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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

鮎川哲也『悪魔はここに』

鮎川哲也『悪魔はここに』



戦時、満洲で莫大な資産を築いた牧良介。いまは山奥で隠居生活を送る
彼の還暦祝いに、親族や客人は集まっていた。遺産相続が話題に上るな
か、当の主が何者かに殺された!殺人は続き、なぜか、どの現場にも逆向
きにされた物が…。さらに、折からの強い台風で山荘は密室状態に。
不可解事件に名探偵・星影龍三の登場!鋭い「論理」で深層に迫る、
大好評シリーズ第三弾。



「薔薇荘殺人事件」
作中の語り手”鮎川哲也”が薔薇荘でのミステリが並ぶ書庫を見て
”私の書いたものは一冊もない。これは少々がっかりもし、また腹も立
った。こんな読者ばかりそろっているからわたしの印税がもうからない
のだ。実に怪しからん。”

これはこれとして本作は仕掛けがたっぷりのミステリ。

他の短編作品も含め死ぬ人が多い。
これも本格の論理の為か。

嫌味な名探偵星影龍三とワトソン役の”鮎川哲也”の関係性が面白い。


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戌神はなにを見たか

『戌神はなにを見たか』
鮎川哲也



本格推理の魅力に充ちた傑作長編。―東京・稲城市の櫟林で小日向大輔
の刺殺死体が発見された!物証は、外国人の顔が刻まれた浮彫と、小日向
の胃に未消化のまま残されていた瓦煎餅のみ。捜査陣の地道な努力によ
って、同業のカメラマン・坂下護が浮かびあがるが…犯行時刻、坂下は
推理専門誌の仕事で、乱歩生誕の地・三重県名張市にいたと主張するの
であった!アリバイ崩し、遠隔殺人トリック、改綴文などを盛り込んだ、
重量級推理小説。



たぶんおそらくつまりは決して傑作ではない気がする長編推理。
古い探偵小説作家の話がちょこちょこっと出てくる所が楽しい部分。
真相ではなかった事案の刑事たちの足取りも丹念に書くのでかなりの
分量になっているが、鮎川さんは楽しんで書いている気がする。

”解説”で本作の内容に触れていないのもこういった作品に
ありがちなパターン。
きっと評価が難しいのでしょう。

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ブロンズの使者

ブロンズの使者 (創元推理文庫)ブロンズの使者 (創元推理文庫)
(2003/07)
鮎川 哲也

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毎度お馴染み鮎川哲也の短編ミステリー集、三番館シリーズの第三弾です。
実はあまり好きなシリーズでなく本作もずっと積ん読状態でした。

弁護士から紹介を受け、私立探偵である「わたし」が事件を調査しますが解決せず、
いきつけのバー三番館のバーテンダーが真相を推理する。という構成です。

安楽椅子探偵であるバーテンダーも外見程度しか描写がありませんし
弁護士も外見程度、
「わたし」は鮎川哲也のイメージから離れた、酒と女が好きな軽い中年男性と、
キャラクターの味は感じられません。

むしろ「わたし」がいないほうがスッキリするのですが・・・

そんなわけでの積ん読状態だったわけですが
本短編集はわかりやすい作品が多かったのと
巻末の笠原卓さんの解説が良かったので楽しく読めました。

例えば「ブロンズの使者」の解説では
”刑事コロンボにも使えそうなアイデア”
なるほどその通りです。

「マーキュリーの靴」
マーキュリーとはギリシャ神話では泥棒の神様のヘルメスとの説明。
ここら辺を知っておくとさらに興味深くなっていきます。

と、なぜか解説についての感想を書いてしまいましたが
やはり鮎哲、手堅い謎解きモノは面白いです。

ただ「わたし」がねぇ・・・

↓応援よろしくお願いします。


「わたし」ファンの方。ごめんなさい。
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風の証言

風の証言 (創元推理文庫)風の証言 (創元推理文庫)
(2003/03)
鮎川 哲也

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地味な作風が多い鮎川哲也ですが
これも地味です。
しかし地味なアリバイ崩しが好きな地味な方は気に入ると思います。
地味な私は気に入っています。
いい感じの題名ですがちゃんと意味を持っています。

”地味”を6回使ってしまいました。
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