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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

聖なる怠け者の冒険

『聖なる怠け者の冒険』
森見富美彦
聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)
聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)


社会人2年目の小和田君は仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら
「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしを
する地味な生活。
ある朝目覚めると、小学校の校庭でぐるぐる巻きにされ、
隣には狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」が立っていて……
ここから「充実した土曜日の全貌」が明らかになる--。
著者3年ぶりの長編小説の文庫化!
文庫化に合わせて大幅改稿し、単行本とは違った新たな読み方ができる。


ということで元は新聞連載小説だったようですが
あとがきによれば、全体としてみれば「建て損ねた家」だそう。

そこで単行本化の際には、
基本設定は変えないものの全く違うものにしたそうです。
さらに文庫化の際には削り落とした部分があるとのこと。

私はこの文庫が初見です。

さて中身は相変わらずのモリミーワールド。
いいも悪いもなくこの世界が心地よい。
なむなむ。

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謎の組織はG.K.チェスタトンの『木曜の男』ですね。

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四畳半神話体系

『四畳半神話体系』
森見登美彦
四畳半神話大系 (角川文庫)
四畳半神話大系 (角川文庫)


私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、
現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には
無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれ
ない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!
さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっ
ぴりほろ苦い青春ストーリー。


上記紹介文の”私は冴えない大学3回生”
まあそうなんですがどうもニュアンスが違うので各短編の冒頭モノローグ
を引用します。


大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていないこと
を断言しておこう。異性との健全な交際、学問への精進、肉体の鍛錬など、
社会的有為の人材となるための布石の数々をことごとくはずし、異性から
の孤立、学問の放棄、肉体の衰弱化などの打たんでも良い布石を狙い
澄まして打ちまくってきたのは、なにゆえであるか。

↑面白そうでしょう。

この私の生活を語ったのが本書『四畳半神話体系』なのであります。

第一話は映画サークル「みそぎ」へ入った私
第二話は「弟子求ム」のビラにより弟子になった私
第三話はソフトボールサークル「ほんわか」に入った私
最終話は秘密機関<福猫飯店>へ入った私

と4話ともどうやらいわゆる並行世界での話です。
そんなわけで登場人物は同じ、エピソードも同じのもあり、引用したモノ
ローグは各話で使われています。
このように同じ文章を繰り返すことの面白さもありつつ、異なるエピソー
ドも当然あり、それらがそれぞれの話に微妙に関わってきているあたり構
成の面白さも見逃せません。

まあそんなことはおいておいても、相変わらずのモリミー節は冴え渡って
いて読んでいてニヤリ、クスクスと笑いがこぼれます。

それにしても皆なんて生き生きとしているんでしょう。

私、悪友の小津、樋口さん、明石さん、皆いいキャラクターです。
こんなに楽しい学園生活、私も体験してみたかった。
そんな風に思わせる楽しくそしてほろ苦さも併せ持つ物語でした。

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聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険聖なる怠け者の冒険
(2013/05/21)
森見 登美彦

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「何もしない、動かない」ことをモットーとする社会人2年目の小和田君。
ある朝目覚めると小学校の校庭に縛られていて、隣には狸の仮面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる怪人がいる。
しかも、そのぽんぽこ仮面から「跡を継げ」と言われるのだが……
ここから小和田君の果てしなく長く、奇想天外な一日がはじまる。


毎度御馴染みモリミーの長編ですが
新聞連載作品だったそうです。
(しかし単行本化で全面改稿のよう)

舞台は相変わらずの京都、時は宵山(祗園祭山鉾巡行前日の夜)
この日一日の小冒険譚です。

相変わらずのモリミー節で
そのストーリーはもうどうでもいいくらいですが
このふしぎな面白みっていい感じですなあ。

ところどころ
”筆者は~”なんて筆者が割り込んできたり
あるいはその小ネタ満載の文章は
最近読んだジャック・ルーボーの『麗しのオルタンス』を思い出しました。

実験小説と構えて読むものではありませんが
そんな手法を自然に行っているのがこのモリミーのようです。

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恋文の技術

恋文の技術恋文の技術
(2009/03/05)
森見 登美彦

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一筆啓上。文通万歳!
――人生の荒海に漕ぎ出す勇気をもてず、波打ち際で右往左往する大学院生・守田一郎。
教授の差し金で、京都の大学から能登半島の海辺にある実験所に飛ばされた守田は、
「文通武者修行」と称して、京都にいる仲間や先輩、妹たちに次から次へと手紙を書きまくる。
手紙のなかで、恋の相談に乗り、喧嘩をし、説教を垂れる日々。
しかし、いちばん手紙を書きたい相手にはなかなか書けずにいるのだった。
青春の可笑しくてほろ苦い屈託満載の、新・書簡体小説。


また読んじゃったよ森見登美彦。

本作は手紙のやり取りだけで構成された小説ですが
もう一文一文がオモチロイのであります。

手紙ののやりとりといっても
主人公・守田一郎からの手紙のみが紹介されるので
いきさつ等が不明のところが出てきますが
章が変わり別人へあてた手紙を読んでいくとだんだんわかるような仕掛けになっています。

ダメ大学院生とそのキャンパス・ライフの話で
あいかわらずの舞台設定なのかもしれませんが
これいいなあ。

ストーリーらしさもヤマ場もないのですが
それでなんとなくホンワカとした読後感が得られるのも不思議ですなあ。


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ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
(2010/05/29)
森見 登美彦

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小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。
この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、
その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。


ということで第31回(2010年) 日本SF大賞を受賞しています。
小学4年生のぼく(アオヤマ君)、ウチダ君、ハマモトさんと
”お姉さん” の不思議な活動ががなんともゆったりとしたテンポで展開していきます。

SF?ファンタジー?少年の成長記?
まったくなんともとらえどころのない小説ですが
さいごのセンテンスのちょっとしたうるうる感が心地よいです。

SF大賞という事で大上段に構えて読むと肩透かしをくうかも知れないので
気が向いたときにほんのちょっと読んでいくほうがいいかもしれませんね。

そんなのんびり感もこの小説にあっている気がします。

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夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
(2008/12/25)
森見 登美彦

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恥ずかしながら参りました。
なにしろ惹句が キュートでポップな恋愛ファンタジー です。

”太陽の塔”2ページ立ち読みから始まり、
その独特の表現というか言葉遣いにはまっていったのですが
もうオモチロイとしかいいようがないです。

恥ずかしながら。




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