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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

セブン

『セブン』
乾くるみ
セブン (ハルキ文庫)


一見シンプルなトランプの数当てゲームが、生死をかけた心理バトルへと
変貌する「ラッキーセブン」ほか、時間を何度もワープする男の話――
「TLP49」、超ショートショート――「一男去って……」、
戦場で捕らえられた兵士の生き残り作戦とは――「ユニーク・ゲーム」
などロジカルな企みに満ちた七つの物語。
トリッキーな作品世界に二度読み三度読み必至の驚愕の短篇集。


面白い。
”七”をモチーフとした独立した短編七作からなる作品集です。
「ラッキー・セブン」と「ユニーク・ゲーム」が数字パズルと
心理的な駆け引きが異様なテンションをもたらす特に面白い作品でした。

とてもパズル的には内容を理解できたとは言えないのですが
わかった気になって読んでいて興奮してしまいました。
どんなシンプルなルールでも心理の読み合いで
ここまで深くなるんだなあ、と思うとともに
諦めず考え続けることで道は開けるもんだなあ、と
読書感想文みたいな事も考えてしまいました。

「一男去って……」もトリッキーな作品で切れ味いいです。

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これはオススメでございます。


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蒼林堂古書店へようこそ

蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)
(2010/05/07)
乾 くるみ

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『蒼林堂古書店へようこそ』

書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。
バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ
―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、
ささやかな謎解きを楽しんでいく。
かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。
乾くるみがかつてなく優しい筆致で描くピュアハート・ミステリ。


ということで日常の謎派のミステリ連作集です。

14編の短篇とそれぞれの短篇内容に関連するミステリを紹介するページが
あります。

短篇の謎解きについては初回が”ネットで調べてわかった”という
"謎解き"で愕然としますが、回を重ねる毎に充実していきます。
(初回はわざと狙ってそうしたのかも)

ただ本書の面白さは謎解きというよりも仲間との古書やミステリ談義。
ここが楽しめれば本書はますます面白い。

そして最後の章はやはり連作短編集ならではの仕掛けがあり
ここにてピュア・ハート・ミステリは完結します。

長い読書時間が取れず、ちょっと時間があいたらその時読むのにいいかな、
と思っていたのですが一気に読み終えてしまいました。

良い本です。

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北乃杜高校探偵部

北乃杜高校探偵部 (講談社ノベルス)北乃杜高校探偵部 (講談社ノベルス)
(2013/12/05)
乾 くるみ

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『北乃杜高校探偵部』
5人組高校生を主人公にした連作短編集です。

彼らは過去3回謎解きに挑んで仲良くなったそうなのですが
特にこれらの事件に言及は無く
また5人についての説明も淡々としているので
既に発表されている作品の続編かなと思っていたのですが
決してそうではないようです。

乾くるみなので
なにか仕掛けがあるのかと思いきや
特にそれはありませんでした。

最初の「《せうえうか》の秘密」は暗号もの作品で
この凝りようはさすがこの作者とうならせるものです。

しかし他の3篇はミステリ要素が少なくなり
それなら最後にいよいよなにか仕掛けがあるはずだと思いましたが
それもなし。

ちょっと中途半端な作品のような気がしました。

ただ高校生を主人公とした青春小説としては
最後の「贈る言葉」なんてところはかなり良かったです。

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六つの手掛り

六つの手掛り六つの手掛り
(2009/04/15)
乾 くるみ

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連作短編ミステリで
かなりロジカルな作品集です。
良く考えないとわかりにくいので
私は理解できなかったのですが
パズラーものとして面白い作品群になっていると思います。

結果、人物像が浅い、動機が不明とかの批判もあるようですが
そこはこの場合いいのではないのではありますまいか。

最後の『一巻の終わり』ラストについて
”「仕掛け」がすごい”的な評価が多いのですが
あれは”仕掛け”でなくて単に”お遊び”程度ではないのではないのだろうかと
思うのですが・・・・
(面白い作品であることは間違いないです)

さて探偵役の 林・茶父(はやし・さぶ)
チャップリンのもじりであることに、
ずっと気づいていないまま読んでいたので
私も読み手として浅いな。

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