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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

Love 恋、すなわち罠

『Love 恋、すなわち罠』
日本推理作家協会編



古い蔵書に挟まっていた謎の手紙。かつてのルームメイトの
“ほんとうの想い”を、孫娘と共に解読する、西澤保彦「恋文」。
今も寝たきり状態にある、婚約者だった女性の仇を討とうとする男。
しかし、彼の真の動機は意外なところに。苦い読後感が心を揺らす
薬丸岳「不惑」。ほか、とびきりの恋愛ミステリー全5編。


毎度お馴染みミステリー傑作選です。
本書は2013年に発表された短編からのセレクトです。

収録作5篇は全てシリーズものの中の1編との事。
大傑作というものは無かったように感じたが
いずれもシリーズものなら他にも読んでみたいなと
思わせるものばかりでした。
特に本多孝好「言えない言葉」は良かった。

軽めのミステリが多く読みやすかったためかもしれません。
そんな中、薬丸岳は重いテーマながら良い。
夏目刑事シリーズは常に気になる作品です。

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Symphony 漆黒の交響曲

『Symphony 漆黒の交響曲』
日本推理作家協会編



凄惨な殺傷事件を起こした犯人宛てのファンレター。
差出人名をたどった先で見たものとは? 高度なトリックが激賞された
日本推理作家協会賞短編部門受賞作、若竹七海『暗い越流』。
暴力団事務所で、若い衆が自分の口に向けて発砲、死亡した。
密室で何が起きたのか?(貴志祐介『ゆるやかな自殺』)。全6篇収録。


毎度お馴染みミステリー傑作選です。
本書は2012年に発表された短編からのセレクトです。

日本推理作家協会賞短編部門受賞作の若竹七海『暗い越流』
ミステリー的なひねりがあるわけではないと思うのですが
「暗い」という部分がポイントなのかもしれません。

貴志祐介『ゆるやかな自殺』
防犯探偵・榎本シリーズの1編です。やはり面白いです。

七河迦南『悲しみの子』
別れ話の出ている両親のどちら側についていくかで悩む子供。
これはミステリ的驚きもある作品でした。

袖月裕子『心を掬う』
これもとある検事を描くシリーズものの一編のようです。
郵便物紛失の世間話から事件性を見抜く検事ですが
ラストのイイ話的な流れも良い。ちょっと本シリーズ気になります。

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Question 謎解きの最高峰

『Question 謎解きの最高峰』
日本推理作家協会編



稀少な古書マンガをめぐる、三十年前の出来事の「真実」とは?
超人気「ビブリア古書堂」シリーズの一篇、三上延
「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」。
マンションのエレベーターを題材としたホラー仕立ての快作、
石持浅海「三階で止まる」。全7篇収録。


毎度お馴染みミステリー傑作選です。
本作は2011年発表の傑作群を集めたアンソロジーです。

ミステリ度が低い作品が多かった印象です。
そんな中、石持浅海がやはり面白い。
なぜか三階に止まってしまうエレベーターの物語ですが
”日常の謎”に収まらずなんだかヘンなことになっています。

三上延「ビブリア古書堂」シリーズは好きですが
短編で作品が選ばれるとはちょっと意外。

深水黎一郎の作品も同じシリーズでも何もこれを選ばなくても
という意外な作品。

長江俊和「原罪SHOW」は
章立てが
Ki
Ten
K2
Show

である事に気付いた事で全体の構図がわかった。

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MARVELOUS MYSTERY 至高のミステリー、ここにあり

『MARVELOUS MYSTERY 至高のミステリー、ここにあり』
日本推理作家協会編



ラブホテルで見つかった女性の変死体。残された指紋の謎に、
病床に伏せる天才検視官が挑む(横山秀夫「罪つくり」)。
みにくく太ることを“救い”と呼ぶ少女のひそかな絶望とは
(桜庭一樹「脂肪遊戯」)。
ある老バーテンダーの切なく美しい幕引きの物語
(北森鴻「ラストマティーニ」)。豪華短編集。


毎度お馴染み日本推理作家協会編によるミステリー傑作選です。
本作ともう一冊以降、本シリーズは
「Play 推理遊戯」
「Doubt きりのない疑惑」
といった英単語+日本語という表題に統一されていきます。

7篇中、犯罪が起こって謎解きをする、という作品は2つ。
これにしても謎そのものよりも事件の裏側の人間模様を描くのが主で
本格の要素はないです。
他の作品にしてもトリッキーさはなし。
一つくらいそういうのがあっても良かったというのが正直な感想です。

本シリーズの常連で、それ以外ではまだ読んでいない薬丸岳さんの
作品(「オムライス」)は今回も良かった。

また初めて知った作家、三上洸さんの「スペインの靴」が
ミステリーではないかもしれないがなかなかの味。
解説にあるように正気と狂気の境目を描いています。

桜庭一樹「脂肪遊戯」はキャッチーなタイトルと
ちょっと楽しい雰囲気もある中、”少女のひそかな絶望”が切ない。

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Shadow 闇に潜む真実

『Shadow 闇に潜む真実』
日本推理作家協会編


毎度お馴染みミステリー傑作選です。


バーで突然、八〇〇メートル競走を挑まれた。
奇矯な話の裏を解き明かす、深水黎一郎『人間の尊厳と八〇〇メートル』。
わが子を殺された女性も女刑事も、容疑者を犯人ではないと否定する。
その真意は? 驚愕の結末を迎える曽根圭介『義憤』。
蜜柑をキーワードとする心理劇の快作、道尾秀介『橘の寺』ほか、
全6篇収録。


2010年に発表されて短編ミステリのアンソロジーです。

このシリーズでは常連ともいうべき曽根圭介の「義憤」。
やはり効く。ダークだ。

塔山郁「本部から来た男」は、どんでん返しの快作です。

道尾秀介「橘の寺」はちょっといい話になってます。
連作短編との事でこれは是非読んでみたい。

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Guilty 殺意の連鎖

『Guilty 殺意の連鎖』


毎度お馴染み日本推理作家協会編ミステリー傑作選で、
2010年に発表された作品のアンソロジーです。

愛する彼が犯人だと、彼女はなぜ見抜いたのか?
はかなき夢に人生を圧され破滅する男女を描いた
辻村深月『芹葉大学の夢と殺人』。
犯行現場から消えた凶器。少年犯罪報道の矛盾に切り込んだ
有栖川有栖『アポロンのナイフ』。
借金苦から犯したとされる殺人の、驚愕の真相を描いた米澤穂信『満願』。
全6篇収録。

既読だったが鳥飼否宇「天の狗」が強烈。
殺人トリックはよくわからないものの動機がキツイ。

早見江堂「死ぬのは誰か」がコミカルで良かった。
毒を飲まされた人物を探すという変わった趣向です。

米澤穂信「満願」はいかにも短編ミステリらしいラストのキレの良さで
印象に残る。

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Junction 運命の分岐点

『Junction 運命の分岐点』


毎度お馴染み日本推理作家協会編ミステリー傑作選で、
2011年に発表された作品のアンソロジーです。


瀬戸内出身の主人公宛てに届いた同級生からのハガキ。
父の失踪、亡き母の慟哭の「真実」を知る湊かなえ『望郷、海の星』。
自殺志願者が集まる宿で見つけた書きかけの遺書。
その書き手を突き止める米澤穂信『死人宿』。
弟分が「賭け金がない」と泣きついてきた。
騙し合いの快作、両角長彦『この手500万』。全6篇収録。


収穫は
『この手500万』(両角長彦)
危ない世界を生きているらしい男、半崎の活躍を描いていますが
めっぽう面白い。冒険小説、ハードボイルド系でユーモア味もあり。
短編集にまとめられているようなのでこれは探さねば。

『オンブタイ』(長岡弘樹)
交通事故で部下を死なせ、自らも視力を失った男の物語です。
自分勝手な男ですが、介護員のヘルプで生きていく気力を取り戻し
いい話としてまとまると思っていたら・・・。
この作者の作品を読むのはアンソロジーで2作目ですが前作も良かった。
やはり個別に短編集を買ってみようかな。

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音楽(業界)小説の、杉井光「超越数トッカータ」も良かった。

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Esprit 機知と企みの競演

『Esprit 機知と企みの競演』
日本推理作家協会
Esprit 機知と企みの競演 ミステリー傑作選 (講談社文庫)

2012年発表ミステリのアンソロジーです。
先日読んだ『墓守刑事の昔語り』が2012年発表の”本格ミステリ”で、
こちら『Esprit』が大きい括りでのミステリ集です。

「機巧のイヴ」 (乾緑郎)
「青い絹の人形」 (岸田るり子)
「宗像くんと万年筆事件」 (中田永一)
は、どちらにも選ばれておりやはり傑作であることが伺えます。

ということで読んだばっかりの上記三作は飛ばしました。

「探偵・竹花と命の電話」 (藤田宣水)
「父の葬式」 (天祢涼)
題名から想起されるように”いい話”系の物語で、
特に犯罪が行われるわけでもなくミステリ度は薄めの作品でした。
(ふたりとも初めて読む作家です)

「妄執」 (曽根圭介)
曽根さんはアンソロジーでしか読んだ事がないのですが、
それらは”厭”度が異様に高い作品ばかりでした。
そんなわけで曽根圭介という字ズラだけでなんだか”厭”です。
本作も強烈です。
ますます”厭”

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Border 善と悪の境界

『Border 善と悪の境界』
日本推理作家協会編
BORDER 善と悪の境界 ミステリー傑作選 (講談社文庫)


警察組織の抜き打ち検査、随時監察で発覚した被害届放置の不祥事。
ベテラン巡査部長の真意を探る安東能明『随監』。
写真が示す野犬殺しの“証拠”。同級生とその祖母の疑惑を、
少年が喝破する道尾秀介『夏の光』。
事故として処理しかけた交通死亡事案。驚愕の真実が明かされる
結城充考『雨が降る頃』他、全8篇収録。


「Logic 真相への回廊」と同じく
2009年に発表されたミステリ短編からのセレクト集です。

こちらでのお気に入りは
「波形の声」長岡弘樹
「老友」曽根圭介←後味は悪い

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Logic 真相への回廊

『Logic 真相への回廊』
日本推理作家協会編
Logic 真相への回廊~ミステリー傑作選 (講談社文庫)


閑静な住宅地で発生した証券マンの変死事件。遺体はなにを物語るのか?
病身の検視官が真相を喝破する横山秀夫『未来の花』。
男手ひとつで育てた息子の不審な行動を目撃した会社員。
いったい、なぜ?父親の苦悩を描いた薬丸岳『休日』。
DNA鑑定がドンデン返しを招く末浦広海『生き証人』。全9篇収録。


2009年に発表されたミステリ短編からのセレクト集です。

ミステリ色というより人情話的な手堅い感じの作品が多い中、
西澤保彦「九のつく歳」がぶっ飛んでいて良かった。
この驚きこそ私がミステリに求めているものなんだなあ、と思いました。

末浦広海「生き証人」
大門剛明「この雨が上がる頃」も良かった。

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勝手な想像でシリーズものとかを想像していたので
驚きも倍増っていうパターンも多かったかな。

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