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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

スチームオペラ

『スチームオペラ』
芦辺拓



蒸気機関を主な動力源とする大都会に暮らす少女エマは空中船“極光号”
の船長である父を迎えるため港への道を急いでいた。船内の一室で、ガ
ラス張りの“繭”に封じられた少年を発見し、解放してしまったエマは、
彼と共にその場に居合わせた名探偵ムーリエに弟子入りして都市で頻発
する不可能犯罪を調べることになり…。夢溢れる空想科学世界を舞台に
贈る傑作本格ミステリ!


蒸気機関で発達した文明での物語で、エーテル推進装置とかそんな言葉
も出てきます。そういった世界の中でのミステリですが、この作品でミ
ステリ的な驚きを得るには後半まで読まねばなりません。
ここまで読み続けられない人もいることも多いのではないでしょうか。

蒸気機関という設定での驚きと、もうひとつ人を喰った部分での驚きが
待っています。

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金田一耕助VS明智小五郎ふたたび

『金田一耕助VS明智小五郎ふたたび』
芦辺拓
金田一耕助VS明智小五郎 ふたたび (角川文庫)


復員してきた金田一耕助がひらいた探偵事務所に
名門・柳條伯爵家の息子が訪れ、その後何者かに殺害された。
事件の嫌疑は金田一にかかっているようで……。
金田一耕助と明智小五郎、2大名探偵が事件に迫る!


二人もしくは金田一耕助が登場する短編が5作収録されています。

そして表紙絵は角川文庫の一連の横溝正史の表紙絵でお馴染みの
杉本一文。

今回の絵はなんだか諸星大二郎みたい。

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金田一耕助VS明智小五郎

『金田一耕助VS明智小五郎』
芦辺拓
金田一耕助VS明智小五郎 (角川文庫)
金田一耕助VS明智小五郎 (角川文庫)


昭和12年、大阪。老舗薬種商の鴇屋蛟龍堂は、元祖と本家に分かれ
睨み合うように建っていた。エスカレートする本家・元祖争いで起きた
惨事が大事件に発展するなか、若き名探偵・金田一耕助は、
トレードマークの雀の巣頭をかきむしりながら真相究明に挑む。
もう一人の名探偵・明智小五郎も同地に到着して―!?
豪華二大名探偵の共演作に、本文庫のための書き下ろし
「金田一耕助対明智小五郎」を加えた、目眩くパスティーシュワールド。


わかりずらいですが
本の表題は『金田一耕助VS明智小五郎』
収録作品は『明智小五郎対金田一耕助』と『金田一耕助対明智小五郎』

他に数篇収録。

大乱歩や横溝正史作品での「史実」を上手く絡めて作られたこの作品群は
ファンならいろいろな場面でニヤリとするのでしょう。
私もかなり読んでいる方ですが全く追いついていけません。
力作です。

表紙絵が杉本一文さんなところも嬉しいところです。

『金田一耕助対明智小五郎』では明智小五郎がこんなこと言ってます。

われわれ探偵の世界には、奇妙な不文律があって、
それは同業者が着手した事件には極力介入しないということなんです。


なるほどそうだったのか。

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怪人対名探偵

『怪人対名探偵』
芦辺拓
怪人対名探偵 (講談社文庫)
怪人対名探偵 (講談社文庫)


磔刑、絞首刑、美女監禁 最高の本格推理!
下校途中に暴漢に襲われ、顔に傷を負った玲美。頻発する不穏な事件に
落ちこむ彼女を励まそうと誘われた“コスプレ・パーティ”で、
玲美は謎の<怪人>と出会う。時計台の磔刑、気球の絞首刑、
監禁した美女への拷問…そして最後に森江春策が明かす驚愕の真相!
江戸川乱歩へ捧げる著者畢生の傑作本格ミステリ。


森江春策モノ。
とにかく事件が猟奇的で残忍だ。
一件一件の犯罪のリアリティなど無視して、
とにかく乱歩先生の少年探偵団的なノリで物語が進みます。
途中からメタ的趣向になっていき、
これは回収が難しいけど”森江春策”ならなんとか収めるだろう、
と期待して読みました。

無事収束して安心しました。

現代によみがえった乱歩的世界。
本格なのかどうかは分からなくなってきましたが一気読みしましたよ。

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異次元の館の殺人

異次元の館の殺人異次元の館の殺人
(2014/08/19)
芦辺 拓

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『異次元の館の殺人』


真相を見抜かないと、元の世界には戻れない。謎は解けるのか?

冤罪が疑われる殺人事件の追加捜査のため、
とある洋館に赴いた菊園検事と森江春策。
しかし、謎と推理の迷宮は、思わぬところにその口を開けていた……。
著者が持てる技と力のすべてを駆使した、異相の本格ミステリ!


毎度御馴染み森江春策モノですがSF的設定になっております。
”シュレディンガーの猫”などでてきてなにやらうれしい展開です。
さて密室殺人がテーマですが
語り手の女検事が間違った推理を披露するたび
その推理が明らかに成り立たないパラレルワールドに飛ばされます。
このたびに登場人物の名前も少しづつ変わっていきます。
森江春策も ”夏策”になったりしてます。

この語り手の推理はもはや手垢のついたような内容なのですが
それが最終的に面白く展開していきます。

SF的にはあまり深い意味合いや、合理性は少ないような気もしたのですが
さすが芦辺拓”本格”です。

↓異次元で応援よろしくお願いします。
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