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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

三つの棺

『三つの棺』
ジョン・ディクスン・カー
三つの棺〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
三つの棺〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)


【オールタイム不可能犯罪ミステリ・ランキング第1位! 】
ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、
コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。
やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。居合わせたフェル博士たちが
ドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた!
しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ!
名高い〈密室講義〉を含み、数ある密室ミステリの中でも最高峰と
評される不朽の名作が最新訳で登場!


フェル博士モノですが、へっ、へっ、へっと笑うのが嫌だ。
こんな人だったのか。

しかし有名な密室講義が面白く、
またフェル博士には、自分たちは探偵小説の登場人物だ、と言わせたり
遊び心満点です。

そしてミステリ的にはどうかというと・・・
かなり複雑です。
ある事象の誤認が分かり、事件がひっくり返っていく様は
大変スリリングですがその他が細かい。ついていけない。難しい。
ここらへんが上手く理解出来たら最高に面白かったんだろうなあ。
図解のトリック説明もあったりする本格中の本格。

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ユダの窓

『ユダの窓』
カーター・ディクスン
ユダの窓 (創元推理文庫)
ユダの窓 (創元推理文庫)


一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人
メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。話の途中
で気を失ったアンズウェルが目を覚ましたとき、密室内にいたのは胸に矢
を突き立てられて事切れたヒュームと自分だけだった??。
殺人の被疑者となったアンズウェルは中央刑事裁判所で裁かれることと
なり、ヘンリ・メリヴェール卿が弁護に当たる。被告人の立場は圧倒的に
不利、十数年ぶりの法廷に立つH・M卿に勝算はあるのか。
法廷ものとして謎解きとして、間然するところのない本格ミステリの絶品。



まずカーター・ディクスン。
ジョン・ディクスン・カーとは違う名義とは一体なんなのだろうか、
と思っていましたが別作品の解説にその理由が書いてありました。
ジョン・ディクスン・カーとして、出版社との契約作品数を
こなしてしまったのでそれ以上の作品は別名義にしたとの事。
なるほどね。

さて本作は巨匠の古典的名作なので昔読んでいる筈ですが
全く内容は忘れています。(最近こんな事が多いのに気付く)
キーとなる「ユダの窓」でさえ何を示していたか覚えていませんでした。

本作は密室モノであり、法廷モノであり、ヘンリ・メリヴェール卿
というキャラクターものでもあり、意外な真犯人ものでもあります。

そこへユーモラスな雰囲気を全体をまぶしており読みやすくて面白い。

密室の中に閉じ込められた被害者と被疑者。
この状況と「ユダの窓」との関係。
本作は怪奇性はないのですがカーはやっぱり面白い。

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不可能犯罪捜査課

『不可能犯罪捜査課』
ディクスン・カー
不可能犯罪捜査課 (創元推理文庫―カー短編全集 1 (118‐1))
不可能犯罪捜査課 (創元推理文庫―カー短編全集 1  (118‐1))


発端の怪奇性、中段のサスペンス、解決の意外な合理性、
この本格推理小説に不可欠の三条件を見事に結合して、
独創的なトリックを発明するカーの第一短編集。
奇妙な事件を専門に処理するロンドン警視庁D三課の課長マーチ大佐の
活躍を描いた作品を中心に、「新透明人間」「空中の足跡」
「ホット・マネー」「めくら頭巾」等、全十編を収録。


まず第一に文字が小さい!
創元推理文庫、1997年の45版。1ページ44文字×18行です。
(この前読んだ講談社文庫は38文字×16行。
老眼に優しいこの大きさの活字が良くなってきた。)

それを言い訳にしてしまいますが、なかなか文章に集中出来なかった。
登場人物も多くついていけなかったのもあります。

そんななか「銀色のカーテン」はなかなか良かった。
トリックうんぬんよりわかりやすかったってことですけど。

「めくら雑巾」は”解決の合理性”のあとにゴースト・ストーリーを
組み入れるという展開でした。
(日本の怪奇探偵小説っぽい味わいかも)

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帽子収集狂事件

『帽子収集狂事件』
ジョン・ディクスン・カー
帽子収集狂事件【新訳版】 (創元推理文庫)
帽子収集狂事件【新訳版】 (創元推理文庫)


“いかれ帽子屋”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。
ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。
そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。
古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて…。
比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンを
うならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作。



とかく有名な作品ではあるが、それほどの傑作でもないのかな、
というのが正直な感想でした。

犯行現場であるロンドン塔の平面図があるのだが、
これがわかりにくい。高さ、でっこみへっこみの立体感が全く掴めない。
日本家屋ならイメージが持てるがロンドン塔ではね。

これはあの部分だけでもいいので立体的な図にすべきだと思うんですが。
直していただけませんか。

数作しかカーは読んでいないけれど、そしていずれも面白かっただけに
そしてこれは有名な作品だけにちと残念。

えらそうにすみません。

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帽子、ポオの未発表現行がある絡み方をしますがここは面白かった。
そして張り巡らされた伏線も複雑に絡み合っていた・・・・
って結構よかったのかな。

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皇帝のかぎ煙草入れ

皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)
(2012/05/18)
ジョン・ディクスン・カー

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皇帝のかぎ煙草入れ

巨匠カーの1942年の作品です。
おなじみの怪奇趣味、密室モノとは異なる作品ですが
いやおもしろい。
実は最初に解説の頁をめくってしまい
犯人として、ある登場人物の名が目に入りかけていたのですが
本編を読んでいく中では、まさか犯人ではないだろうと
見事に作者の罠にはまって、まったく真相に気がついていませんでした。

”皇帝のかぎ煙草入れ”
かぎ煙草自体知らず全く馴染みのない小物なので
なんでこれが本作のタイトルになっているか読んでいる最中から疑問点だったのですが
(地味な単なる小物の名称ですからね)
なかなかこのタイトルのつけ方自体にも意味があったのかもしれませんね。

さて戸川安宣さんの巻末の解説ですが
【以下は、本文の読後、お読みください】とあるように
カーの仕掛けたトリックを細かく紹介しています。
あんな文、こんな文でいろいろフェアプレイをしておったのだなあ、
と感心するとともに
こういった解説らしい解説もいいもんだなあと思いました。

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妖魔の森の家

妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))
(1970/12/11)
ジョン・ディクスン・カー

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妖魔の森の家
カー短編全集2ということで
短編4編とほぼ長編1作の5作が収録されています。

「妖魔の森の家」
記念すべきヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)初登場作品のようです。
登場早々バナナの皮を踏みつけて転倒します。

凄い登場シーンですなあ。しかもバナナの皮。

バナナの皮=すべる、の文化史のなかにはぜひとも入れていただきたいエピソードです。

さて作品は過去と現在の人間消失に怪奇風味が加わったものですが
見事に合理的にH・M卿が解決します。
中島河太郎氏による解説も丁寧で
カーが細心の注意を払って伏線をいれていたことなど
具体例を入れて説明しています。

「軽率だった夜盗」「ある密室」ではギデオン・フェル博士が登場します。

ほぼ長編「第三の銃弾」は密室での銃による殺人事件。

犯人と目される男は発砲は認めるもののそれが外れて弾が被害者は死んでおらず
その直後の密室内のどこからかの発砲によって死んだことが確認されるも誰が撃ったかわからない。
さらにはその後の検死結果により実は死因は第三の銃弾だったことがわかり・・・
と不可能趣味満載の出来になっています。

カーはやはりいいですなあ
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火刑法廷

火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)火刑法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-1)
(1976/05)
ジョン・ディクスン・カー

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火刑法廷

広大な敷地を所有するデスパード家の当主が急死。
その夜、当主の寝室で目撃されたのは古風な衣装をまとった婦人の姿だった。
その婦人は壁を通り抜けて消えてしまう……
伯父の死に毒殺の疑いを持ったマークは、友人の手を借りて埋葬された遺体の発掘を試みる。
だが、密閉された地下の霊廟から遺体は跡形もなく消え失せていたのだ! 



実に面白い。
ジョン・ディクスン・カーの有名作です。
カーは不可能趣味、怪奇趣味などと言われるようですが
本作はそれらが見事に融合されています。
死体消失、壁抜けなどの不可能趣味が炸裂しますが
最後はきちんと本格派作品としてまとめ上げます。
さらにその上に・・・
ラストの凄さも忘れがたし。

いやあ実に面白い。

火刑法廷とは
十七世紀ルイ王朝のあいだ、とくに妖術や毒殺などといった
異例に属する裁判を審理し、火刑を宣言した法廷、の事だそうです。

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カーは他にもっと読んでみたいですが
これほどの面白さはあるのだろうか、というくらいの面白さでした。
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青銅ランプの呪

青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))青銅ランプの呪 (創元推理文庫 (119‐6))
(1983/12/23)
カーター・ディクスン

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エラリー・クイーンと語り明かした結果、
事件の発端として「最も魅力的」と結論されたという、
人間消失の謎に挑んだ名作。


とのことですが消失するまでに80ページを費やす長編です。
あまりカー(と カーター・ディクスンは同じ人とはご存知でしょうが)
は読んでこなかったのでなんともいえませんが
ネタ的にはまあそんなもんなんだろうなあ、といったところです。
しかしH・M卿などのふざけた会話の部分はおもしろく
そこらへんが魅力なのかもしれませんなあ。

結構ちゃんと伏線ははられていたようです。

60年以上も前の本ですが
なかなか面白いので
他の作品も読んでみたいなあ。
「帽子収集狂事件」とか「皇帝のかぎ煙草入れ」
あたりは読んでいるはずだが全く思い出せません・・・

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一角獣殺人事件

一角獣殺人事件 世界探偵小説全集(4)一角獣殺人事件 世界探偵小説全集(4)
(1995/11)
カーター ディクスン

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カーは有名なものを数点読んでいるはずですが
中身は全く覚えていません。
ということで
あまり聞かないタイトルでしたが
見かけない本だったので購入しました。
国書刊行会ってだけでなにやら惹かれますし
世界探偵小説全集ってのもいいですし
重厚感ある装丁も良いです。
できれば全部集めたいところです。

さて内容は
大ネタがどーんとくるタイプでなく
細かな伏線がちりばめられた地道な謎解きモノでした。
しかしなんとなくユーモラスでアクション的なシーンもあり
怪盗、覆面探偵、HM卿入り乱れてにぎやかな一冊です。
密室は出てきませんが
密室的状況での殺人についてさすがに面白かったです。
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