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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

はい、泳げません

『はい、泳げません』
高橋秀実
はい、泳げません
はい、泳げません


超がつく水嫌い。小学生の時にプールで溺れて救急車を呼ばれた。
大人になっても、海・湖・川などたくさんの水を見るだけで足がすくむ。
なのに、なぜか水泳教室に通う羽目に。
悩みながら、愚痴りながら「泳げる」と「泳げない」の間を漂った2年間。
混乱に次ぐ混乱、抱腹絶倒の記録。
史上初、〈泳げない人〉が書いた水泳読本。
泳げるようになって、人生変りましたか、ヒデミネさん?


第1章、水がこわくて仕方がない、が可笑しい。
プールの授業がいやで色んなウソを交えて休もうとしていたのが
今の人格形成につながった、というくだりは大爆笑です。
なるほど私の人格形成もこんな感じで出来てきたんであろうなあ。

その後の章は、スイミングスクールでの出来事を
とぼけた味わいで描いています。

全編可笑しい。桂コーチとのやり取りもいい。
高橋さんの筆にかかると皆いいキャラになりますね。
もちろん高橋さん本人がトボケたいいキャラだからでしょうが。

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当然ながらこれ読んで泳げるわけではありません。
(高橋さんは泳げるようになりました。)
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からくり民主主義

『からくり民主主義』
高橋秀実
からくり民主主義 (新潮文庫)
からくり民主主義 (新潮文庫)


賛否入り乱れる基地問題! 「反対」で生計を立てている人もいて、
ことはそう単純ではありません。民(みんな)が主役の民主主義は、
でも実際に現地を訪れるとその「みんな」が意外と見つからないのです。
「世論」、「国民感情」、「国民の声」の主は誰か? 米軍基地問題、
諫早湾干拓問題、若狭湾原発問題
──日本の様様な困った問題の根っこを見極めようと悪戦苦闘する、
ヒデミネ式ルポ。



いろいろな問題があり、
それに反対する声が報道で大きく取り上げられる事もある。
そんな状況での現地の人の対応を丹念に拾っていく様がいい。
”反対”を演じる人、賛成だけど言いにくい人、
こんな人達の生の声をユーモラスに取り上げている。
ヒデミネさんのキャラクターと取材のうまさによって
出来上がった極上のルポです。

そしてヒデミネさん自身は結論が出せず困っている。

この困り具合と本書のキモは、村上春樹(!)さんによる解説に詳しい。
ニヤニヤ笑いながら読みましょう。

高橋秀美さんの事は知ってから数年程度ですが、
この本での一編「親切部隊」は
1998年の別冊宝島『実録!サイコさんからの手紙』に書かれたもの。
そうするとこの時期にすでにヒデミネ式ルポを読んでいたんだなあ。

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ご先祖様はどちら様

『ご先祖様はどちら様』
高橋秀実
ご先祖様はどちら様 (新潮文庫)
ご先祖様はどちら様 (新潮文庫)


自分はいったい誰の末裔なのか?ヒデミネ流、ルーツ探しの旅が始まる。
役所で戸籍にあたり、家紋を調べ、祖先の土地を訪れ、専門家や親戚縁者
の話に耳を傾ける。自分似の遠戚と出会ったり、源氏や平氏、さらには天
皇家とつながったり……。
日本中を東奔西走、「歴史とは?」「過去とは?」「自分って何者?」と
問い続ける、じわり感動のノンフィクション。小林秀雄賞受賞。


本作はかなり個人的なルーツ探し。
過去をさかのぼる部分は、歴史ミステリでのペダントリックな記述のよう
な感じがしました。
そしてその部分は読み飛ばしちゃいました。ごめんなさい。

でもいつも通りなんか可笑しい高橋秀実節。
いい味してます。

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「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー

『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』
高橋秀実
「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)
「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)


フツーにやってたら勝てるわけがない。「弱者」はギャンブルを仕掛ける
しかないんだ! 練習時間、グラウンド、施設――すべてが不十分!
それでも東大合格者数1位の超進学校は、7年前に東東京大会ベスト16、
今年もベスト32に勝ち進んだ。守備より打撃、サインプレーなし、
送りバントもしない。どさくさで大量点を取って打ち勝つべし!
秀才たちが辿りついた結論は、高校野球の常識を覆す大胆なセオリー
だった。


アマゾンレビューが121件とスゴイ数です。
売れたんですね。
ミズノスポーツライター賞優秀賞という事よりも
テレビドラマ化の影響がやはり大きいんでしょう。
妙に売れたせいか、今ではどこのブックオフでも108円均一棚に
数冊見かける状態になっています。

私は最近、別の本で高橋秀実ファンになったので売るわけにはいかぬ。

さて高橋さんと云えばどこかトボケている文体で
読んでいて楽しいのですが、本作も当然同じテイストです。
本作のテーマは超進学校の野球部。
練習時間や施設で圧倒的に強豪校に負けるので、普通では勝てない。
ここで青木監督のいろいろな作戦があるのですがまあ素晴らしい。
この部分は読んでお楽しみですがまずもって青木監督のキャラいい。
こんなにいきいきと描かれるのも高橋さんの筆力ですなあ。

もちろん部員達もひとりひとり紹介しているが、
これまたみんなすっとぼけている。
超進学校の生徒という事でなんかイヤミな奴らかと
勝手に思っていましたが全くそんなことは無い。
素直で考えすぎたりしているやっぱり頭のいい生徒さんたちです。

そんなわけで売れた本でもあるし、高橋秀実入門にはよいです。

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解説が桑田真澄さんです。
おかしなところはなく真面目なのにどことなくユルサがあり面白い。

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趣味はなんですか?

『趣味はなんですか?』
高橋秀実
趣味は何ですか? (角川文庫)


無趣味人の著者はふと考えた。
蕎麦打ち、ヨガ、ガーデニングにボウリング…
世間に趣味は数あれど、自分が打ち込めるものはあるのだろうか。
東にカメを飼う人がいれば話を聞きに行き、
西に手相趣味の人がいれば占ってもらう。
消印収集の奥深さに驚き、階段を愛でるために上り下りする―。
見て、聞いて、やってみた趣味漫遊記!
これを読めば自分にぴったりの趣味が見つかる、かもしれない。


とにかく面白い。
高橋さんの、これらの趣味人への対応、実際の体験談、とぼけている。
趣味を語る人もどうもとぼけている人が多いようだが、
それにもまし高橋さん自体がとぼけていておかしい。

以下は本書より消印蒐集が趣味の方のエピソード

-それで、他の方たちは完集できたんですか?
「10人中5人完集しました。」
-あとの5人の方は?
「途中で亡くなりました。」
私は絶句した。完集に必要なのはお金ではなく、寿命だったのである。


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私の趣味は 「本を買う」です。




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