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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

お隣さんが殺し屋さん

『お隣さんが殺し屋さん』
藤崎翔
お隣さんが殺し屋さん (角川文庫)


302ページから起こることは、決して誰にも言わないでください!

専門学校に入学するため、地方から上京してきた美菜は、
隣人に挨拶に行くことに。お隣の青年・雄也は長身で、
どこか陰のある青年。しかも彼には人に言えない「裏の顔」が……。
ユーモアミステリ決定版!


誰にも言わないでとのこと なので。
中身は言えません。

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この作家で発売されているものは全部読んだ事になるが
最初の2作の”黒さ”に戻ってきている。
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恋するおしい刑事

『恋するおしい刑事』
藤崎翔
([ふ]6-2)恋するおしい刑事 (ポプラ文庫)


冴えた推理を披露するものの、必ずあと一歩で周囲に手柄を奪われる、
もはや神業的能力を持つ押井刑事。 絶望の淵にいる彼を救ったのは、
同じ署に配属された美しい後輩女性刑事だった。 
ただ、彼女の灰田絵奈という名前を聞いて、
押井の胸に不吉な予感がよぎる──。


相変わらず惜しいです。
推理を外した後の周囲からのつっこみが手厳しくなっている。

ユーモア本格ミステリといった類でしょうが
本格度が高いのがポイントです。
ユーモアの部分ではいくらでもおもしろくできるのでしょうが
あえてコントロールして抑えている感じです。

「おしい刑事と殺人舞台」では地方営業中の芸人を取り上げていますが
ここで芸人たちのネタとして部分部分で披露される箇所が
結構面白い。さすが元芸人の作家だと思いました。

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押井刑事が所属するのは宇戸橋警察署。北関東だ。
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おしい刑事

『おしい刑事』
藤崎翔
おしい刑事 (ポプラ文庫)


あと一歩、あと一歩だったのに――。

推理力抜群で華麗に犯人を追い詰めるのに、
いつも最後の最後にまさかの展開が起き、
同僚に手柄をとられてしまう押井(おしい)刑事・32歳。
周囲の呼び方はもはや「惜しい刑事」としか聞こえない。
次こそ完璧に事件を解決し、不本意な呼び名を返上するべく奮闘する
押井だが、ああ、やっぱり今日もまた……。


おもちろい。
この著者の作品を読むのは4作目だが外れなしです。
本作は、あと少しというところで推理を外し
同僚に手柄を奪われてしまう押井刑事の惜しい推理譚です。

あと少しだったところを処理し自分の手柄にしてしまう同僚が
伊多田清(いただき、良し)と横手徹(横で取る)。

こんなフォーマットで進みますが
一つ一つの物語は完全にミステリ。本格といってもいいでしょう。
押井の推理もほぼあっている(という設定)なので
ここからほんのちょっとの因子で解決が変わってしまうという構造は
後期クイーン問題なども意識したのかな?
などとも思いました。
(私が「後期クイーン問題」というワードを使ってみたかっただけ)

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ドラマ化するなら『貴族探偵』でやらかした相葉くんがいいかも。
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こんにちは刑事ちゃん

『こんにちは刑事ちゃん』
藤崎翔
こんにちは刑事ちゃん (中公文庫)


ベテラン刑事・羽田隆信は後輩の鈴木慎平と殺人事件の捜査中、
犯人に撃たれ殉職した―はずだった。
目がさめると、なんと鈴木家の赤ちゃんに生まれ変わっていた!?
最高にカワイイ赤ちゃんの身体と、切れ味鋭いおっさんの推理力で、
彼は周囲で巻き起こる難事件に挑む!
笑って泣ける衝撃のユーモア・ミステリー、誕生!


たぶんこの紹介文の内容でのみの知識で合ったら読まなかったハズ。
ユーモア・ミステリーという響きがどうも。
しかし他の作品のこの作者を知っていたので興味を持ち読みました。

まずユーモアの部分では他の作品での黒さが抑えられなかなかいい感じ。
リチャード・ギアのくだりが可笑しい。

また伏線の張り方が上手い。
本作は一般的なミステリのフォーマットであり、
さらには作者の得意技なのか意地なのか伏線だらけなのですが
”リチャード・ギア”も伏線が効いたギャグでした。

読後感は良かったですが、羽田隆信のその後が心配です。
キツイ1年になりそうですね。

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殺意の対談

『殺意の対談』
藤崎翔
殺意の対談 (角川文庫)


人気作家・山中怜子と、若手女優・井出夏希。
新作映画の原作者と主演女優の誌上対談は、表向きは和やかに行われた
のだが、笑顔の裏には忌まわしい殺人の過去が…。
同様に、ライバル同士のサッカー選手、男女混成の人気バンド、
ホームドラマの出演俳優らが対談で「裏の顔」を暴露する時、
恐るべき犯罪の全貌が明らかに!?
ほぼ全編「対談記事+対談中の人物の心の声」という
前代未聞の形式で送る、逆転連発の超絶変化球ミステリ!


面白い。
「対談記事+対談中の人物の心の声」というフォーマットで語られる
表と裏の顔。
まずはこの表の部分がいかにも雑誌の対談っぽくてニヤリとさせられる。
いかにもこんなこと喋ってるよなあ。
しかも設定が妙に本当っぽい。
例えば男女混成人気バンド、の章で語られるバンドメンバーは
ボ―カルのSHIORIとベースのMAKOTOとギターのLICKで
サッカーW杯のテーマソング『アセトナミダ』が
初のオリコン1位という設定。
いかにもいそうです。

こういった細かいリアルさに支えられることで
裏の顔が余計リアルで怖い。

ミステリとしては各エピソードが交叉し所謂伏線回収の面白さもある。
そのまま一気に破滅へ突き進む。

笑いとブラックさが共存した面白い作品でした。

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神様の裏の顔

『神様の裏の顔』
藤崎翔
神様の裏の顔 (角川文庫)


神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。
その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、
年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、
とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。


全く知らない作家の知らない作品が目に飛び込んでくることがあります。
棚から抜き取り裏を見ると第34回横溝正史ミステリ大賞受賞との事。
これは買いです。

ずばり面白かった。

各登場人物の視点で語られていく坪井誠造のエピソード。
ギャグも冴えていてまずこの部分も楽しい。
そして読者にはこのエピソードが互いにリンクしているらしいことが
だんだんわかってきます。
中盤には今まで関係のなかった各登場人物が,
あるきっかけで情報を共有していくこととなり
坪井誠造”裏の顔”が形を表します。

そしてここからさらに推理合戦の体になっていきます。

さて本書は最初から最後まで各登場人物の一人称で語られますが
これが有効に効いた仕掛けもあります。

ミステリという構造に軽い笑いとブラックな味を加えた
面白い作品でした。

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