を引き取った。意味不明の「テン」とは何を指すの
か。デート中、事件を直接目撃した田島は、新聞記者らしい関心から周
辺を洗う。「テン」は天使と分かったが、事件の背後には予想もしない
暗闇が広がっていた。第11回江戸川乱歩賞受賞作。


素晴らしい作品です。
ミステリのとしての犯人捜しの部分も面白いですが、
それ以上に社会的な問題への問いかけの部分が素晴らしい。

意外な真犯人探しとしてミステリは前半、中間部で完結しますが
そこからさきの動機さがしにおいてもいろいろな伏線回収されます。

そしてこの動機探しで浮かび上がる社会の闇

こんな素晴らしい作品を書いていたんですね。西村京太郎。

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消えた乗客員

『消えた乗客員』
西村京太郎



「魔の海」と恐れられる小笠原諸島沖で、行方を絶っていた大型クルーザー
が発見された。船には九名が乗っていたはずだが、船内は無人で荒らされ
た様子もなかった。用意された人数分の朝食と不気味に切り刻まれた後方
マスト…。やがてクルーザーを発見したヨットマンたちが、次々と変死を
とげていく。十津川警部が海の怪事件の謎に挑む傑作海洋ミステリー!


マリー・セレスト号を同様の状況で無人クルーザーが発見される、
というところから始まる海洋ミステリー。

”新装版”として「消えたタンカー」「赤い帆船」をよみ
あまりの面白さに驚いたわけですがこれはちょっとやりすぎか?

何人死ねばすむのかというほど人が死にます。


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