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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

僧正の積木唄

『僧正の積木唄』
山田正紀
僧正の積木唄 (本格ミステリ・マスターズ)
僧正の積木唄 (本格ミステリ・マスターズ)


「僧正殺人事件」が名探偵ファイロ・ヴァンスによって解決されて数年。
事件のあった邸宅を久々に訪れた天才数学者が爆殺され、
現場には忌まわしき「僧正」の署名が…。
全米中に反日感情が渦巻く中、当局は給仕人の日系人を逮捕。
無実の彼を救うため立ちあがったのは、米国滞在中の金田一耕助だった。



ヴァン・ダインの名作『僧正殺人事件』の後日談というかたちで
まず関係者の殺人事件が起こり、お馴染みファイロ・ヴァンス、
マーカム検事、ヒース部長刑事が出てきます。

さらには日本で活躍する前の金田一耕助が登場し事件に立ち向かいます。

『僧正殺人事件』を下敷きにしており、
やはり事前にこちらを読んでいた方が本作も楽しめると思います。
なにしろファイロ・ヴァンスの推理を否定するようなお話なのです。
(『僧正~』の推理の脆弱さはどうも昔から指摘されていたようです)

私は『僧正~』を楽しく読んではいたものの全く中身は思い出せないので
念のため途中でいろいろネットで確認したりしてしまいました。

さて山田版『僧正~』はかなりの大作ですが
ミステリとしてど派手な展開があるわけではなく地味といえば地味。

当時のアメリカの反日感情を描きたかったという事と
横溝正史先生へのオマージュ作品として読むのが正解なのかな。

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本作での金田一耕助はかなり先へ先へと手を打ちすばしっこい。
阿片が効いているときはこうなのでしょうか?
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病院坂の首縊りの家

『病院坂の首縊りの家』
横溝正史
病院坂の首縊りの家 (上) (角川文庫―金田一耕助ファイル)
病院坂の首縊りの家 (上) (角川文庫―金田一耕助ファイル)

金田一耕助最後の事件。
執筆においても最後の作品(悪霊島)の手前に書かれています。

金田一耕助の活躍譚を記す小説家の自称、砧の隠居
(作中での横溝正史本人なんでしょうまた金田一は、成城の先生と呼ぶ)
による序詞で始まり、拾遺で終わる最長の金田一耕助譚です。

『悪霊島』では磯川警部の人生も描かれましたが、
本作では等々力警部が活躍します。(いや、活躍はしてないか?)
とにかく横溝作品は人間関係が複雑で、
本作も出だしからその様子が濃厚だったので
初めて関係図を作成しながら読みました。
(後で知りましたがウィキペディアに関係図は載ってました。)

昭和28年に始まり昭和48年に解決と20年の歳月がかかったこの事件。
たぶん当時より真相を知っていた金田一耕助が
その時になにがしか動いていれば20年後の事件はなかったであろうと、
やはりいかにもの金田一譚であります。

トリックや仕掛けとかは全く期待せず、
ずっと”金田一耕助最後の事件”として読んでましたが
そのせいかやたらと面白かった。

本作品は、
この意味合い無くしてはミステリとして面白い作品ではない、
というのが実情だと思いますが、
これだけのファンサービス作品を残した横溝先生は
大変わかってらっしゃる方だったんだなあ。

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アメリカ帰り、昭和12年に『本陣殺人事件』で現れた金田一耕助は、
昭和48年、本作を以てふらりとアメリカへ帰っていってしまいました。
結構カッコいい幕引きですなあ。






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仮面舞踏会

『仮面舞踏会』
横溝正史
仮面舞踏会 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
仮面舞踏会 (角川文庫―金田一耕助ファイル)


裕福な避暑客の訪れで、閑静な中にも活気を見せ始めた夏の軽井沢を
脅かす殺人事件が発生した。被害者は画家の槇恭吾、有名な映画女優
・鳳千代子の三番目の夫である。華麗なスキャンダルに彩られた千代子は
過去二年の間、毎年一人ずつ夫を謎の死により失っていた。
知人の招待で軽井沢に来ていた金田一耕助は早速事件解決に乗り出すが!
構想十余年、精魂を傾けて完成をみた、精緻にして巨大な本格推理。


アマゾンレビューを見ていて実は驚いています。
かなり好評価です。
伏線も随所に張り巡らされているようです。
確かにそんな気はします。

ただ私は疲れていたのでしょうか。
個性無き登場人物たち(と思われた)が
かなり入り組んだ行動をしているようなのですが頭が付いていかず。
ただただ長いという印象しか残りませんでした。

真犯人とその犯行のきっかけも後味も悪く今回はダメでしたが
いづれみなさんのレビューを信じもう一度読んでみようと思います。
(体調の良い時に)

本作、金田一耕助は犯行を防げないのはいつも道理ですが
やたらと饒舌で明るくその点もなにか違和感あり。
私が疲れているんでしょう。

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さてさて旧カバー版は杉本先生のイラストが強烈でした。
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悪魔の寵児

『悪魔の寵児』
横溝正史
悪魔の寵児 (角川文庫)
悪魔の寵児 (角川文庫)

毎度お馴染み金田一耕助モノですが、本格推理ではなくてスリラー。
しかもエログロ。
結構横溝先生はこういうの多いです。

舞台は岡山でなく東京の場合はこんなのが多い。

金田一耕助もまったく力が入っていません。

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悪霊島

『悪霊島』
横溝正史
悪霊島(上) (角川文庫)
悪霊島(上) (角川文庫)

毎度お馴染み金田一耕助モノです。
これは横溝正史の最後の長編になります。
雑誌連載が1979年から1980年と、これは”最近”といっていいでしょう。
物語の年代も昭和42年です。

本作、なんといっても角川映画「悪霊島」です。
映画パンフレット 「悪霊島」 出演 鹿賀丈史/岩下志麻

公開が1981年と非常に連載時期と近く、
今でいうメディアミックスを想定して
横溝先生も執筆をされていたのでしょうか。

本作、横溝正史ワールド全開の舞台装置で、
またトリックやロジックといったものが非常に薄口の作品なので
わかりやすい映画向きなのだったのかも。

「鵺の鳴く夜は恐ろしい…」というキャッチフレーズも良かったし
なんといってもビートルズ!
レット・イット・ビーを主題歌とし、挿入歌ではゲット・バック。
シングル盤を買っておけばよかった。

私はなぜか映画館で観た気もするのですがここら辺は記憶が曖昧です。
岩下志麻さんがいろんな意味で強烈でした。

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