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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

私家版鳥類図譜

『私家版鳥類図譜』
諸星大二郎



ホラー、ファンタジー、歴史活劇……“鳥”をモチーフに幻想漫画の
巨匠が腕をふるった全6皿のフルコース!
地下都市で、古代日本で、そして東京のベッドタウンで……謎の翼が、
あなたを冒険に誘う。


全6話ならぬ全6羽

第6羽「鳥を見た」
現代、少年、秘密、冒険、諸星さんらしい内容で本短編集でのベスト。

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新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか

『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』
田村圭介・上原大介



新宿には「新宿」と名のつく駅が10もあり、日々、364万人もの人をさば
いている。364万人というのは、たとえばドイツの首都、ベルリンの人口
に匹敵する。新宿駅は交通結束点として、どのようにしてこれだけ多く
の人を、大きな事故もなく毎日さばいているのだろうか。この謎にター
ミナル駅に詳しい話題の大学准教授と、50万ダウンロードの大ヒットRPG
スマホアプリ「新宿ダンジョン」の開発者が迫る。


今なお変化している複雑怪奇な新宿駅の歴史を追った本です。
その部分はかなりの内容かと。

交通システムとして、人の流れをコントロールする仕組みについての
内容かと思ったら違っていました。そこはちょっと残念。
また書店で開いたページに暗号という言葉と図案が載っていたので
風水の仕掛けもあったのかと思いましたが特に暗号でも何でもなかった。

結局、なぜ1日364万人をさばけるかについての解は得られませんでした。

よってアマゾン評価も、書名に偽りありと判断する人は低評価傾向です。
高評価は、私も新宿駅で迷いましたよ、って人。内容の評価ではない。

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諸星大二郎の名作「地下鉄を降りて」を読もう。
これは東京駅の話ですが。
『夢みる機械』収録
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ぼくとフリオと校庭で

『ぼくとフリオと校庭で』
諸星大二郎



諸星大二郎が作り出す、抜け出せない不思議世界の迷路。
入り口は、本書収録の10作品の扉から──。


大昔より単行本で愛読していましたが、
どこかへしまい込んでしまったのでこの文庫版を買いました。
でもきっとこの文庫版もすでに買っている気もしてきました。

「ぼくとフリオと校庭で」
ポール・サイモンの同名曲より。
但し内容が関連しているわけではなく
このタイトルをもてあそんでいるうちに出来た作品だとか。
「もうちょっとするとUFOがくるんや。UFOを待ってるんや・・・」
という富利夫というちょっと変わった小学生との交流を描く、
ちょっと物悲しい雰囲気のあるSF作品です。

「鎮守の森」
これは諸星さんお得意の、神や鬼をテーマにした伝奇モノです。
コワい話ですが諸星印の安心感があります。

「流砂」
流砂の外の世界へ出ることを諦めた人々と、
ここを出ようと決心する若者の話です。
当然妨害が入ってしまうのですがラスト2コマ目が出色。

「黒石島殺人事件」
若い女性の腐乱死体騒動で事件は二転三転します。
最後は、閉鎖された島、というコワさが滲んできます。

「城」
これこそ諸星さんならではの現代社会を描いた作品。
書類を届けるために出張で都会に来た若い会社員が、
なかなか決済がもらえずたらいまわしにされるという内容です。
どこにも悪人はおらずとも、そういうシステムの中で我々は生きている。
コミカルな展開ながらラストは哀愁感漂います。
大傑作。

「蒼い群れ」
臓器を売って生きていくしかない人たちと
これら社会を描いたハードな作品で主人公の風貌は不幸そのもの。
伝奇的な内容にはならず、社会システムの理不尽さを描いています。

主な作品を紹介しました。
読んで損はない作家ですが絵柄がダメな人はいるかもしれません。
非常に重い線で画を描く人です。

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壁男

『壁男』
諸星大二郎
壁男 (双葉文庫 も 9-4 名作シリーズ)

多分持ってるんだけどどこかにしまい込んでいるので購入。

壁の中を徘徊する、意識を持った”壁男”3部作に過去の名作を並べた
短編マンガ集です。

意識を持ち自ら”壁男”と認識する何者かの話から
だんだん物語がエスカレートしていく様は
これぞ諸星先生という作品です。
後半、家が歪んでくる描写など伊藤潤二を連想してしまいました。
もしかすると伊藤潤二さんの奇想の元は諸星先生からきているのかも。

抒情的な「遠い国から 第一伸」も忘れがたい作品です。
異国を旅する男(諸星先生?)が遭遇する奇妙な風景の話です。

谷底に家が消えた後も男の視線は残った
印象的なシーンです。

男は誇り高く宙に舞いガラクタの数々とびちる感動のフィナーレ!
これも忘れないシーンです。

他、会社員や会社自身を得体知れないものと捉えた
「鰯の埋葬」「会社の幽霊」など傑作ぞろいです。

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凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉
北森鴻
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮文庫)


《異端の民俗学者》蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。
ある寒村で死者が相次いでいるという。
それも禍々しい笑いを浮かべた木造りの「面」を、
村人が手に入れてから――(表題作)。
暗き伝承は時を超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて
浮遊する……。那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、
怪事件の全貌が明らかになる。本邦初、民俗学ミステリー。全五編。


冒頭には諸星大二郎先生への献辞がありなんかうれしい。
という事で異端の民俗学者を主人公とした、
民俗学をテーマにしたミステリです。

最初にある一篇を読んだのはかなり昔なのですが
その時はなぜかこの主人公を無意識に男性と思って読んでいました。
最近、とあるアンソロジーで1作読んだ際、
この主人公は女性であることにようやく気付きました。

美貌の年上の女性とそれに振り回されるボク、というフォーマットが
実は好き(!)なのでその意味でも全作読んでみたいと思っていました。
(でも異端の民俗学者というのもところが何より好き)

さて内容は難しいの一言で、
民俗学的部分の理解はほとんど出来ていないのですが
こういうペダントリックな文章も好きなもので読んでいて楽しい。

今回シリーズ中3冊同時に購入しましたので
楽しみがまだまだ続きます。

さてこのシリーズ1回だけドラマ化されたようです。
もし今度ドラマ化するなら
蓮丈那智は竹内結子さんか木村佳乃さんあたりでどうでしょうか。

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